初期流産の原因が残業のせいじゃないかと周りに責められた人に「排卵はガチャガチャみたいなもので育つ卵と途中で発育が止まるようプログラミングされた卵がランダムに出てくる。流産を防ぐ方法はないから責任ないよ」というと泣くほどホッとしてた。初期流産は受精の時点でほぼ決まってるって広まれ!
その治験の動画を札幌医科大学で初めて観た時の衝撃は忘れがたい。 「右手動きますか?」 「左足動きますか?」 そう医師から尋ねられたベッドの男性は手足を動かすことができなかった。事故で脊髄を損傷し、首から下の四肢が麻痺していたからだ。男性はいわゆる“寝たきり”の状態だった。 尋ねられたあと、男性はある点滴を投与された。 すると、その翌日、劇的な変化が起きた。それまで麻痺していた手足がいきなり動きだしたのだ。それどころか、その日のうちに自分で車椅子を操作するという段階にも至った。 半年後、男性は自分の足で退院していった。 動画に収められていたのは、まるで魔術のような治療だった。 この医療を実現したのが、本望修・札幌医大教授だ。本望氏は、「間葉系幹細胞」という患者自身の細胞を使うことで、自己治癒力を引き出す治療を導き出した。 脊髄損傷は、不慮の事故などで誰もが突然見舞われる可能性があるものだ。国
医療情報をSNSで発信する「#インスタ医療団」をご存知でしょうか。「妊娠中コーヒーを飲んでもいい?」や「おモチは何歳から?」などちょっと聞きたいことを発信しているそうで、メンバーの1人の小児科医を取材しました。 大阪・河内長野市の大阪南医療センターで小児科医として勤務する加納友環さん(36)。プライベートでは4歳と2歳、2人の娘を育てるパパです。加納さんは「ぱぱしょー」と名乗り、ツイッターとブログで医療情報の発信を始めたのは、3年前。長女・侑愛ちゃん(4)が生まれ、妻に上手な授乳方法のアドバイスをしようとネットで検索したことがきっかけでした。 「どうもネット上では『母乳がすばらしくてミルク育児そんなに』という意見がちょっとみられて」(大阪南医療センター・小児科医 加納友環さん) 小児科医として何かできることはないかと考えた、加納さん。ミルク育児の良さもあるという意見をツイッターで発信したと
かかりつけ医がいつも処方している薬は、効果と安全性の面で自分にとって最良なのだろうか。著名な医師が薬や病気についてメディアで語る内容は信じられるのだろうか。 そんな疑問を持ったことはありませんか? 米国では、製薬会社から医師への2,000円ほどの飲食の提供で、その医師の処方が変わるという研究もあります。医師による薬の処方やメディアでの発信を監視するには、医師と製薬会社との利害関係を「透明化」することが重要です。 探査報道メディア・Tansaと特定非営利活動法人の医療ガバナンス研究所は、製薬会社から医師個人に支払われた金銭を誰もが調べられるデータベースを作成しました。土台になったのは、製薬会社が自らのホームページで公開しているデータです。 2016年度から公開を始め、2019年度版からは医療ガバナンス研究所の事業として引き継ぎました。 みなさんへの適切な薬の処方に役立つことを私たちは期待し、
これまで有効な治療法がなかった脊髄損傷。不慮の事故などで重い後遺症を抱えた患者は、そのまま車いすや寝たきりの生活が続くのが常だった。そんな脊髄損傷患者をめぐる状況が、大きく変わるかもしれない。昨年末、患者自身の細胞を使った画期的な再生医療製品の製造販売が、厚生労働省に承認されたからだ。脊髄損傷の再生医療製品が承認されるのは初めてで、公的医療保険の適用対象となる。開発を主導した札幌医科大学の研究チームによる成果とは。(ジャーナリスト・秋山千佳、森健/Yahoo!ニュース 特集編集部) その動画は、スポーツで脊髄損傷を負った40代の男性がベッドに横たわっている様子から始まる。男性は首から下の四肢がほとんど動かなくなり、寝たきりのまま札幌医科大学附属病院に搬送された。けがから約1カ月半後、ある「細胞」の入った薬剤を点滴で投与された。
鳥取大学などの研究グループは、がん細胞がヒトの体内で栄養や酸素を得るため血管につながろうとする動きを促進する遺伝子を特定したことを明らかにし、「がんの進行を抑える薬の開発などにつながる」としています。 これは鳥取大学医学部の尾崎充彦准教授が東京大学との共同研究の成果として発表しました。 それによりますと、がん細胞はヒトの体内で近くの血管を枝分かれさせて自身につなげることで栄養や酸素を得ていますが、研究グループはその仕組みに重要な役割を果たす遺伝子を特定したということです。 その遺伝子は、血管を形づくる働きをする「MTA1」で、がん細胞を持ったマウスを使って「MTA1」の働きを低下させる薬の効果を実験したところ、がん細胞につながる血管が作られなくなり、がんの細胞の98%が死滅したということです。 研究グループでは「がんの進行を抑える薬などの開発につながる」としています。 鳥取大学医学部の尾崎
