タグ

ブックマーク / sci-tech.jugem.jp (10)

  • 眠気が襲うほど食後の体は急変している | 科学技術のアネクドート

    「腹八分目に医者いらず」といいます。腹いっぱいべず、すこしべる量を控えめにしていおけば、病気になる心配は少ないという格言です。 病気にかかるまでには日数のかかるものですが、その日その日の生活でも「腹いっぱい」までべるか、「腹八分」で抑えるかで、大きな差が出てくることが人びとの経験からわかっています。つまり、腹一杯にべて眠くなるか、腹八分で抑えて眠くならないか、のちがいです。 たとえば、会社員の人が昼休み、定屋でいつもはしないご飯のおかわりをするとします。すると、会社に戻ってしばらく経ってからの時間帯、眠くて眠くてしかたなくなります。眠かったら寝てしまうほうが、よほど生物としては自然な生きかたですが、会社員というべつの立場からすれば眠ってしまうわけにもいきますまい。 たくさんべると、どうして眠くなるのか。これには、さまざまな理由がいわれています。おそらく、「そのうちのこれこそが正

    眠気が襲うほど食後の体は急変している | 科学技術のアネクドート
  • アルツハイマー病は“3型糖尿病” | 科学技術のアネクドート

    人の人口はおよそ1億2000万人。その6人に1人が、「糖尿病が強く疑われる人」あるいは「糖尿病の可能性否定できない人」にあてはまるといいます。2007年の国民健康・栄養調査で、日人の2210万人が上のどちらかにあてはまるとされているのです。 糖尿病は、血液のなかのブドウ糖の濃度が正常よりも高い値を示す「高血糖」がつづくといった症状の病気です。べものや飲みものが体で消化されると、肝臓でブドウ糖がつくられます。ブドウ糖は、からだを動かすためのエネルギー源。しかし、糖尿病になると、ブドウ糖が細胞のなかに取りこまれず、血液のなかにあふれてしまいます。そのため高血糖がつづくわけです。糖尿病を放っておくと、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害といった病気も起きてきます。 血糖値を下げるには、膵臓のβ細胞とよばれる細胞から分泌される「インスリン」というホルモンが欠かせません。このインスリンの

    アルツハイマー病は“3型糖尿病” | 科学技術のアネクドート
  • 米国の“情報研究”の手、市民のブログやツイッターにも | 科学技術のアネクドート

    米国の国防総省には「情報先端研究プロジェクト活動」(IARPA:The Intelligence Advanced Research Projects Activity)とよばれる事業があります。 この事業を、国防総省は「米国にとって未来の敵国を凌駕するような情報優位性をもたらしうる、危険度が高いながらも見返りの大きい研究プログラム」と位置づけています。そして、3年から5年といった事業期間に焦点をあてています。 具体的な事業にはどのようなものがあるのでしょう。たとえば「鋭敏分析事務局」(Ofiice of Incisive Analysis)という部門が管理しているプログラムのひとつに「オープンソース指標」(OSI:Open Source Indicator)というものがあります。

    sarutoru
    sarutoru 2013/06/07
    「情報先端研究プロジェクト活動」
  • 米国の連邦取引委員会、顔認識技術の利用法を提言 | 科学技術のアネクドート

    (2013年)4月3日付のこのブログに「機械が顔から性別や年齢を推定」という記事がありました。顔認識技術や顔属性推定技術といった情報技術により、機械が人の顔を自動的に識別することができるようになっている、という話です。 そこで米国では、米国連邦の独占禁止法と消費者保護法を管轄する連邦取引委員会(FTA:Federal Trade Commission)が、2012年10月、“Facing Facts Best Practices for Common Use of Facial Recognition Technologies”(直面する事実 顔認識技術利用のベストプラクティス)という報告書を発表し、企業などが顔認識技術をどのように利用するのが適切か、提言をしています。

