■[哲学用語]Ludwig Witgenstein 1889-1951 01:04 ウィーンに生まれ、イギリスで活動した哲学者。今世紀の哲学潮流に大きな影響を残し、現在でも英米圏の枠を超えて関心を集めている。当初ラッセルの指導の下で論理学、哲学を学び、その成果は『論理哲学論考』として発表された。これによって哲学の問題は解決されたとして、脱稿後の10年間は哲学活動を中断したが、1929年にケンブリッジに戻り、数学の基礎を巡る問題に取り組み、それ以降『論考』の批判的検討を軸に独自の思想を展開した。39年から47年までケンブリッジ大学の教授を務めた。中期から後期にかけての仕事は、すべて遺稿として出版され、後期の代表作に『哲学探究』『数学の基礎』『確実性の問題』などがある。 ■[哲学用語]家族的類似性 01:04 一般に「概念」とは多くの異なる個物から、それらに共通した本質だけを抽象化することに