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ブックマーク / www.matatabi.net (1)

  • 茨木のり子:自分の感受性ぐらい

    ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性ぐらい 自分で守れ ばかものよ 「戦後現代詩の長女」こと茨木のり子さんの超有名な作品。 最後の「ばかものよ」という叱咤の言葉はきっと自分自身に向けて放ったのだろうが、心にずっしりと響く。 「自分できちんと考えて生きていく」ということを掲げていきたい。 (茨木のり子さん談 より抜粋) それに、一億玉砕で、みんな死ね死ねという時でしたね。それに対して、おかしい んじゃないか、死ぬことが忠義だったら生まれてこないこと

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