北朝鮮で覚醒剤の蔓延が問題になったのは最近のことではない。金正恩氏の指示で、薬物犯罪を厳しく取り締まっているという情報もしばしば届く。だが、覚醒剤使用は、根絶どころかさらにすそ野が拡がり続けているようだ。10月に入って、日本の高校にあたる高級中学の生徒が、校内で覚醒剤を吸ったとして検挙されたという情報が飛び込んできた。 北部の両江道恵山(ヘサン) 市の取材協力者が10月末に伝えてきたところによると、市内の新興(シンフン)高級中学の校内で覚醒剤の服用、密売が行われているとして保安署(警察)による集中捜査が行われ、5人の生徒が検挙された。親も保安署に呼ばれて調査を受けているという。 取材協力者の説明はこうだ。 「新興中学校は、トンチュ(新興成金)や、政府・党の幹部の子供たちが通う学校として有名。問題なのは、子供たちが親を介して薬物に接したり、友人同士で気軽に吸引を勧め合うことだ。最近では生徒た
中国の習近平主席が訪朝している裏で、韓国政府の役割低下と無気力ぶりに対し、韓国で最も有名な南北関係の専門家・丁世鉉元統一部長官が苦言を強く呈している。 ●ベテランの一喝「事を起こせ」歯に衣着せぬ発言で連日のようにメディアを賑わせているのは、40年以上にわたり南北関係を政府内外から見つめ続けてきた丁世鉉(チョン・セヒョン、74)氏だ。 1977年の国土統一院(現:統一部)への入省を皮切りにキャリアを重ね、2002年1月から2004年6月にかけては、金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権にまたがり統一部長官を務め、北朝鮮との関係改善と非核化交渉の最前線を担った。 こうしたキャリアに裏打ちされた知見に加え、歯に衣着せない物言いで朝鮮半島情勢を解説する同氏は、テレビやラジオ、シンポジウムなどで大いに人気を博している。 その丁世鉉元長官が一貫して主張しているのは、韓国政府の積極的な行
金正恩・北朝鮮国務委員長が金剛山観光地区を現地指導し、金剛山に設置された南側施設の撤去を指示したと朝鮮中央通信が23日報道した//ハンギョレ新聞社 北朝鮮が25日、南の当局に通知文を送り「金剛山(クムガンサン)の南側施設撤去」問題を協議しようと公式に要請した。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「施設撤去」の指示を出して二日目だ。北朝鮮の行動で何か急いでいるような態度が歴然としている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領がこの日、大統領府で「金剛山の施設撤去は国民感情に反し南北関係を傷つけかねない」と表明した通り、何の代案もなく実際に施設撤去が成されると南北関係は元に戻すことができない破局状態に陥りかねない。 政府は北朝鮮の通知に対して「環境の変化を十分検討して創意的な解決策をとる」と明らかにした。北朝鮮が金剛山観光再開のために韓国政府はいっそう努力しろとの趣旨で「撤去通知」という強硬姿勢を見
閣僚の失言・謝罪・辞任 相次ぐ安倍政権 “多弱野党”の対応を問う わずか1週間で4大臣の不祥事 その背景は… 国会議論の在り方 日本と英国の違い 野党の武器「質問主意書」が増加する理由とは? ゲスト 逢坂誠二(立憲民主党 政務調査会長) 渡辺 周(国民民主党副代表) 山口真由(元財務官僚/ニューヨーク州弁護士) 金井辰樹(東京新聞 編集局次長) 消費増税から1か月 日本の分配政策は公平なのか 貯め込む「内部留保」過去最高463兆円 なぜ日本の賃金は上がらないのか? 大企業と富裕層優遇に庶民から怒りの声 広がる格差、没落する中間層に打つ手は… ゲスト 山本幸三(元地方創生担当相) 森永卓郎(獨協大学経済学部教授) 磯山友幸(経済ジャーナリスト)
“スタジオが取材現場になる!”BS-TBSの報道番組『報道1930』。前日の放送内容のまとめを配信中!10月25日のテーマは「日本各地に寄港100回超の衝撃!“制裁の抜け穴”は…」毎週月曜~金曜よる7時30分~8時54分生放送!『報道1930』公式HP:https://www.bs-tbs.co.jp/houdo...
