2024年4月に、IntelとAMDの決算(2024年第1四半期)が相次いで発表され、両社とも発表後に株価が大幅に下落した。理由はなぜなのか。そして、Intelの“危うい”業績から見て取れるのは、Intelの今後の成長の鍵を握っているのはIntel Foundryだということだ。
2024年4月に、IntelとAMDの決算(2024年第1四半期)が相次いで発表され、両社とも発表後に株価が大幅に下落した。理由はなぜなのか。そして、Intelの“危うい”業績から見て取れるのは、Intelの今後の成長の鍵を握っているのはIntel Foundryだということだ。
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、10月に発表されたIntelのPSG(FPGA部門)独立について考察する。 なんか毎月毎月Intelの話ばかりしていて、連載がまるで“Intelプレイバック”みたいになっている気もするのだが、今月もIntelの話をご紹介する。お題は2023年10月4日に発表された、PSG(Programmable Solutions Group)の独立である。 PSGは旧AlteraのFPGA/SoCビジネスを中核とした部隊である。厳密に言えばFPGAビジネスの中でもIntel FPGA PAC(Programmable Acceleration Card:PCIeカードにFPGAを搭載してXeonから利用できるアクセラレータカード)は確かDCAI(Data Center and AI Group)のビジネスになっていると思うが、それ以外に関
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は9月にイスラエルで開催されたIntelのプレス向けイベントを紹介しつつ、昨今プロセッサの動作周波数が再び注目されている点にフォーカスする。 私事であるが、2022年9月にちょっとイスラエルに行く機会があった。Intel Tech Tour Israelに招待されたためである。このイスラエルのTech Tour、コロナが広まる前は定期的(ただし欧米を中心に少人数)に行われていたが、ここ2年あまりは中断。今年は久しぶりの再開ということで、14カ国から人を集めてのイベントとなった。 さてそのイベント、IDC(Israel Development Center)(写真1、写真2)やKiryat GatのFab 28(写真3)の見学を含むものだったが、なぜこの時期に大々的にIntelがイスラエルでTech Tourを行ったか? と言えば、
はじめに Armの買収は、失敗だったのか?に続き、Alteraの買収は、失敗だったのか? Armの買収は、失敗だったのか? - Vengineerの戯言 Intel の 2021年のAnnual Report を眺めてみた IntelがAlteraを164憶ドル($16.4B)で買収したのが2015年。 下記の図は、2021年のAnnual Report のProgrammable Solutions Groupの2017年から2021年の売り上げと利益。全く成長していない。。。 2016年は、$1.7B/$-0.1B。。。 $16.4Bで買収して、6年でだいたい$12Bの売り上げで、利益は$1.8B 。。 Xilinx との比較? SoftbankのArmの買収はArmの売り上げおよび利益は伸びているのでこの点に関しては失敗じゃないけど、IntelのAlteraの買収はどう見ても失敗です
2019年から従来のIntel製プロセッサに代わって米AMDのプロセッサが採用されるケースが劇的に増えている。 図1の2機種は2020年に発売にされた大手PCメーカーのノートPCである。内部には、AMDが2017年に販売を開始した「Ryzen」シリーズの、7nmプロセス適用の第4世代プロセッサ(4000番台)が採用されている。 左の機種は10万円を切る普及モデルだ。6コア/12スレッドのCPUと、6コアの「Radeon」GPUを1チップ化した「Ryzen 5 4500U」を搭載している。右のモデルは8コア/16スレッド、8コアGPUの「Ryzen 7 4800H」だ。 パッケージサイズ、シリコンサイズも図1のように同じものである。シリコンチップでは、ウエハー上の欠陥に当たってしまい、設計が正しくても動作に不具合が生じてしまう場合がある。8コアの動作をテストしたところ、1コアが動作しないとい
Tediumより。 AppleがPowerPCからIntel CPUに移行した時を振り返り、なぜ今、インテルが15年前のPowerPCと同じ立場にあるのかを考えてみよう。 アーニー・スミス Today in Tedium: おそらく、今日私が状況を説明しようとしている待望の瞬間は、ある意味で完全に避けられないでしょう。何年もの間、AppleはARMプロセッサ・アーキテクチャの知識を利用してデスクトップやノートパソコンにARMを持ち込むという噂がありました。来週の仮想ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンスで、iPhoneの巨人がまさにそれを行うことを期待されています。もちろん、多くの人は失敗したパートナー、つまりAppleの垂直統合への動きにつながったビジネスの失恋相手であるインテルに焦点を当てることでしょう。しかし、私は、インテルがAppleを買収する途中で打ち負かしたプラットフォ
