30年近く組込みソフトウェア開発に携わってきたが、ここに来てクラウドソフトウェアサービスの開発に関わっている。 そこでだいぶ様子が違うことが分かってきた。今回はその違いについて書いてみたい。 IoT機器(組込みソフトウェア機器)を無線/有線ネットワークでクラウドに接続し、クラウドアプリケーションソフトウェアでサービスを提供するというスタイルが増えつつある。 かつて、組込みソフトウェアは出荷時のソフトウェア品質を担保するためウォーターフォール的な開発プロセスが取られてきたが、ソフトウェアの規模が増大するにつれて、組込みソフトウェアでも一部または全体にアジャイル的なプロセスが適用されるようになった。 一方で、クラウドアプケーションソフトウェアの開発はどうだろう。クラウドアプリケーションソフトウェアの開発は DevOps だと言われる。 DevOps については、『DevOpsとは何か? そのツ
やまぶん @yamabunmath 富山在住 / 数学(特に代数学) / パズルみたいな問題を解くのが好き / 謎屋珈琲店名探偵No.19 / 謎検準1級 / ボードゲーム / ぷよぷよ / ゆるゆり / ポケモンGO / 料理 / 金沢大学→数学の先生→プログラマー / 東大ナゾトレNEW GAME第4巻に謎が掲載されました https://t.co/jj804coAX2 やまぶん @yamabunmath 1人の天才プログラマーがシステムをほとんど1人で作ったんだが、ドキュメントが残っておらず、他に誰もメンテできる人がいない。 みたいな状況って、みんなどう対応してるの? 2020-06-25 23:58:39
先日、接触確認アプリがリリースされました。これは正直日本のソフトウェアの進歩に画期的なことだったと思います。私も衝撃を受けました。 www.mhlw.go.jp その後起こったことに関して正直は私の感想はこの通りです。 日本で起こっている地獄を見て、アプリ開発者は海外に流出してしまうわって思う。あの流れは最低最悪。みんな自分が気持ちよくなるためだけに、自分の国の未来を破壊してるんやで。— TsuyoshiUshio (@sandayuu) June 21, 2020 このような展開は、私が今住んでいるアメリカでは発生しない事案だと思います。じゃあ、日米でどういう違いがあって、日本人の自分が小さな一歩を踏み出して、日本がよりよい国になるようにできるとしたらどんなことだろうということを考えてみましたので、あまりソフトウェアの専門用語を使わない形で書いてみようと思います。 接触確認アプリが生まれ
厚生労働省は現在、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の“感染が疑われる濃厚接触”を通知する「接触確認アプリ」の開発を進めている。 開発を受注したのは日本国内のベンダー。一部で「米マイクロソフトが受注した」と報道されたが、これは間違いだ。とは言え、マイクロソフトが無関係というわけではない。そこには多少事情がある。 実は、日本で使われるアプリのベースとなる部分は、個人が中心となったボランティアベースのプロジェクトで、オープンソースとして開発されたものを利用している。 そのアプリは、なぜオープンソースで開発されたのか? そして、そこに人々はどう関わっているのか、開発にかかわった関係者を取材した。 接触確認アプリがどういうものか、おさらいしておこう。 接触確認アプリは、スマートフォンのBluetooth機能を使い「一定以上の長い時間、スマホを持っている人同士が近くにいた」情報を記録するア
アメリカと中国 アメリカは、グローバリズムを2000年くらいから一気に進めました。そのエンジンはインターネットです。GAFA(+M)と言ったインターネットを基盤としたグローバル企業が世界を席巻し、アメリカは経済的にも繁栄を極めました。この栄光はずっと続くと思われました。 しかし、そのアメリカの下請けとも言えた中国が、その勤勉さと中国共産党の戦略によりその裏でどんどん経済力や軍事力を付けていきました。グローバリズムを進めることでアメリカが独り勝ちするという前提に対し、中国が割り込んできました。今、中国が世界で為そうとしていることは実はアメリカがやってきたことと全く同じ、なのです。 アメリカは面白くありません。下請けと思っていた中国に、自身のポジションを取られてしまう。 アメリカは去年、中国に関税戦争を仕掛けました。米中貿易について中国にペナルティーを与えることにより中国の成長を妨げようとしま
実装しないが責任を持つ人について 世の中、いたるところにいらっしゃると思うんですよ。 自分はこのサービスの責任者です。そしてこのサービスを実装する組織に対して、こんなことをしてほしい。あんなことをやってほしい。いろいろ指示するのですが、実際に実装する能力は、ない。ただ成果物のイメージは具体的にある。綿密に打ち合わせをして伝え、できあがったものを確認し、何か不備があれば指摘する。そういう役割を持っている人。 自分自身では成果物に対して手を動かすことはできません。お店で言えばお客さんに近いのですかね。これください、ただこんなふうにしてほしい。でもお客さん自身が商品を作るわけではないですよね。そして手に入れて、満足できるかどうかを判断する。お客さんと違うのは、もし不満があったらお店にフィードバックをすること。そしてどこまでお金をかけて、作り直させるかを判断することです。もし自分の指摘が右往左往し
とんでもない実装は大手SIerでもすることについて 今日話題になっているこの記事。 qiita.com 実際に自分が見た「オワコン大手SIer」のアンチパターンをご紹介していきます。 自分が多く当てはまっている場合は今すぐ直してください。移行する人がストレスで死にます。 うん、まあ運悪くこういうシステムに当たる人はいますよね。 大手SIerだからといってその成果物の品質が末端のコードレベルまで整っている保障は全くありません。はい、全くありません。 大手SIerには超優秀な人がいる一方で、そうではない人もいます。転職も多いし人数も多いしで、しかもパートナーが入ってくる可能性も高いのでそうなってしまうのは当然かなと思って横で見ています。 中小で伸びているところは、優秀な技術者を囲い、必ずその人やチームで仕事するから品質がいいんです。まあ昨今は、そういった中小を大手SIerのキャッシュで買収しつ
