第1部 企業を取り巻く環境の構造的変化 世界経済は、従来の常識をはるかに超えたスピードで構造変化を遂げている。冷戦構造の崩壊と前後して、市場主義経済圏の急速な拡大が始まって以降、国内・国際経済は連関(リンケージ)の度合いをますます強め、経済連携・水平分業の動きが加速している。そうした中で、財・サービスの流れは、多様なチャンネルを通じて一層複雑化しつつある。また、ICT(情報通信技術)の発展は、時間の壁、距離の壁、知識の偏在という障壁の克服に寄与した。その結果、国際競争の激化と人類が経験したことがない未曾有の変化が生じている。 一方で、地球環境問題、地域紛争の増加など、経済発展の制約となる課題も増えつつある。 地域ごとにスピードの差はあるものの、世界経済は総じて拡大基調で進んでいる。このような中で、日本経済は2002年初めから、景気の回復基調が続いている。今回の景気回復は好調な輸出を契機に、
ワーク・ライフ・バランスには2つの側面があります。1つは、雇用や労働市場のあり方を改革することで人々が柔軟に働ける社会を作るというものです。もう1つは――こちらは見過ごされやすい点ですが――人々が柔軟な働き方を通じて家庭生活や個人生活の満足を高められるようにするという側面です。 男女共同参画社会(男女の社会的機会の均等が保証され、女性も男性も共に自分の職業的キャリアと家庭の幸せに価値を置く人々が多数派となる社会)を実現するにはfamily-friendlyな職場環境とwork-friendlyな家庭環境が必要になります。また、特に日本の場合は、仕事と家庭の役割の両立度を社会的に高めないと、晩婚化・非婚化や少子化に拍車をかけ、女性の育児離職率が高いままで女性人材の活用が進まず、さらに女性への統計的差別を再生産する、という意図せざる結果を生むことになります。経済的効率も、理論的には本来、人々の
伊藤穰一氏は日本で生まれ、米国で教育を受けたビジネスマンだ。先頃、「Web 2.0」カンファレンスに参加した伊藤氏のネームバッジの社名部分には「We Know Guild」と書かれていた。 これはオンラインゲーム「World of Warcraft(WoW)」の中で彼が運営しているギルドの名称だ。このギルドにはベンチャーキャピタリストや最高経営責任者(CEO)のほか、インターネットエコノミーの名士たちが参加している。ネームカードにギルド名を書いたのは内輪の冗談かもしれないが、実際のところ、彼の職業をひとことで言い表すことは難しい。 伊藤氏にはたくさんの顔があるからだ。主立ったところでもTechnoratiの国際部門のゼネラルマネージャー、Six Apart Japanの会長、ベンチャーキャピタル「ネオテニー」の創設者で代表取締役社長、ICANN理事、Creative Commonsボードメ
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