独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原 武平太)は、生体認証の情報セキュリティ対策を推進するため、生体認証を導入しようとしている担当者及び意思決定者、または既に生体認証を導入済みの担当者を対象とした「生体認証導入・運用のためのガイドライン」として2007年7月18日(水)より、生体認証の利用者を対象とした「生体認証利用のしおり」を2007年12月19日(水)よりIPAのウェブサイトで公開しました。 本ガイドラインは、「バイオメトリクス・セキュリティ評価に関する研究会」(座長:小松 尚久 早稲田大学教授)において、昨年12月から行われた検討の成果です。 「生体認証導入・運用のためのガイドライン」及び「生体認証利用のしおり」は、近年急速に普及している生体の特徴(指紋、静脈、虹彩等)を利用した生体認証システムのセキュリティに関わる状況について、正しい理解を深め、適切な利用の
「第26回自動認識システム大賞」作品の応募を開始いたしました。自動認識を使用した、国内で導入されている技術やシステムをご応募ください。期間:3月1日から5月31日まで。
「Adobe Reader 7.0以上」、「印刷不可」・「検索不可」、「編集・加工及びテキスト・図(グラフ)の抽出等不可」、「しおり機能無し」。 ※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
バイオメトリクス認証は,生体の一部や動作の特徴を使って本人を識別する認証方式のこと。生体認証とも呼ばれる。かつては研究所など高いセキュリティが要求される施設で使われることがほとんどだったが,最近はかなり身近なものになってきた。例えば,現在では多くのノート・パソコンや携帯電話端末に指紋認証装置が搭載されている。また銀行ATMへの導入例も増えてきた。 社会的認知度が高まるなか,バイオメトリクス認証の技術開発は,かつてないほどの熱を帯びている。古くからある「指紋」や「虹彩(アイリス)」,中堅どころから突如最前線に飛び出した「静脈」,ブレークを狙う「顔」などバイオメトリクス認証といってもさまざまだ(図1)。いずれもセキュリティ確保と利便性の両立を図り,安心・安全の社会を支え得る技術として,ヒト・カネ・モノが投入されている。 図1●バイオメトリクス認証で研究されている部位や動作 指紋や静脈といった静
■Matsumoto Laboratory 松本研究室のメインテーマ: 情報セキュリティ (人・モノ・データ・お金・ソフトウェア・ハードウェア・ネットワーク・生活・社会に係る論理的・物理的セキュリティを主題とする基礎から応用までのすべて) ■松本 勉教授のプロフィール: http://er-web.jmk.ynu.ac.jp/html/MATSUMOTO_Tsutomu/ja.html 横浜国立大学 大学院 環境情報研究院 教授 http://www.eis.ynu.ac.jp/index.html <環境情報学府・情報メディア環境学専攻 教授> 電子メイル:tsutomu (at) ynu.ac.jp 担当 横浜国立大学 http://www.ynu.ac.jp/index_top.html 教育組織: 環境情報学府 情報メディア環境学専攻 情報メディアコース http://www.ei
3次元の仮想環境を使う総合監視システム 2007年5月10日 国際情勢 コメント: トラックバック (0) Luke O'Brien 2007年05月10日 VSOC指令センターに設置されたインタラクティブ画面に、新たな脅威がリアルタイムで表示されていく。Photo credit: Boeing バージニア州アーリントン発――サングラスをかけた中年女性が空港の混雑した通路を歩いている。特に不審なところはない。少なくとも、周りの旅行者たちに危害はなさそうだ。しかしこの女は少し前、非常口から忍び込み、セキュリティー・チェックを回避している。そして今、人込みの中にまぎれ込もうとしている。 女は結局、何もしなかった。数秒後に警察に拘束されたためだ。ただし、これは世界中の米国大使館に配備が進められているセキュリティー・プラットフォームのデモでの話だ。空港警備員の持つ携帯情報端末(PDA)には、早々に
「US-VISIT」プログラムは,米国に入国する外国人から指紋を採取し,その行動を監視する制度だ。先ごろ,この制度の展開状況について触れた記事を読んだ。その中では,最終段落が一番興味深かった。 「2004年1月以来,US-VISITは4400万人以上の入国者を扱った。米国土安全保障省(DHS)のプレスリリースによると,1000人弱の犯罪者や不法入国者を見つけて逮捕したという」 私は2004年にUS-VISITを取り上げ,「コストが高過ぎて,悪いトレードオフになっている」と書いた。(その記事で書いたように)「次の段階(the next phase)」に必要なコストは150億ドルだった。総コストがそれをはるかに上回ることは間違いない。 一応,ここでは150億ドルとしておこう。US-VISITは1000人の犯罪者を捕まえた。そのほとんどは凶悪犯でなかった。悪人を1人拘束するのに1500万ドルかか
産業技術大学院大 瀬戸 洋一 指紋によるモバイル機器認証,銀行ATMにおける静脈認証,IC旅券での顔データ保管,IC運転免許証での顔データ保管──。これらバイオメトリクス(生体認証あるいは身体認証)は身近な存在になりました。 ところが,まだ導入にはいろいろな問題があります。本記事では,技術の導入に際して,ベンダーとユーザーが考慮すべき重要なポイントを述べます。 2001年を境に見方が変化 バイオメトリクスの重要性が認知されたのは,2001年です。関係者の間では,2001年を普及元年と呼んでいます。 さて,元年から7年たちました。皆さんにとって,やっと7年でしょうか?もう7年でしょうか? 長い日々,技術開発や市場の立ち上げに悪戦苦闘してきた私にとっては,もう7年も経ったというのが実感です。 2001年に起こった米国での同時多発テロを境に,バイオメトリクスへの見方が大きく変化しました。それ以前
