環境保護団体に所属する人々が、各地で抗議活動と称して名画にトマトスープやらマッシュポテトやらをぶっかけたり、上の記事のように国王の蝋人形にパイ投げをする事件が相次いでいるそうです。 その目的は、彼らの主張する環境破壊への懸念を多くの人に知らしめるため、つまりパフォーマンスとしての側面が大きいようです。彼らはこういった行為と同時に、必ずその場で動画をSNSにアップロードするなどして、懸命に(?)自分たちの主張が正しいことをアピールしようとします。 こういう社会への反抗みたいなことが環境保護という「ただしさ」の名の下に行われていることや、彼らがSNSを活用していることなどに時代性を感じるなあ、などと思って彼らのことを見ています。 いま話題になっているこれらの活動は主に欧米の若者が中心になって行われているようですが、そんな彼らと僕が普段接する中国の若者を対比しながら、ふと考えたことがあります。
ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカル・Takaさんが、ステージ上で客の声出しを煽った件で叩かれているようです。はむっち@ケンブリッジ英検さんの記事から知りました。 記事のコメント欄、きっとなかなかの地獄だろうと思って覗いてみたら予想通りでした。怖いものを見たい方はぜひどうぞ。Twitterもなかなか賑わっているようです。こちらも寒くなりたい人は、ぜひどうぞ。 ※このマガジンでは、読者の皆さまの役に立つ視点の提供を心掛け、シリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。この記事は単品で300円ですが、月1000円で定期購読すると、1ヶ月20本くらい読むことができます。
「うっせぇわ」を聞いた30代以上が犯している、致命的な「勘違い」 わかった気でいる年長者に言いたいこと あなたに「うっせぇわ」を理解しているとは言わせない 誰も本音を語らない時代。少なくとも、ある人にとってはそうだ。 その人は、被害者意識にも加害者意識にも苛まれることはなく、そうと言われないまま否定される―― この書き出しで、読むのがしんどそうだと思った方もいるかもしれない。本記事のテーマは、YouTubeで脅威の8500万(3月3日現在)再生を誇る注目の楽曲、Ado「うっせぇわ」の分析である。 この曲の存在を知らない「年上世代」も含めた全世代の読者に伝わるように、との依頼だったので、その意に添うべく、現在の日本の平均年齢である47歳の読者を想定し、親切に書きたいと思う。けれども筆者がこの曲を誠実に分析しようとすればするほど、この曲が「年上世代に聴かれようとしていない」ことを明らかにしてし
新宿ゴールデン街で起きていること 最近身の回りで私が経験した異なる3つの出来事の話をします。若者のお金の遣い方にまつわる話です。 経営コンサルタントの仕事として追いかけているテーマでもあるのですが、データを分析するよりもこれらの「傍証」のほうが経済の実態をあらわしているように思えます。共通のキーワードは「ヒト消費」です。 ひとつめは先日、酔いつぶれかけた友人を新宿のゴールデン街まで届けにいった話です。週末にパーティーがあってお開きになって、同じ方向の地下鉄で帰路についた友人が「新宿三丁目で降りてひとりで行きたい場所がある」と言うのです。 たまたま私も新宿三丁目駅で降りても自宅まで歩いて帰られる距離なので、友人と一緒に下車してそのお店まで送っていったわけです。日曜日の23時過ぎ、普段ならにぎわう新宿の街も比較的人通りが少ない時間帯。通りを歩く人たちも帰りを急ぐひとばかり。 ところがゴールデン
2019年07月28日10:00 カテゴリ政治一般社会一般 政治に興味が無いのはなぜ? 日本人の政治離れが指摘されています。今回の参議院選挙でも戦後二番目に低い投票率になったわけですが、若者だけに限ればそれを更に20ポイントぐらい下回る、とされています。どうせ俺の一票なんて、ということなのだと思います。 一方で香港で続くデモは一国二制度を守らなくちゃいけないという将来を危惧した若者たちの声であります。一人ひとりの声が集まると大きなパワーになることはフランスでも韓国でも同様の運動があり、記憶に新しいところです。 当地、バンクーバーにおいて政治を語るとき、残念なことに連邦議会にも州議会にも市議会にも日系と名の付く人は誰もいません。誰も、です。数年前にはお一人いたのですが、今はいません。 私もカナダの政治にさほど興味があったわけではありませんでした。しかし、慰安婦像の問題や南京事件記念日制定など
日本の未来への漠然とした大人たちの不安を肌身で感じて来た、ゆとり世代の筆者が、世界の若者たちと語って考えたこと。 筆者提供 5月上旬、スイス チューリッヒから車で1時間半ほどの「サンガレン(St. Gallen)」という街で、世界中から若手リーダーが集う大規模なシンポジウムが開催された。サンガレン シンポジウムは、中国アリババ創業者のジャック・マーも参加したとされる、今年(2018年)で48年目の伝統ある会議だ。 日本からの推薦枠で参加した慶應義塾大学の修士課程に在籍する23歳の私が、この謎に包まれたシンポジウムの実態に迫ってみたい。長期の海外留学経験のない私にとって、日本という国が置かれた“いま”を感じる貴重な機会だった。 参加者は「Leaders of Tomorrow」と呼ばれ、特定の企業に所属している人は少なく、修士課程もしくは博士課程に在籍している学生や、卒業後に起業をしていると
