【パリ共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は3日現在のまとめとして、2012年の1年間に取材活動中に死亡したジャーナリストの数が89人となったと発表した。これまでで最多だった07年の87人を上回り、RSFが調査を開始した1995年以来、最悪としている。 国別で最も多かったのは内戦が続くシリアとソマリアで、それぞれ18人。シリアの犠牲者には北部アレッポで8月に殺害された日本の映像記者、山本美香さん=当時(45)=も含まれる。 自分で撮った映像などをネットで公開する「市民ジャーナリスト」の犠牲者も11年の5人から47人に急増。