音声放送チャンネル「台湾在住ノンフィクションライター 近藤弥生子」の「《暮らし》「台湾有事」について、在台ライターの私が思うこと(2022年12月5日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム
2022年11月21日10:00 カテゴリ日本の政治社会一般 岸田政権、今は耐えながら自民改革のきっかけをつくれ。 お前もおかしなことを言うな、と思う人もいるでしょう。政権発足前から好きなタイプではないとずっと言い続けた岸田さんをここでかばうのか、という訳です。私は決してかばっているわけではなく、今の岸田政権の崩壊は日本が内外に対して信頼を失うときである、という危機感があるのです。なので、岸田首相には背水の陣で臨んでもらうしかない、と考えているのです。 岸田氏は安倍首相暗殺という歴史に残る事件を経て、想定外の旧統一教会問題に巻き込まれました。「あれがなければ…」という声がある一方、「あれがあったからこそ…」という見方もできるのです。それは旧統一教会と自民党のそこまでどっぷりつかった関係が明らかになり、自民党の体質がいよいよ国民の支持を得られなくなりつつある点です。 概ね理由は解明されていま
1人あたりGDPで、台湾が日本を抜いた。韓国が日本を抜くのも時間の問題だ。アベノミクス以前と比べて、日本の国際的地位は、大きく下落した。日本企業が円安に安住して、技術開発を怠ったからだ。日本は、挽回できるか? 日本は、もはやアジアで最も「豊かな」国ではない 10月に公表されたIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しによると、2022年の1人あたりGDPで、台湾が44821ドル(世界第24位)となり、日本の42347ドル(27位)を越えた。 台湾と韓国の経済成長率は高いので、1人あたりGDPで日本を抜くのは、時間の問題だと考えられていた。韓国の値がやや高かったので、韓国が先に日本を抜くと考えられていたのだが、実際には台湾が先になった。 日本が韓国に抜かれるのも、時間の問題だ。多分、今年中か来年中にそれが起きるだろう。 これまでも、シンガポールと香港の1人あたりGDPは、日本よりかなり高かった(
2022年10月23日10:00 カテゴリ中国関連国際 全人代を終えた中国が向かうところ 中国の全人代が終了しました。23日に人事が発表されるはずですが、大枠が見えてきました。習近平氏が3期目に入ること、中国版「神セブン」である政治局常務委員については共青団である李克強首相と汪洋氏が退くなど7人中4人が退任する動きとなりそうです。また幹部25人衆のなかに王毅外相が入り、外交トップだった楊潔篪氏が年齢による引退でポジションを引き継ぐことになりそうです。王毅氏は既に年齢制限の68歳を超える69歳となっていたことから引退されると予想されていました。これはかなりの想定外であります。 今回の人事を一言で言うなら習近平氏独裁体制のスタートです。国内の敵がいない状態で少なくとも今後5年間は突っ走れることになります。また、全人代で「二つの確立」が注目ワードとなりました。この二つとは「中国共産党の習近平総書
その内容とは、台湾に特別行政区を設ければいいという提案でした。この発言は「台湾は中国による統治を一部受け入れるべきだ」という意味合いだと解釈され、台湾側は反発を、中国側は謝意を(外交筋による、SNS等での私的な発表レベルですが)それぞれ表明する事態になりました。 出典はこちらの、英フィナンシャル・タイムズのインタビュー記事。 日本語だと、日経に翻訳版がありました(登録が必要ですが無料で読めます)。原文はこんな感じ。 My recommendation . . . would be to figure out a special administrative zone for Taiwan that is reasonably palatable, probably won’t make everyone happy. And it’s possible, and I think proba
先日、中国(大陸)人の嫁と、台湾について少し話し込みました。 これだけ書くとなんということはないのですが、台湾のことは大陸の中国人にとっては一種のタブーのような扱いとなっており、まともな議論が成り立つことのほうが少ない話題です。中国で暮らす在中邦人の中には、たとえ配偶者・近親者であっても台湾のことは話題に出さないという場合も少なくありません。 そんななかで、嫁と「普通に」話ができたことはちょっと貴重だと思っています。大陸の人が、自分の言葉で台湾について語ってくれたのは非常に意味があることだと思い、その一部をシェアしてみることにしました。 大陸の人によく見られるような過激な愛国心の発露(の、ように見えるテンプレート的受け答え)ではなく、かといって日本人やその他の国々の人が考える台湾観とはまったく異なる視点から淡々と語られるその内容を、ぜひお読みいただきたいと思います。 台湾は中国か否か——ま
2022年08月08日10:00 カテゴリ経済一般経営 リセッションは本当にやってくるのか? リセッションは本当にやってくるのか?、と言われて明白に理由づけて答えられる人はいません。いろいろなデータを基にああでもない、こうでもないという議論は進んでいますが、非常に専門的な分野の一面から見たつぶやきをメディアや一般人がその言葉だけを切り取り、独り歩きすることもあり、扱いは要注意です。 一方、お前は秋が怖いと言い続けているじゃないかというご指摘もあると思います。あくまでも可能性の問題でありますが、私は長い投資人生の中で87年10月のブラックマンデー(ダウが1日にして22.6%下落)から始まり、日本のバブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナ危機と数多くの修羅場、そしてその多くは逃げ損ねたことを含め、経験値の中で怪しい匂いは案外感じ取れるようになったのです。 その経験値が実ったのか、リ