老化の抑制に重要な役割を果たす「ニコチンアミド・モノヌクレオチド(NMN)」という物質が、細胞内に取り込まれる仕組みを、米ワシントン大の今井真一郎教授(老化学)らの研究グループがマウスを使った実験で突き止めた。加齢に伴う病気の仕組みの解明や治療法の開発につながりそうだ。英専門誌ネイチャーメタボリズムに8日、論文を発表する。 この物質は、野菜などに含まれ、摂取すると体内でNADと呼ばれる物質に変わる。NADは加齢とともに減少し、様々な病気と関連することが知られる。 これまでの研究で、NMNを飲み水に混ぜて与えたマウスは、通常に比べて「中年太り」による体重の増加が約1割少なく、加齢に伴うエネルギー代謝の低下などが抑えられることなどを確認している。また、NMNを与えると、血糖値を下げるインスリンの効き方の悪化や、骨密度の低下といった老化現象も抑えられることも判明。投与による副作用はみられなかった
「音量は普通に聞こえるのに、言葉が聞き取れないという症状に3年くらい悩まされています」 女子学生があげたこのツイートが拡散、「私もそうだ」と同じ症状に悩む人が次々と苦しさを訴え始めました。時を同じくして耳鼻科医も偶然、症状を知ってもらうためのサイトを立ち上げていました。この症状「聴覚情報処理障害」と言います。 (ネットワーク報道部記者 和田麻子 目見田健 飯田耕太)
2017年9月、糖尿病患者さんのための新しい血糖測定器 ”Freestyle Libre”、通称「リブレ」が日本でも保険適応となった。 「リブレ」は従来の常識をくつがえし、血液を採ることなく手軽に血糖測定ができる夢のようなデバイスだ。頻回の測定が気軽にできるだけでなく、測っていない時間の血糖もメモリに記録し、あとからグラフで振り返ることができる。患者さんにとって点の情報でしかなかった血糖値は、線の情報として「見える化」された。 この「見える化」、単に便利なだけでなく、それ自体に治療的な効果があることもわかってきた。値がよく見えることは、よく管理することにつながるということだ。 とはいえ、見えすぎることもまた問題をはらんでいる。自分の意思などおかまいなしに暴れる血糖値を目の当たりにし、恐怖を覚える患者さんは少なくない。それは他ならぬ自分の身体すら、制御できない恐怖である。 そう、この血糖値と
山田:2011年に米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らのグループが開発した光免疫療法は、これまでのがん治療法とは大きく異なる新しい治療法として注目されています。この商業化を進めている米ベンチャー企業、アスピリアン・セラピューティクス(カリフォルニア州)には、これまで個人として出資をしてきましたが、楽天も出資を行って本格的にがん治療事業に参入します。この進捗についてご説明ください。 きれいにがん細胞が消えていく 三木谷:現在、がん治療のメインの流れは、免疫療法になっている。それに対し、光免疫療法のアプローチはまったく違っていて、基本的には「生物学」と「化学」と「物理学」の3つを組み合わせています。 どのように治療するのか。がんに特異的にくっつく抗体に特定の赤外線を照射します。すると、直後からがん細胞のみの壊死が始まるのです。 画期的なことは、これがさまざまながんに適用できる可能性
「最先端の技術で医療に衝撃を」――。そんなミッションを掲げ、人工知能(AI)やブロックチェーンの医療応用を目指すベンチャー企業、NAMが2017年10月に事業を開始した。「AIを利用した問診ボット」「機械学習を利用した疾患予測モデル」「深層学習とブロックチェーンを使った次世代カルテシステム」などのサービスを、2018年初頭から矢継ぎ早に投入。医療AIサービスを提供するクリニックも立ち上げる。 NAMは2017年11月28日に東京都内で記者発表会を開催。独自の仮想通貨「NAMコイン」を使ったICO(イニシャル・コイン・オファリング:仮想通貨技術を使った資金調達)を同年12月24日から実施し、100億円の調達を目指すと発表した。調達した資金は、医療AIサービスの研究開発に充てる。
薬を届けるのが難しいヒトの脳に薬を運ぶ超小型のカプセルを東京大学などの研究グループが開発し、将来的にアルツハイマー病などの治療法の開発に役立つ可能性があるとして注目されています。 東京大学と東京医科歯科大学の研究グループは、アミノ酸を使って直径が1ミリの3万分の1ほどのごく小さなカプセルを開発しました。 このカプセルの表面をブドウ糖で覆うと、脳の血管にある特定のたんぱく質がカプセルのブドウ糖と結びついて脳の中に運ぶことができるということです。 さらにグループは、空腹の状態だとこのたんぱく質が積極的にブドウ糖を運ぶことに注目し、空腹のマウスでこのカプセルを使ってこれまでの薬の100倍ほどの効率で脳に取り込ませることにも成功したということです。 グループでは、カプセルの中に薬となる物質を入れればこれまでにない治療効果が期待できるとしています。 東京医科歯科大学の横田隆徳教授は「認知症のほか、神
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