予想通り「iPhone6」と「Apple Watch」が発表され、「目新しくない」などと批判も出ているが、それはむしろ本コラムで前に指摘したように、アップルが「脱ガジェット」へと順調に進んでいる証、という見方もできる(関連記事:脱ガジェットの静かなる世代交代 )。既にてんこ盛りの「スマホ」の上にこれ以上何か盛ろうとするのは、もはや無理なのだ。 アップル製品がサンフランシスコで発表されたのと同じ日、ラスベガスでは毎年恒例のモバイル業界展示会、CTIAが開催されていた。こちらの業界でも、「脱ガジェット」を目指す通信キャリア業界の方向性は、残酷なほど明白だ。 かつての主役、サムスン電子、LG電子、ノキア、モトローラ、ブラックベリーなどの端末メーカーが大半不在であった、というだけではない。ここ数年で、華やかな見本市から「政治ショー」にすっかり役割を変えたこの展示会のテーマは、通信キャリアが脱ガジェ
固定電話の将来を巡って、米国で議論が続いている。 きっかけは、米ベライゾン・コミュニケーションズの提案だ。2012年秋のハリケーン・サンディで大きな被害を受けたニューヨーク州の一部で、固定電話サービスを独占的に提供していた同社が、今後は携帯通信サービスだけを提供したい、と同州公共サービス委員会に申請した。 理由はコストと便益の問題。今回の被災地のように、需要増が今後見込めない地域では、固定電話網を復旧しても、再投資に見合ったリターンが期待できない。高度化が進む移動体通信にサービス基盤を移行させるのが合理的な判断─そんなベライゾンの目論見に波紋が広がった。 被災者の反発はもちろん、被災地の一つであるニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官は、「長年の通信サービスへの規制に対する挑戦」と批判。また米連邦通信委員会(FCC)も、さらなる調査を進めるべく、追加の情報開示を求めている。 周囲のベライ
昨年秋のハリケーン・サンディで大きな被害を受けた一部の地域で、従来固定線の電話回線サービスを独占的に提供していたベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)が、今後は携帯通信サービスだけを提供したいとする方針を示していることが明らかになり、関係者の間で大きな波紋を呼んでいるようだ。 この話を伝えたWashignton Postによると、ニューヨーク市郊外にあるファイア・アイランドの西部地区では、ハリケーン・サンディ以降、約500世帯の住民に対して「Voice Link」という携帯電話サービスしか提供されておらず、DSL接続サービスやファクスも使えない状態が続いている。また、病院へデータを送信する心臓モニター(心拍計)が携帯通信に対応していない心臓病患者や、クレジットカードの支払い決済のために新しい機器への買い換えを迫られる商店主などもいる。さらに住人の間
アメリカの携帯キャリア事情さっき驚きのニュースがあったので、最近の米国におけるキャリアのイメージを主観でまとめてみた。昔の記事のアップデート版。 Verizon やはり一番マトモな通信状況。LTE を提供中で 3G は CDMA なキャリア。赤い。その色といい DOCOMO 的な存在だけれども、iPhone も売ってる。最近料金プランを変えて値上げしまくってる。一番人気のキャリアで、その強気っぷりから iPhone 5 はアンロックして売ってしまう程。 AT&T 昔から iPhone を販売していた GSM なキャリア。Verizon に遅れて LTE 始めたが、iPhone 5 ではカナダと同じ Band 4 で他のキャリアとは違うハードウェアが必要。電波が入っていても通信できない、よく電話が切れるなどどこかで聞いたことがあるような品質だったけれどだいぶ改善されたらしい。iPhone を
Verizonがデータ定額から従量課金に移す計画を発表した。スマートフォンでデータトラフィックが増加たものの、通信事業者は苦しい状況に迫られている(たとえば、MWCでソフトバンクの孫社長はこんなことを話している)。Ericssonが5月に開いたこのイベントでも、そろそろデータ定額制が崩れるだろうという予想が出ていた。このイベントにはVerizonの担当者も出席していたが、従量課金について聞かれると前向きな回答をしていた。 これをきっかけに、世界のほかの通信事業者が後を追うことになるのか、単なる従量課金ではない新しいモデルが出てくるかに注目したい。
Verizon Wireless is inviting Android application submissions for its pending V Cast Apps store, putting it in direct competition with Google's Android Market. In a move that could further stoke the rivalry between Google and Verizon Wireless, the No. 1 U.S. wireless carrier is asking for application submissions from developers writing for the Android operating system. Verizon earlier this month be
先週、ヒューストンでFTTH会議が開催されました。なかなか面白い話が多かったです。 なかでも、Verizon Comuncaitons(VZC)社のRichard Lynch氏(EVP、Chief Technology Office、写真)が基調講演は面白かったです。彼の興味深い発言を列記します。 * 昔、電力業界が生まれたとき、電気は巨大なイノベーションであるとともに、大きなリスクでもあった。FTTHを始めたとき、投資家やメディアは大きなリスクをVZCは選択したと批判した。しかし、5年たった今、誰も私たちの選択を間違っていたとは言わない。 * 今やFiOSはVZCに取って成長の原動力である。/FiOSプロジェクトへの着手は、MySpace(2003年頃登場)やYouTube(2005年頃登場)よりも早かった。 * 今後のブロードバンドを考えるとDSLでは間に合わない。光ファイバーは将来大
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