著者は経済学の学者ですが、本書では、SNSでの誹謗中傷、自粛警察、不謹慎狩り、悪質クレーマー――などをデータや実例から研究しています。 このかたは炎上に参加した人について、慶應義塾大学と共に、2014年、2016年に2万人、6万人を対象にアンケート調査をしています。 その結果、「炎上に参加したことがある人」のプロフィールが意外だったというのです。 データから見えてくる「炎上参加者」の意外な素顔 衝撃だったのは、炎上に加担している人の方が、地位もあり、お金もあり、多分家族もいて、孤独でもなかったーーーってことなんです。