  • 「遅かりし教訓」が“科学の無知”を警鐘 | 科学技術のアネクドート

    当にそれが問題の原因なのかはわからない。でも、いま手を打っておかないととりかえしの付かないことになりそうだ。だから手を打っておこう……」 日ではあまり浸透していませんが、ものごとへの対処のしかたに「予防原則」という考えかたがあります。1992年にリオデジャネイロで行われた「国連環境開発会議」(地球サミット)で採択された「リオ宣言」に、予防原則の意味するものがもりこまれています。 「深刻な、あるいは不可逆的な被害のおそれがある場合には、完全な科学的確実 性の欠如が、環境悪化を防止するための費用対効果の大きい対策を延期する理由として使われてはならない」(原則15、一部を抜粋)

  • 新聞社が原子力利用を推進――原発導入の経緯をたどる(4) | 科学技術のアネクドート

    米国は、アイゼンハワー大統領が「原子力の平和利用」を国連で訴えた裏で、原子力の戦争利用をも視野に入れていました。原子爆弾を再びつくり、さらには水素爆弾をつくり、使える準備をしようとするものです。

  • ミニ朝日新聞が渋谷をミニジャック | 科学技術のアネクドート

    東京のJRの駅コンコースに、立体的な広告が登場しました。朝日新聞社の「ミニ朝日新聞」の企画広告です。画像は渋谷駅のもの。 広告壁に貼られてあるのは「ミニ朝日新聞」。シール式に貼り付いていて、ぺりっとはがすと新聞を手に入れることができます。いったんはがせばべたべたしない圧着式のシールの束ね紙が壁の広告についています。

  • 科学ジャーナリストのサイモン・シンさん訴えられる | 科学技術のアネクドート

    英国の科学ジャーナリスト、サイモン・シンさんが、英国脊髄調整治療協会から名誉毀損で訴えられました。人のメールマガジンのほか、英国の新聞テレグラフ紙なども伝えています。 シンさんは2008年春『Trick or Treatment? Alternative Medicine on Trial』(錯覚か治療か? 試されている代替医療)』という著書を、医師のエドザード・エルンスト教授とともに上梓。 直前の4月19日、シンさんは英国のガーディアン紙に「Beware the spinal trap Some practitioners claim it is a cure-all but research suggests chiropractic therapy can be lethal(背骨の罠に注意 開業医は万能治療と言うが、調査は脊髄調整療法は死ももたしうることを示唆)」という題の記事を

  • 小松秀樹さん「医療を崩壊させないために」 | 科学技術のアネクドート

    きのう(2007年12月12日)早稲田大学で、虎ノ門病院泌尿器科部長・小松秀樹さんの講演がありました。 病院から医師が去っていき、運営が成り立たなくなる「医療崩壊」。この話題に触れるとき、小松さんの名前は欠かせません。2006年『医療崩壊』というを表し、医療崩壊が起きている事実をはじめに世に知らしめた人物のひとりです。 なぜ、病院などの現場で医療崩壊が起きているのでしょうか。 「患者は、現代医学は万能であり、医療行為が適切であれば、病気はたちどころに発見され、治癒するものと思いがちである。これに対し、医者は医療に限界があるだけでなく、危険であると思っている」 つまり、医者が最善をつくしたとしても、患者側は治癒されないことに不満をいだきます。その不満を訴訟というかたちで司法に訴える患者側もいます。背景には、知る権利の拡大などにより、医者と患者の関係が“父と子”から“サービス業と客”に化した

  • 科学技術のアネクドート

    八幡宮の石段に 立てる一木の大鴨脚樹 別當公曉のかくれしと 歴史にあるは此蔭よ (『鉄道唱歌』東海道編 第7番) 「唱歌の面影」連載 大和田建樹(1857-1910)が作詞した『鉄道唱歌』の第7番から第9番までは「鎌倉」を舞台としたもの。第7番で大和田は、鶴岡八幡宮に光を当てています。 「大鴨脚樹(おおいちょう)」とは、鶴岡八幡宮の石段の脇にあるイチョウのこと。長いことこの神社を象徴する木となっていましたが、2010(平成22)年3月10日未明、根から倒れているのが見つかりました。折からの強風によるものとみられます。 鶴岡八幡宮の源流は、平安時代中期の武将だった源頼義(988-1075)が1063(康平6)年、石清水八幡宮を勧請した、つまり移しまつったことにあります。頼義が建てたその神社の場所はというと鎌倉の海寄りのほう。いまの鎌倉市材木座にあります。建立から100有余年の1180(治承

  • 1