拙書「企業が「帝国化」する (アスキー新書)」とも被るところが多く、読みながら「んだんだ!その通り!」と共感して頷いてしまうところがとっても多い本でした。 著者はこれから世界は「グローバル企業・個人が主役になる新しい中世」になると謳っています。実は私も自分の本を書く時にまったく同じことを書いたのです。でもどうもうまくまとまらなくて結局この一節は削ってしまいましたが。要するにこれからの時代は「領主と農奴」みたいな感じで、「グローバル企業とノマド民」みたいになっていくんじゃないかな、って思っています。 なぜそうなってしまうかと言うと、要するにITの発達です。同じ町内の人に仕事を発注するのも、遠い外国にいる人に発注するのも、いまやメールと電話で仕事が片付きますし、クラウドサービスを利用すれば本当にどこからでも仕事ができます。私の本も執筆は米国、編集はマレーシア、そして出版は日本で、それぞれの担当