2018年02月18日10:00 カテゴリ自己啓発社会一般 若者が活躍できる舞台 二人の羽生さんが話題になりました。フィギュアスケートで見事に66年振りとなるオリンピック2大会連続の金メダルを勝ち取った23歳の羽生さんと国民栄誉賞を受賞したばかりの将棋の羽生善治竜王であります。フィギュアと同じ日、将棋の羽生さんは15歳の藤井さんとの対局で敗北、藤井さんはその後、決勝に進み、そこでも勝利を奪い一般棋戦としては中学生初の優勝、おまけにわずか16日で6段に昇格するという史上初が並びました。 フィギュア男子のワンツーフィニッシュでメディアの報道はほとんどそれが占拠していますが、この羽生さんを破った藤井さんがその中できらりと光ります。お二人におめでとうと申し上げます。 さて、若者が活躍できる舞台と銘打ったのは日本の年功序列、歴史の積みあげ、老舗といった「長くやっている者の勝ち」というスタイルが少しず
FC今治のオーナーとして、今治の地方創生を目指す岡田武史さん。Jリーグ監督のオファーも蹴り、今治をサッカーの観点から再生しようと覚悟を決めている。「岡田武史というキャラクターの信頼貯金が使えるのは3年」という岡田さんに、サイボウズ 代表取締役社長の青野慶久が「大きな組織で変革を起こすポイント」を聞く。 日本にはいま停滞感があります。ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた日本でも、GDP(国内総生産)が下がり、その後は停滞が続いています。 大企業は硬直化していると感じますし、若者からもよく相談を受けます。「わたしたちはどうしたらいいんだ?」と。 岡田さんはチャレンジャーです。大きな課題と戦い、次々に風穴を開けていかれています。そのマインドはどこからくるのか、変革を起こすにはどうすればいいのでしょうか?
2016年10月10日10:00 カテゴリ社会一般海外生活、ビジネス 海外で見る日本の若者 カナダでレンタカーのビジネスをやっているといろいろな客に接することになります。国籍、レンタカーの目的などそれこそ人間模様の縮図を垣間見ることも可能です。ホテル業や航空業界も同様のことがいえるかと思います。例えば、飛行機を降りるとき、周りの席を見ることは多いと思いますが、意外と汚いものです。ゴミ、新聞に毛布まで散らかっていると、その人の家での生活が飛行機に座った後だけでも大体想像がついてしまいます。 では私のレンタカービジネスを通じた最近の日本人の様子です。 正直申し上げると私の知る限りでは一番厄介なのが日本人のお客様です。ゴミを残し、食べ物の袋は散乱し、ドライブしながら食べたであろうお菓子のカスは座席や足元に散らかっています。何故だろうと思うのですが、運転しながらモノを食べ、飲む人は日本人に多い傾向
もしかして少子化問題って10年後には解決してるんじゃないの?非婚が進む30代と早婚志向な20代の溝 - トイアンナのぐだぐだ リンク先を読んで、「ああ、結婚に対して呑気に構えていた、バブル~ロスジェネ世代の結婚観や若者気分がデタラメだったんだなー」と改めて痛感した。と同時に、それらが過去の遺物になりつつあるのは、さしあたって良いことだとも思った。 『東京タラレバ娘』5巻には、まだ若かった頃の主人公達が「あと5年は遊びたい!」と話すシーンがあるが、リンク先のトイアンナさんは、これは現在の二十代から共感されないと解説している。 東京タラレバ娘(5) (Kissコミックス) 作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/05/13メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見る この、「あと5年遊びたい」「結婚を遅らせて自由な時間を楽しみたい」、実際、私が二十代
熊代亨(id:p_shirokuma)氏が、ブログで「週刊金曜日」に、サブカルチャー作品における「努力の位相の変化」について寄稿したという記事を見ました。 『週刊金曜日』の特集「若者に広がる“新しい宿命観”」に参加しました - シロクマの屑籠 それで、今回特集のタイトルが、「若者に広がる“新しい宿命観”」という面白そうなテーマで、しかも斎藤環氏や内藤朝雄氏に土井隆義氏といった、自分が大好きな方々が寄稿しているということで、さっそく買って読んでみました。 週刊 金曜日 2015年 1/16号 [雑誌] 出版社/メーカー: 金曜日発売日: 2015/01/16メディア: 雑誌この商品を含むブログを見るまあ四人とも、普段著書や講演・ブログ等で書かれていることとそんなに外れたことは書いてない感じなのですが、ただこうして「努力」「宿命観」というキーワードでまとめられると、また新たな視点が広がる感じが
