仮想化道場ではこれまで、各社のハイパーバイザーや仮想化関連ソフトの解説を行ってきた。今回は、少し視点を変え、仮想化ソフトを実際に販売しているディストリビュータの立場から見た仮想化の浸透度合いを調べてみた。伺ったのは、仮想化ソリューションを数多く手がけている株式会社ネットワールド。同社のマーケティング1部 部長の芹澤朋斉氏と、マーケティング1部 バーチャル・インフラグループ グループマネージャーの大城由希子氏に、日本におけるサーバー仮想化の現状を伺った。 ■仮想化は様子見から本格普及の段階に―日本における仮想化ソフトの導入状況はどのようになっていますか? 芹澤氏 2~3年前は、テスト導入ということで、VMwareの導入を行っていました。この段階では、実際に使いものになるのかどうかをテストしたり、問題点を洗い出すといったことがメインでした。 しかし、一昨年から、アーリーアダプターとカテゴライズ