ウクライナ問題、実利優先 苦言の一方、対ロ貿易拡大―インド 2023年02月11日07時07分 会談するインドのモディ首相(左)とロシアのプーチン大統領=2022年9月、サマルカンド(EPA時事) 【ニューデリー時事】ウクライナ侵攻から1年となる中、インドは実利優先の外交姿勢を貫いている。ロシアに停戦を促し、欧米諸国とも良好な関係は維持する。一方で、原油をはじめ対ロ貿易は拡大している。 G7、対ロ軍事支援企業に制裁検討 中国・北朝鮮・イラン―侵攻1年で 「戦争の時代ではない」。昨年9月、モディ首相はウズベキスタンで会談したロシアのプーチン大統領に対し、直接苦言を伝えた。旧ソ連時代からの友好国で、欧米の経済制裁にも加わらないインドの侵攻批判は波紋を呼んだ。 モディ氏は昨年12月にもプーチン氏、ウクライナのゼレンスキー大統領と立て続けに電話会談。停戦に向け仲介役を担うことに意欲を示した。 一方