2024年05月03日10:00 カテゴリマーケット経済一般 為替介入と円安の行方 円が対ドルで乱高下しています。政府日銀による2度にわたる合計8兆円規模の介入が理由とされています。日本はゴールデンウィーク中でニュースが少ない中、為替関連のニュースであふれています。いったいどう見ればよいのか、私の見方を展開してみたいと思います。 円の評価について米ドル独歩高というのがメディアが現在多く使う表現ですが、実態としては円の独歩安といってよいでしょう。対ユーロは2020年初めは110円台でしたが、今は170円、英ポンドは120円台が今は200円、韓国ウォンは0.08円台が0.11円台、中国人民元に対しても1.5円が2.2円です。しかも2020年頃から長期的にほぼ直線で円独歩安トレンドを形成しています。 では今回大規模介入したのは何のためか、といえば政界財界そして国民まで留まるところを知らない円安の