民進党の蓮舫代表代行は18日、参院選東京選挙区の事務所開きのあいさつで、「この国で政権交代可能な二大政党制をつくりたい。この願いがかなっておらず、まだやらなければいけない」と述べ、7月14日告示の東京都知事選について立候補には否定的な姿勢を示した。 蓮舫氏は「次の世代にいい日本を残したい。それは国政でしかできない私の志だ。私のガラスの天井は国政にある」と述べた。そのうえで、「その時々の政治状況でいろいろな役割を求められることを承知している。でも私は自分の志に素直でいたい」と訴え、民進内の都知事選への擁立論に対し、国政にこだわる考えをにじませた。 蓮舫氏はタレントや報道キャスターとして活躍し、2004年の参院選東京選挙区で初当選した。旧民主党政権時代に予算を見直す事業仕分けで「仕分け人」として注目を集め、10年に行政刷新相を務めた。