2016年10月4日、衆議院議員会館で「籾井会長NO!取り戻せNHKを視聴者の手に!」という集会が開かれた。主催したのは「NHK全国退職者有志」。何千人にも及ぶNHKのOB・OGが署名を集め、籾井会長退任を求めて運動を続けているのだ。間もなく任期切れを迎える籾井会長が再任するのか退任するのかは年内に決まる(次期会長正式就任は1月)。本人はたぶん再任を望んでいると思うが、この人のトンデモぶりには、産みの親というべき安倍政権も手を焼いていると言われ、遠くない時期に何らかの判断がくだされることになる。 「政府が右というものを左というわけにはいかない」「原発報道は公式発表をベースに」などの暴言を始め、NHK史上最も会長にふさわしくない会長と言われる籾井氏だが、意にそわぬ幹部を更迭するなど、支配固めは着々と行ってきた。まっとうな意見を述べる職員は飛ばされるという恐怖政治があと何年か続けばNHKは取り