ドイツ・ミュンヘン(Munich)の米領事館で指紋認証を実演する女性(2007年12月13日撮影)。(c)AFP/DDP/JOERG KOCH 【2月14日 AFP】欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会(European Commission)は13日、EU加盟国に域外から外国人が入国する際、指紋採取や写真撮影などを義務付け、入国管理を厳格化する方針を明らかにした。「シェンゲン協定(Schengen)」に基づく域内での人の自由な移動を保障するためだという。このほかEU予算でカメラやセンサー、無人偵察機などの監視設備を整備することも検討される。 新方式では、短期滞在ビザの申請には申請者の本国にある渡航予定国の領事館に生体認証情報などを提出しなければならない。この情報はビザ情報データベースに登録される。 このデータはEU加盟国間での出入国時に確認され、出入国日時と場所の情報が加えられる。ビザ