安倍首相が辞意を表明したことで、安倍政権の総括があちこちで始まっています。僕は基本的にこの政権を評価していませんが、きっと評価する向きの方もいるのでしょうね。 僕がこの政権を評価していない理由は、こちらの2つの記事でおおよそ言い尽くされています。一つは野口悠紀雄氏、もう一つは英フィナンシャル・タイムズ紙の翻訳記事ですが、いずれも一読の価値があります。日本が置かれた現時点での状況を正確に把握しておくためにもお勧めします。 もはや打つ手はないのか?安倍政権の功罪はさておいて冷静になって考えてみると、日本は極めて厳しい状況に置かれています。人口減少、高齢化、巨額の財政赤字、維持できない年金、変われない社会...。政権が変わったところで、もはやどうにもならないような印象さえ受けます。 そんなわけで今日は、この行き詰まった状態をいったいどうやって脱すればいいのかを考えてみました。 ※この文章は単品で