ネット広告でウイルス感染させる手口が拡大している。7月に続き、9月にも日本語の不正広告が正規の3000サイトに表示され、ウイルス感染が広がった。ブラウザーで表示しただけで感染することもある厄介なものだ。(ITジャーナリスト・三上洋) 国内の正規サイトに不正広告が登場し、最低でも50万人が閲覧 9月の不正広告を表示したユーザー数。トレンドマイクロのソフト利用者だけでの数字なので、実際にはこれ以上のユーザーが表示しているはずだ(トレンドマイクロによる) インターネット広告に赤信号が灯(とも)っている。正規サイトでの広告を使って、ウイルス感染させる手口が広まっているためだ。インターネット広告費は日本国内だけで1兆円を超えると言われているが、広告でウイルス感染させる手口が広まれば、ネット広告市場全体の信頼度を下げることになる。 この不正広告について、セキュリティー大手・トレンドマイクロが自社ブログ