「国連制裁違反に関与した船舶が、日本に頻繁に入港している」 最近、韓国政府は国連等で、日本政府による「国連制裁違反」との批判を強めている。日本からすれば、韓国が難癖をつけてきたと思うだろうが、残念ながらこれは事実である。 2018年8月以降、韓国政府は計10隻の国連制裁違反船舶の入港を禁止した。たしかにその中には、日本へ頻繁に寄港する船舶も複数含まれている。 例えば、うち1隻にトーゴ船籍の貨物船「Tai Xin号」がある。この船は18年8月以降、少なくとも3回、日本に寄港しており、その際、海上保安庁が立ち入り検査を行っていた。直近では大阪港で19年7月16日に検査が実施されている。検査だけで3回ならば、日本の港への入港実績はもっと多いはずだ。さらにもう一隻ベリーズ籍の貨物船「XIN YANG688号」も日本に寄港している。国際海事機関(IMO)の船舶…
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は1日、南北経済協力事業の金剛山観光問題を話し合うために韓国が提案した実務会談の開催を北朝鮮が拒否している状況に関連し、改めて当局間による実務会談の必要性を強調した。 韓国統一部の金銀漢(キム・ウンハン)副報道官は、この日の定例会見で「金剛山問題の解決に関してわれわれの立場は一貫している」とし、「問題解決のためには南北当局間はもちろん、南北の事業者間、そして韓国政府と事業者の間でも緊密な協議が必要だというのが政府の立場だ」と明らかにした。 統一部は、先ごろ北朝鮮が金剛山の韓国側施設の撤去を要求したことについて「金剛山地区の新たな発展方向」を議論するために対面での実務会談を提案したが、北朝鮮はこれを拒否し、書面での協議を求める姿勢を崩していない。 協議対象も韓国政府が提案した「新たな発展方向」ではなく、「施設の撤去」問題に限っている。 金錬鉄(キム・ヨンチョル)
中国の支援を受けて開発が進められているとみられる三池淵(サムジヨン)郡の工事現場を視察する金正恩氏(中央)。朝鮮中央通信が10月16日に配信した(ロイター) 北朝鮮が10月、東部の景勝地、金剛山(クムガンサン)の観光事業として韓国が建設した施設の撤去を韓国側に要求し、親北政策を進めてきた文在寅(ムン・ジェイン)政権が焦りを募らせている。米国の顔色をうかがって、中断している事業再開にこぎ着けられない韓国への当てつけとみられるが、昨年来、北朝鮮と急接近している中国・習近平国家主席の後ろ盾も見え隠れする。 金剛山の観光事業は南北経済協力の象徴とされ、1998年に韓国財閥「現代グループ」の鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長(当時)が訪朝して以来、韓国官民の資金が湯水のように注がれた。その資金は北朝鮮の核開発につぎ込まれたと指摘される。 しかし、2008年に韓国人観光客が北朝鮮軍に射殺される事件が起
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は25日、金正恩党委員長が平安南道(ピョンアンナムド)の陽徳(ヤンドク)郡温泉観光地区の建設現場指導したと伝えた。現地指導日時は明らかにされていない。 金正恩氏は8月にも同地区を現地指導しており、12月から運営するよう指示していた、 同通信によれば、金正恩氏は「陽徳郡温泉観光地区の環境と雰囲気が本当によい、これから温泉場とスキー場が運営を始めるとここは人々でにぎわうだろう、このような陽徳の風景を金正日総書記に見せてやれるならどんなによいだろうか」と胸熱く語ったという。 また、「陽徳郡温泉観光地区を見て回ると頭が澄んできて気分がさっぱりする。金剛山観光地区と本当に対照的だ、適当に建物を建てておいて利潤追求を目的とした資本主義企業の建築と勤労人民大衆の要求と志向を具現した社会主義建築の本質的差を総合的に、直観的に見せている」と語った。 先日、金剛山観光地区を現地指導した
制裁をうまく逃れ、中国から命綱を提供され、トランプ米大統領が国内で弾劾問題に直面していることが、非核化交渉で北朝鮮を強気にさせていると、専門家や当局者は指摘する。写真はミサイル実験のニュースを見るソウルの人たち(2019年 ロイター/Heo Ran) 制裁をうまく逃れ、中国から命綱を提供され、トランプ米大統領が国内で弾劾問題に直面していることが、非核化交渉で北朝鮮を強気にさせていると、専門家や当局者は指摘する。 トランプ大統領も北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長も、3度の直接会談で築いたとする良好な個人的関係を強調し続けている。しかし、北朝鮮は先ごろ、忍耐が切れつつあるとし、年末までに交渉姿勢を変えるよう米国に迫った。 北朝鮮は10月31日の2発を含め、ミサイルを相次ぎ発射することで、どこまでが約束違反になるのか試している。武器の使用規制を具体的に定めていないことが、北朝鮮に核兵器開発の継続を
【ワシントン=中村智隆】菅義偉(すが・よしひで)官房長官は9日午後(日本時間10日午前)、米ワシントンの国務省でポンペオ国務長官と会談し、北朝鮮の飛翔(ひしょう)体発射を受け、日米間で緊密に連携する方針で一致した。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、無条件で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合うという安倍晋三首相の決意を伝達した。シャナハン国防長官代行とも会い、沖縄を含む米軍再編に関し意見を交わした。 菅氏は会談後の記者会見で、北朝鮮の飛翔体発射について「日米の間で分析、対応を含めてあらゆるレベルで緊密に連携していくことで一致した」と述べた。 会談では北朝鮮の非核化に向け、国連安全保障理事会決議の完全な履行で一致した。日本政府は米国や韓国と協力し、中国、ロシアをはじめとする国際社会と連携していく考えだ。拉致問題の早期解決に向けた緊密な連携も確認した。 このほか、トランプ大
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官は2日、前提条件なしに金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談を目指すとした安倍晋三首相に対し、「わが国に天下の悪事を働いておきながら、面の皮がクマの足の裏のように厚い」と批判した。朝鮮中央通信が報じた。 北朝鮮が首相の無条件会談提案に反応を示すのは初めてとみられる。朝鮮半島統治に対する賠償など、過去の清算が先だと主張し、牽制(けんせい)する狙いのようだ。 報道官は、北朝鮮が「正しい決断をすれば、制裁が解かれる。金氏の選択にかかっている」とした河野太郎外相の発言を「分不相応な妄言」と非難。「安倍は協議方針が変更したかのように宣伝し、執拗(しつよう)に平壌の扉をたたくが、わが国への敵視政策に変わったことなどない」と主張した。 その上で「わが民族にもたらした罪悪の清算を考えず、憎らしく振る舞っていては『日の沈む国』『沈没す
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