2023年11月15日10:00 カテゴリ経済一般経営 日本経済の正常化の第一歩、銀行復活! 日本のドラマでは銀行はバブル崩壊以降、悪役であり続けました。「晴れの日に傘を差し出し、雨の日に傘を取り上げる」といわれ、ピシッとスーツを着込んだエリート風の銀行員は実は取り立てに奔走し、乾いたぞうきんを絞っても何も出てこない中小企業の社長に借金返済を迫ります。 一方、銀行もお金を借りてくれてこそビジネスが成り立ちます。常時10万円しか残高がない多くの個人顧客を抱え、維持管理費だけでも膨大な額なのにそれでも耐え忍ぶのは「我が行をいつかは利用して住宅ローンや相続などおいしいビジネスが転がり込んでくる」という期待があるからでしょう。 そんな中、住宅ローンの実質金利が一時期、1.0%を大きく下回っていたのは商店でモノが売れないので大バーゲンセールをしていたのと同じ構図です。「金利、ここまで安くするので借り