こども政策の強化に関する関係府省会議で発言する小倉将信こども政策担当相(左奥)=東京都千代田区で2023年1月19日午前8時59分、竹内幹撮影 政府は19日、岸田文雄首相が掲げる「異次元の少子化対策」の具体化に向けて関係府省会議の初会合を開いた。3月末までに「たたき台」をまとめる方針で、座長の小倉将信こども政策担当相は「政府一丸となって、いまだかつてない踏み込んだ大胆なたたき台を作りたい」と強調した。昨年の出生数が初めて80万人を割り込むことが確実視される中、局面の転換につながる政策を示し、裏付けとなる財源確保策に踏み込めるかが焦点となる。【横田愛、奥山はるな、菊池陽南子、源馬のぞみ】 巨額事業 財源議論はまた先送り 初会合には関係府省の担当局長らが出席。今後有識者や子育て当事者らへのヒアリングを進め、対策を具体化することを確認した。 「異次元の少子化対策」で首相が筆頭に挙げたのが児童手当