映像コンテンツの配布メディアがVHS,DVD,そしてBlu-ray Discと変遷する中,次世代の配布メディアと目されるのがインターネットです。映像配信ビジネスの果実を得ようと,「AppleTV」で映画のレンタル・サービスを始めた米Apple社から,動画共有サイト「YouTube」を擁するGoogle社,そして国内でVODサービス「アクトビラ」を展開するAV機器メーカーまで,業種を超えた競争を繰り広げています。 そんな競争を取材する中で,ある一つの疑問が頭をもたげてきました。そもそも映像配信サービスは,どれだけのCO2を排出するのか。環境負荷の大きさが普及を阻害することはないのか,と。前回のブログ「消費電力が気になる」に続き,映像配信のCO2排出量を試算してみました。 映画好きなら「地球半周」分のCO2を排出? 日本を例にとると,ブロードバンド・ネットワークのCO2排出量について,通信量1