SDNの理想と現実――ネットワーク運用でのSDNの現実的な活用法を考える:SDNで始めるネットワークの運用改善(1)(1/4 ページ) 本連載では、現実的な視点から、従来のネットワーク運用をいかにSDNによって改善できるのかを考えていきます。第1回では、SDNとそれに関連する技術についてあらためて整理します。 SDN(Software Defined Networking)という概念が登場してからしばらくがたち、キャリアネットワークやデータセンターネットワーク、企業ネットワークに至るまでさまざまな場所で研究・活用が行われるようになっています。また、そこから幾つもの発展技術が現れ、日々進化を続けています。 SDNのプレイヤーはさまざまです。先進的な例では、必要に応じて自らネットワーク装置を作り、自社サービスを効率的に構築・運用できるネットワークを実現している企業や、自身の研究成果と前述したよ