円安が止まらない。今記事を書いている時点で142円/ドルだが、朝起きたらもっと上を目指しそうだ。 アメリカなんか行かないから関係ないってのはIT業界に属している限り、勘違いも甚だしい。システムを作るときにどうしても輸入製品が必要になる。サーバー、ネットワーク機器、ソフトウェア、どこを取ってもアメリカ製品ばかりだ。もともと円安基調で価格改定の連続だったところに、アメリカ自体のインフレが重なり、価格がもう大変なことになっている。 そう、現在進行形である。 今、ベンダーから見積を取ってみるといい。まず、見積が届くのが遅くなっている。値付けするほうも、毎日1円2円平気で動く為替相場に神経質になっているし、半導体不足で製品の入手も困難になっている。それに合わせて製品のドル建ての価格値上げ改定が相次いでいる。 どれぐらい昔と値段が違うかと言うと、同じ性能なのに、数年前の2倍以上の価格を提示されるという