今日のTVニュースにて、韓国フェリー事故で遭難した高校生が撮ったビデオを視て、胸が締め付けられるほど心が痛んだのは私だけではないだろう。これから夢多き将来がある高校生が400人近くも無駄に命を奪われたことは何とも許しがたい。先々週、米国出張中に多くの米国TVニュース番組が、この事故にかなりの時間を割いていることに驚いた。世界中が、この韓国発のニュースに大きな衝撃を受けたに違いない。韓国では、既に首相が責任を取って辞任し、朴大統領にまで責任追及が及び始めている。しかし、私には、この事件の根本原因は首相や大統領にあるとは思えない。つまり、その本質を考えるときに韓国社会が既に崩壊しつつあるとしか思えないのである。 先々週、シリコンバレーを訪問した時に、多くの人が言っていたことは「シリコンバレーは、もはやコリアンタウンとなった」と言うことだった。確かに、サムソンがシリコンバレーに巨大は開発拠点を築
(写真)石倉洋子教授@yokoishikura。写真の部屋は大学院生のプロジェクトルーム。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科には、教員ごとの個室の学生研究室はなく、プロジェクトごとの大部屋になっていて、学生たちの自由なコラボレーションが起きるようになっている。言うまでもなく24時間使用可能。 1)MITの飯吉透先生@iiyoshiのご紹介で、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の石倉洋子教授@yokoishikuraにお目にかかる機会をいただきましたので、インタビューをツイートします。石倉先生はグローバルな事業戦略、競争力、イノベーションなどをご専門にしています。 2)石倉教授は上智大学英語学科卒業後、フリーランスの通訳を経て、バージニア大学大学院でMBAを取得。1985年、日本人女性で初めてハーバード大学大学院にてDBA(経営学博士)を取得。同年より、マッキンゼー社でマネジャー
私たち日本人は、宗教活動にほとんど無自覚の生活を過ごして20代を迎えます。 でも、中国人や韓国・朝鮮人・ベトナム人みたいに犬肉を食べる人はあまりいなくて、正月にはわんさか神社仏閣に初詣に行って、カレンダーはキリスト教暦を使ってキリスト生誕日(信仰上の伝承)を祝って、検知未満すれすれの放射能を汚れとして恐れまくっている日本人が宗教に無関心なわけないよね、と海外の他宗教の人や無神論信者から見られています。 まあ、日本人は無自覚になんか宗教を信じているんですよ。 で、20代になったころ、あらたまって宗教関係のお話を知人から聞くようになったり、政治がらみで耳に入ってくるようになって、「それってばかじゃね、と思うでしょ。 つまり、自分のほうが頭がいいと思うでしょう。 「理系だぜ俺」って思う人もいるでしょう。 こういう青年がたくさんオウム真理教に入信したものでした。理由はわかりますか。そこに宗教の秘密
もう15年も前だが成人することに感慨はなかった。消費税値上げ前の駆け込み需要でバイトが忙しくて成人式には行かなかったしオトナになる実感もなかった。十代のころ学生運動や尾崎豊に憧れたが、大学受験に失敗して浪人した頃には西海岸からネットの鼓動を聞き、大きく時代が変わりそうな気配を感じた。 今より牧歌的とはいえ当時だって世の中が終わりそうな話はあった。世間は阪神大震災と地下鉄サリン事件に震撼し、東海沖地震はいつ起こるか分からず、銀行の不良債権問題は底なしで、国の債務発行残高は(今と比べればかわいいものだが)膨れ上がり、円高はどこまで進むか分からず、2000年問題とか世紀末には恐怖の大王が降ってくるなんて予言もあった。世の中の不安なんて、いつの時代だってそんなものだ。 実際あれから山一證券や長銀・日債銀は破綻し、2001年には米同時多発テロ事件が起こり、僕らは就職氷河期世代として厳しい労働市場に放
若干アンケート対象が違うとは言え(米国は1〜8年の仕事の経験のある人、日本は新卒)、この違いは興味深い。 日本の場合は一部上場の大企業ばかりが並んでいるのに対し、米国の場合は、Google、Apple、Facebookなどのハイテク企業(Facebookは未上場)とFBI、CIAなどの官僚機関が互い違いに並んでいる点が興味深い。 米国にも安定志向の人たちがいるのは当然だが、日本があまりにも安定志向なのはちょっと問題である。それも米国の方は官僚機関以外はすべて外貨を稼ぐグローバル企業なのに対し、日本は主に内需指向の会社だ。 米国の場合、未上場のFacebookが3位にランキングされているのに対して、日本の場合、ソフトバンク、楽天、mixi、DeNA、Googleなどのハイテク・ベンチャー系の企業がトップ100に入っていないどころか(すでにベンチャー企業とは呼べないソニーがかろうじて33位)、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く