東京都品川児童相談所が一時保護した子ども2人との面会を不当に制限したとして、母親と祖母、子ども2人が都に計2530万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であり、伊藤正晴裁判長は「違法な面会制限と言えない」として請求を棄却した。 児相は2019年2月、当時5歳の長男が虐待されている疑いがあるとの保育園の通告をきっかけに、当時2歳の長女とともに2人を一時保護した。その後、家裁は父親による虐待を認め、2人は20年10月に児童養護施設に入所。祖母が2人に初めて面会したのは一時保護から2年6カ月後で、母親は4年後だった。