最近大事なのは「旅」と「人の話を聞くこと」だと思うようになりました。 日本に来ると、特に海外に関しては、かなり解像度の荒い情報・少々古い情報が大々的にテレビなどでフツーに流れています。(もしかしたら私もやってるかもですが) 「マレーシアは親日の国だから」といまだに枕詞のように付ける人がいます。 確かに国策としてそういう時代があり、アニメや漫画のおかげで良い感情を持ってくれている人も多いです。 しかし、パンデミックの対応以降は日本への信頼度が大幅に下がっています。以下は日本の外務省の調査より。
失われた30年、経済が低迷している現在でも、「15歳時点での日本の学力」は変わらず世界トップクラス。 一方、教育でもっとも大切な「主体性・当事者意識」といったことについては、ダントツで世界最低! 大切にすべきこと、調査で優先すべきことを国全体で合意すべきだ! pic.twitter.com/SzV7uul8uH — 工藤勇一 (@KudoYousan) February 1, 2023 私の読者には耳たこかもですが、カナダやアメリカなど、欧米の国々にはPISAなどの「標準テスト」を軽視する傾向が顕著です。 つまり、これまで重視されてきた「基礎学力」のウェイトが低くなっています。 なぜか。 学力が高いこと=社会で働ける力にならないことが、よく知られてきたからです。 以前、なぜインド系はグローバルのトップになれるのに、中国・韓国・日本の東アジア系は難しいのか、を議論した記事がありました。
マレーシアで国際バカロレアの中学校に通う中学生から教えてもらった課題です。 「あなたはマダガスカルの経済大臣に選ばれた。あなたにはこれから自国の経済を発展させる責任がある。経済システムの選択(指令経済システムか自由経済システムか)を正当化し、国民を説得するスピーチを作りなさい」。 最近聞いた中学生(マレーシアのインター)の課題 「あなたはマダガスカルの経済大臣に選ばれた。あなたにはこれから自国の経済を発展させる責任がある。経済システムの選択(指令経済システムか自由経済システムか)を正当化し、国民を説得するスピーチを作りなさい」。 これは手強い。 — のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) (@mahisan8181) October 30, 2023 「考えさせる」グローバルな教育とは?詳しく聞いてみたら、こうでした。 1 「インドネシア、マダガスカル、ハイチ
こんにちは。 パンデミックで海外進学や移住が延期になっている方、少なくないようです。 そんな中、将来移住を考える方から、「日本にいながら、留学や移住の準備をする方法はありますか?」と聞かれました。 今日はこの疑問にお応えします。 1 語学を学習しておく私を含め多くの人が感じるのが「語学力不足」です。帰国子女の方ですら、「喋れるけど書けない」「ビジネスメールが書けない」「雑談に混じれない」など、いろんな悩みがあります。 私も、最初は雑談がサッパリわかりませんでした。来たばかりの頃は、なまりのせいしてましたが、ハッキリ言って単純な語学力不足。 書いてもらっても、単語がわからない始末でした。 マレーシア人の語学力を舐めてはいけません。英語・中国語・マレー語全部がネイティブレベルの方がざらにいます。多くの方がネイティブの英語スピーチくらいはフツーに理解します(なので、仕事でも通訳がないのが普通です
「子供をどこで育てるか真剣に悩んでいます」と言う声をいただきました。今日はこれにお答えします。ちょっと長めです。 日本の教育が時代にあっていないことは、もう誰の目にも明らかです。一方、2020年からの教育改革、「大丈夫かな?」と思うほど内輪揉めしてます。この国で、時間とお金をかけて受験させて何か意味があるのだろうか? と悩む方もいるようです。 考え方はいくつかありますが、子供自身が、世界で生きていく人なのか、ローカルで生きていく人なのかで変わります。 ローカルか、グローバルかホリエモンは、今後人材がL(ローカル)と G(グローバル)に分かれ、その中間がいなくなると言いました。 すでにいくつかの仕事がLとGのみによって行われてます。例えば私が関わっているインバウンドでは、国内のパートナーの方々はほぼ「L」です。地域の人たちと直接やり取りしています。ユニクロは逆で、日本のGな人たちが作ったアイ
率直に言って、この20年ほどの間に日本の大学はシンガポールや中国、香港などアジアの大学によって次々と追い抜かされて行きました。私は東京大学内の様々な国際担当の役割を務めながら、その様子を目の当たりにしてきました。 別段、指をくわえて見ていたわけではありません。蓮実重彦総長、佐々木毅総長時代の東大では、私自身一定の役割を果たした自覚があります。 小宮山宏教授が東京大学総長に就任する頃から、私は東大全学の外交を担当しなくなりました。 ちなみに小宮山さんは個人的にも親しい先輩で、現在も私の研究室では彼が総長就任に当たって研究室を整理した際に譲ってもらったお古の什器を使っています。別の理由で2006年から2014年まで、私は大学全体の外交事案にコミットしませんでした。 2015年、五神眞さんが総長に就任してから、また全学レベルの学術外交に関わるようになりましたが、私が離れていた9年ほどの間に、もし
今回登場するのは、メディア論を専門にするジャーナリストの菅谷明子さん。単身渡米して大学院へ行き、メディアに関する取材を続け、今も版を重ねる『メディア・リテラシー』や、ニューヨーク公共図書館をルポした『未来をつくる図書館』で知られる。ハーバード大学のニーマンフェローという、世界のジャーナリストがあこがれる環境にも身を置いた。 夫は、デジタルメディア研究で世界を牽引するMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ教授で副所長の石井裕さん。メディアラボからヘッドハントされ、1995年にNTTの研究所から転身。「タンジブル・ビッツ」という新領域を切り開き、その分野で世界的権威に。アメリカの大学にはさまざまな立場の研究者がいるが、MITのようなトップスクールで、終身在職権(テニュア)を取得するのは極めて困難で、世界的な業績が必要とされる。一家はMITやハーバードがある大学街で、ボストンの隣ケンブリ
2012年5月3日 グローバル人材の大矛盾 - これを読んでるあなたはすでに手遅れというのが腹落ちする話 テーマ: キャリア グローバル人材、グローバル人材って、さいきん耳がたこになるくらい聞きますね。 みんながイメージするスーパー人材って、要するにプロCEOか、ネットの起業家ですよね。 ルイス・ガースナー、スティーブジョブスや、ザッカーバーグ、みたいな感じ。 グローバル企業のCEOや幹部、いけてるベンチャーを作って有名投資家から投資を受けよう。 これがグローバル人材の目指すゴールだとすると、はっきり言って目標設定を間違えています。 もう、日本で育って、日本の大学を卒業している時点でダメなんですよ。 スーパーグローバル人材は、欧米で育ち、教育される必要があるんです。 小学校からボーディングスクールにいって、ハーバードにいかせたりしないとダメなんですよ。 え、活躍しているイン
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