軽い読み物としておもしろおかしく読んでください。 はじめて社外の人の仕事を見た 今まで社内の成果物しか目にしてこなかったのですが、ふとしたきっかけで外部ベンダーが作ったシステムを移行することになりました。 会社名を見て、よく知った会社でちょっと安心しました。 「ここなら設計書とかもきちんとしてるだろう、多少古臭くても堅実にやってるんじゃないかな」って思ってました。ええ。 実態は全然違った とんでもない量のExcelが設計書として渡されました。 さすがに設計が専門だけあって設計書の量はすごいなぁ。と思って読んでいるといろいろ察してきました。 正直、「オワコン大手SIer」と呼ぶしかありません。設計しかできないと思っていたのに、何もできないなんて・・・ 実際に自分が見た「オワコン大手SIer」のアンチパターンをご紹介していきます。 自分が多く当てはまっている場合は今すぐ直してください。移行する
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Googleは、「Chrome」のコードベースに存在する深刻なセキュリティバグの約70%が、メモリー管理とメモリー安全性に関する問題であることを明らかにした。 70%の約半数は解放済みメモリー使用の脆弱性だった。これは、ポインターの管理が不十分で、Chromeの内部コンポーネントに攻撃を仕掛ける隙を与えてしまうセキュリティ上の問題だ。 これらの統計は、Chromeの安定版チャネルに影響する、2015年以降の深刻度が「high」か「Critical」に分類されたセキュリティ上の脆弱性912件を分析して得られたものだ。 この数字は、Microsoftが公表しているものとも一致する。2019年2月に開催されたあるセキュリティカンファレンスでは
現在私は、世界規模のクラウドの中の人になって一か月が経過しました。グローバルで、クラウドプラットフォーム自体を作って運用する側はどんなスタイルで開発されているのか興味がある人もあるかもしれないと思ってブログを書くことにしました。これは自分のチームや周りのチームを観察しただけであって、私の所属会社全体がそういうスタイルではないかもしれませんが、何らかの参考になるかもと思い書いてみました。 スモールチーム 世界規模のグローバルなシステムなので、ものすごい大人数で、ものすごく厳密に開発されているイメージがあるかもしれませんが、実際のところ小さなチームの集まりです。自分がアジャイルコーチだったころに学んだことですが、開発は25人ぐらいのチームがマックスで、Amazon でも two pizza team といわれているように、ソフトウェア開発は少人数でないとまわらないのでそうなっているようです。沢
フリーランスでiOSエンジニアをやっています。実はこのコロナ禍のちょっと前、今年の始めぐらいからお仕事が減ってきていました。昨年は常時5〜7クライアントとお付き合いがあったのが、2クライアントに。 いやいや、クライアント数が減ったぶん、それぞれのお客さんのお仕事をじっくり取り組めるようになったし、やりたくても時間がなくて後回しになってしまっていた新しい技術分野の勉強もできる。全然平気だわ〜と過ごすこと3ヶ月。 (いやまじで新規の仕事の依頼来ないんだけど.......え?これってコロナの影響?それとも単純におれがオワコン?確かに単価は高いし仕事は選ぶしわりと必須な技術をキャッチアップしないしで、技術のコモディティ化が早く参入障壁が低く常に優秀な若手が出てくるこの世界、いつ需要がなくなってもおかしくないしな...) と、ちょっとずつ不安になってきました。 そこで試しにやってみてうまくいったのが
A must read for anyone building a web app. Getting Real is packed with keep-it-simple insights, contrarian points of… この本は僕が個人開発者として進むべき方向を照らしてくれました。今でも繰り返しメモを読み返しています。かつての僕はアントレプレナーシップやスタートアップ文化に強く影響されていて、「スティーブ・ジョブズみたいにビッグになるぞ!」とか「facebookみたいな世界を席巻するサービスを作らなきゃ!」と息巻いていました。イタイ。同書は世界を獲ってビッグになることだけが成功の道ではなく、他にもソフトウェア開発で人生を謳歌できる方法がある事を教えてくれました。これはSaaSビジネスの立ち上げを、より少なく、本当に重要な事にだけ取り組む事で成功に導く方法について解説した本で
Every day, software developers stare down a long list of features and bugs that need to be addressed. Security professionals try to help by using automated tools to prioritize security bugs, but too often, engineers waste time on false positives or miss a critical security vulnerability that has been misclassified. To tackle this problem data science and security teams came together to explore how
今回のゲストは、分散バージョン管理システムGitのメンテナで『入門Git』(注1)の著者、濱野純さんです。Linuxカーネルの開発者、Linus Torvaldsさんから引き継いでGitのメンテナになった経緯から、対談スタートです。 (撮影:武田康宏) Gitに関わった経緯 弾:Gitに関わったきっかけは? 濱:2005年の4月にLinuxカーネルのバージョン管理システムとして使われていたBitKeeperが使えなくなる[2]からということで、Linus君がいろいろありものを探したんだけど、使えるものがなくて、誰かがいいのを作ってくれるまでのつなぎというつもりで、とりあえず自分でもコードを書いた、というアナウンスをしました。それをカーネルメーリングリスト(ML)で見ていたんですが、たまたまボクの本業がプロジェクトとプロジェクトの合間だったんです。なんかおもしろそうなこと始まってるじゃん、
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