髙橋洋一メンバーシップ始めました。 https://www.youtube.com/channel/UCECfnRv8lSbn90zCAJWC7cg/join ※iPhoneの方はアプリでは出来ないため、ブラウザより登録お願いします。 サブチャンネル 映画の話チャンネル https://www.youtube.com/channel/UC96k9Yf5CFVlIY1i_JaEsGw?guided_help_flow=3 ニコニコ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ▼髙橋洋一ライブチャンネル https://ch.nicovideo.jp/takahashiyoichi ▼チャンネルの入会はこちら! https://ch.nicovideo.jp/takahashiyoichi/blomaga/ar2032690 #高橋洋一 #中国 #台湾 #ペロシ #下院議長 #アメリカ #
米中の対話できるムードが消えたのがツラいですね……。 <関連執筆記事はこちら> 「ペロシ訪台」で米中プロレスの面白ネタにされる台湾 https://japan.thenewslens.com/article/2273 「ペロシ米下院議長が台湾訪問を強行」の波紋 https://note.com/kirik/n/ncf0a8faadd31 やまもといちろう公式メルマガ「人間迷路」(新規購読者受付中!) https://yakan-hiko.com/kirik.html やまもといちろう主宰経営情報グループ「漆黒と灯火」(次期募集は未定です) https://yakan-hiko.com/meeting/yamamoto/ やまもといちろうオフィシャルブログ https://lineblog.me/yamamotoichiro/ やまもといちろうYahoo!個人記事一覧 https
2022年08月04日06:00 カテゴリ中国ヨーロッパ 「ペロシ台湾訪問」への欧州の視点 米下院議長のナンシー・ペロシ氏が2日夜(現地時間)、台湾を訪問した。同訪問については欧州でもトップニュースで報じられた。その背後には、ロシアのプーチン大統領がロシア軍をウクライナに侵攻させたように、中国の習近平国家主席がペロシ下院議長の台湾訪問を契機に台湾海峡に軍事侵攻をするのではないか、という懸念があるからだ。 ▲ペロシ米下院議長と台湾の蔡英文総統(オーストリア国営放送HPのスクリーンショットから、2022年8月3日) ベアボック独外相は7月22日のドイチェランドフンク(Dlf=独公共放送ラジオ局)の週刊インタビュー(サイト版)の中で、中国による台湾侵略の可能性について西側の諜報機関が警告していると指摘、「ロシアのウクライナに対する侵略戦争と同じ過ちを犯さないようにしなければならない。欧州はロシア
1. 米中対立深刻化の背景 5月下旬から6月上旬にかけて、2年2か月ぶりに米国に出張した。新型コロナウイルス感染症の拡大以前は毎年数回定期的に会っていた中国専門家などの友人たちと再会を喜び合い、最近の米中関係を中心に意見交換した。 出張の都度訪れていたレストランが2年余りの間にいくつも閉店してしまい、寂しい想いをしたが、それ以上に心が痛んだのは、米中関係が一段と悪化していたことだった。 以前は比較的中立的だった経済分野の友人らも中国に対する批判的な姿勢に傾いていた。 発足から1年4か月以上経過したジョー・バイデン政権は、依然として対中政策のビジョンがないと多くの中国専門家が指摘する。 中国側の問題点は指摘しても、それに対して米国としてどのような方針で対処しようと考えているのか、中長期的な対中戦略が示されていない。 米中対立深刻化の根本的な原因は、両国とも国内政治における世論の支持確保を重視
▼▼最新の解説動画「迫る台湾有事の可能性」はテレ東BIZで配信中▼▼ https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/original2/vod/post_265668?utm_source=youtube&utm_medium=meta&utm_campaign=sekaikeizai_230105 アメリカの大統領継承順位2位のペロシ下院議長が台湾を訪問した。訪問の持つ意味、そして最近よく取りざたされる“台湾有事”とは一体何なのか、万が一、最悪のシナリオが現実となれば日本はどんな決断を迫られるのか、今さら聞けないリスクシナリオを徹底解説する。 ★豊島晋作『ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」』が8月2日発売となりました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0B6YZXLXT/ref=dp-kindle-red
2022年08月02日10:00 カテゴリ中国関連国際 ペロシ アメリカ下院議長の台湾訪問がもたらす懸念 アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問しそうです。このブログがアップされた後、半日ぐらいのうちである8月2日夜に台湾に到着しそうだという情報が溢れていますが、安全上の理由でルートなどはいくつものパタンが浮上しており、具体的にいつ頃、何処から入国するのか、判明していません。 ペロシ下院議長は日本、シンガポール、マレーシアなどのアジア歴訪をする中で台湾がその中に入っているとされます。セキュリティを考えれば台湾を本来一番先にするのが正しくなります。なぜなら歴訪先から次の歴訪先に移動するとなるとあまりにもパブリックの目に留まり、隠密行動が出来ないからです。よってこの「ペロシ下院議長 台湾上陸作戦」は周到な準備が行われているとみています。 フィリピン経由ではないか、という報道もありますが、個人的に
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