前回記事の中で、ニーモニックセキュリティ代表取締役の國米仁氏が書いた「奇怪論理と優良誤認に脅かされる情報セキュリティ」という論文を紹介した。この論文は、理詰めでものを考えない国民性への批判にもなっており、大変面白いので、情報セキュリティに関心がない方もぜひ読んで頂きたい。 たまたま2006年4月12日に、日本経済新聞が朝刊の1面で、ニーモニックセキュリティの技術を紹介していた。國米氏は、生体認証技術を本人確認へ使うことを批判する一方、4桁の暗証番号を代替する方法を提案している。新聞記事を受け、日経ビジネスオンラインに2006年4月17日付で『生体認証の怪 かえってセキュリティ強度が下がるのはなぜ?』というコラムを書いた。 このコラムには読者から反応があり、質問をいくつかいただいた。質問の多くは、コラムの中で紹介した本人認証技術に関するものであった。そこで2006年5月29日付で、『続・生体
「前回」に続き、リスクマネジメントと技術導入のトレードオフを巡る事例として、銀行の生体認証機能付きキャッシュカードを取り上げる。今回は、2005年12月14日に日経ビジネスExpressの特別番組『不屈の経営』の中で公開した『メガバンクの生体認証キャッシュカード、安全性を巡るいくつかの論点』を再掲する。本稿では、インターネット上に公開されている論文を引用しつつ、生体認証機能付きキャッシュカードの是非を考えるための論点を整理してみた。枠組みは現在も有効と思うので再び掲載する次第である。 三井住友銀行が2005年12月19日から、「生体認証キャッシュカード」の受け付けを開始した。預金者の指2本の静脈パターンデータをICキャッシュカードに登録、このデータを使って本人かどうかを確認する。メガバンクにおける生体認証キャッシュカードの導入状況を見ると、東京三菱銀行が先行しており、三井住友銀が2行目とな
プライバシ保護団体の米TRUSTeと市場情報を手掛ける米TNSは米国時間1月9日,米国人のバイオメトリック技術に対する意識調査の結果を発表した。それによると,回答者の82%はパスポートにバイオメトリック認証を導入することに賛成しているという。運転免許証については4分の3が賛成しており,社会保障カードでは72.6%が賛成している。回答者の52%は,「バイオメトリック技術を使って米国人を認証することにより,テロリストが米国内で活動しにくくなる」と考えているという。 調査により,回答者は,セキュリティと引き換えに多少プライバシが損なわれても仕方が無いが,情報が悪用される可能性もあると考えていことが明らかになった。53%の回答者は,バイオメトリック技術の導入により,「政府が行動を追跡できるようになるため,プライバシが大幅に損なわれる」と考えている。60%は「政府が情報を悪用する可能性が高い」と回答
富士通は3月9日、手のひらの静脈を使った生体認証(バイオメトリクス)装置の小型版を開発し、国内外で販売を始めた。生体認証は銀行ATMなどで採用が拡大するとみられており、システム構築などを含め今後3年間で売り上げ800億円を目標に掲げる。 一方、指の静脈を認証に使うシステムを展開する日立製作所も今後3年間で1000億円の売り上げを目指している(関連記事参照)。両社はほぼ同じ市場をターゲットにしており、金融機関のATMなどの採用合戦で火花を散らす。セキュリティ意識の高まりに合わせ、手のひらと指から生まれたビジネスの“脈”をめぐる競り合いが激しくなりそうだ。 新製品は35(縦)×35(横)×27(厚さ)ミリ。従来製品(70×70×27ミリ)から体積で4分の1に小型化した上、認証時間も1.5秒と半分に短縮。動作環境の高温上限を50度から60度に引き上げ、屋外の設置にも対応しやすくなった。USBポー
大日本印刷は5月12日、手のひら静脈認証と指静脈認証の両方に対応した初のICキャッシュカードを開発したと発表した。両方式は金融機関のATMで採用が進んでいるが、互換性がないのが課題だった。新カードはどちらの方式でも使えるのが特徴で、複数の金融機関が採用を決めているという。 3月末に全銀協の標準仕様が改訂され、1枚のカードに複数方式を搭載することが仕様化されたのを受け、新仕様に準拠して開発した。指静脈と手のひら静脈の両方を登録しておけば、どちらかの方式に対応しているATMで生体認証機能を利用できる。 非接触型にも対応できるほか、ワンタイムパスワード生成機能の追加なども可能。 指静脈認証は日立製作所が推進し、三井住友銀行などが導入。富士通がおす手のひら静脈認証は三菱東京UFJ銀行などが採用している。DNPは約100の金融機関からICキャッシュカードを受注しており、新カードで今後3年間に50億円
プロファイリング・ビジネス~米国「諜報産業」の最強戦略 スポンサード リンク ・プロファイリング・ビジネス~米国「諜報産業」の最強戦略 とても興味深い現実が書かれている。 9.11同時多発テロ以降の米国で、急成長している民間の「諜報」産業の実態に肉薄したレポート。主役はこんな企業たちである。企業ごとにひとつの章で語られており、新しいがグレーゾーンのニーズに目を付けた経営者のベンチャー物語としても面白く読める。 ・Acxiom Corporation http://www.acxiom.com/ ・ChoicePoint http://www.choicepoint.net/ ・LexisNexis http://www.lexisnexis.com/ ・Seisint, Inc. http://www2.seisint.com/ ・Identix http://www.visionics.
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