2011年06月16日00:00 カテゴリ安全衛生 精神障害にかかる労災支給決定件数 前年比1.3倍の308件と急増 意外と低い長時間労働との相関関係 過重労働による脳・心臓疾患やメンタルヘルス不全の問題が深刻化していますが、厚生労働省は先日、平成22年度の「脳・心臓疾患および精神障害などの労災補償状況」を取りまとめ、公表しました。本日はその中から、精神障害などに関する事案の状況について取り上げることとしましょう。 今回の発表のポイントをまとめると以下のとおりとなりますが、労災補償の請求件数、支給決定件数共に過去最高を記録しています。中でも支給決定件数の伸びは平成21年度の234件から308件へと1.3倍もの大幅な伸びを見せています。 労災補償の「請求件数」は1,181件(同45件の増)となり、2年連続で過去最高。労災補償の「支給決定件数」は308件(同74件の増)で過去最高。業種別では、