NVIDIAのMellanox買収とインターコネクトをめぐる動向:大原雄介のエレ・組み込みプレイバック(1/2 ページ) エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2019年3月の業界動向の振り返りとして、インターコネクト(Interconnect)の話を紹介する。 2019年3月11日、NVIDIAによりMellanoxが買収されることが発表された。買収金額はおよそ69億ドル。100億ドル規模の買収でにぎわった昨年に比べるとやや金額が小さい(こういう感想を抱く時点で既に感覚がマヒしている気もする)とはいえ、大型買収である。 この買収では、特にHPC関連ベンダーからいろいろな意味で悲鳴が上がった。もともとMellanoxはIntelに買収されるという話があり(Intelは60億ドルでの買収を持ち掛けていた)、NVIDIAが9億ドルほど上乗せしての買収となった形だが、ど
Intelなどのプロセッサに搭載されている投機的実行という機能に関連して、マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者が新たな脆弱性を報告した。 Intelなどのプロセッサに発覚した「Spectre」と呼ばれる脆弱性に関連して、また新たな脆弱性が報告された。これまでの脆弱性と同様、プロセッサに実装されている投機的実行と呼ばれる機能を突くもので、悪用されれば情報が流出する恐れがある。 今回の脆弱性は、マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者が、Intelのバウンティプログラムを通じて報告した。 研究者が公開した論文によると、新たに発見された「Spectre1.1」の脆弱性(CVE-2018-3693)は、「ストア上の境界チェックバイパス」と形容され、投機的実行ストアを利用して投機的バッファオーバーフローを誘発させることが可能とされる。 一方、「Spectre1.2」は「読み取り専用の
Intelがこのほど、自動車、産業機器市場向けのリアルタイム性能を備えた新SoCを発表したことで、ARMとのIoT(モノのインターネット)の市場を巡る戦いが激化しつつある。 マイコン市場17位のIntelだが…… IntelとARMが、マイクロプロセッサアーキテクチャを構築することを競い合うように発表したことで、モノのインターネット(IoT)を巡る戦いが激化した。 Intelは、同社製品では初めて自動車、産業機器市場向けのリアルタイム性能を備えたAtom SoCを発表した。一方のARMは、Intelの本社から2マイル足らずのところで年次の開発者会議を開催し、ローエンドのマイコン(MCU)用コアに安全性をもたらそうとしていることを明らかにした。 ARMが独自のMCU用コア「Cortex-M」を武器に、新たに起こりつつあるエンドノードを巡る戦いをリードしているのは明らかだ。一方、世界最大の半導
サーバーハードウエアを自社開発して、台湾のODM(相手先ブランド設計製造業者)から大量調達する大手クラウド事業者。米Intelは彼らをクラウドの「スーパー7」と呼び、「Xeon」プロセッサなどの大口顧客として重視している。その姿勢は、同社が2016年8月16~18日に開催した開発者会議「IDF 2016 San Francisco」で浮き彫りとなった。 Intelが挙げる「スーパー7」とは、米Amazon.com、米Facebook、米Google、米Microsoft、中国Alibaba Group(阿里巴巴)、中国Baidu(百度)、中国Tencent Holdings(騰訊控股)の7社だ(写真1)。これらの事業者は巨大データセンターで使用する数万~数十万台のサーバーやネットワーク機器を自ら開発し、Intelからプロセッサなどを直接調達して、台湾のODMにハードを作らせている。 Int
あらゆるモノをインターネットに接続させるIoT分野では、統一された規格が無いことがイノベーションの妨げになっていた。 しかし、IoTの規格を定める主要2団体が7月27日、手を組むことを発表した。グーグル傘下のネストが設立したスレッド・グループ(Thread Group)と、2月にインテルとクアルコムの提携で発足したOCF(Open Connectivity Foundation)が、互いのソフトウェアが連携することをアナウンスした。 OCFのマイク・リッチモンドは、両社のソフトウェアが担う役割は異なっており、直接競合しないと説明している。スレッド・グループが開発するThreadはデバイス同士が通信するネットワークプロトコルだ。一方、OCFが開発しているのはそのプロトコル上で動くソフトウェアだ。 アップルは独自規格HomeKitを推進 それぞれのプラットフォームの登録開発者数はThreadが
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