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脳科学に関するsakstyleのブックマーク (45)

  • 育てた人の脳細胞をコンピュータに接続、生きたAI「Brainoware」で学習し数式を解くことに成功【研究紹介】

    米Indiana University Bloomingtonなどに所属する研究者らが発表した「Brain Organoid Computing for Artificial Intelligence」は、実験室で育てた人間の脳細胞をコンピュータに接続して数式を解くことに成功した研究報告である。 keyboard_arrow_down 研究背景 keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 評価 脳がどのように機能しているのかという問いに答える新たな手法として、ES細胞から脳に類似した組織を作る研究が登場した。この組織体は、細胞自身が備えているプログラムに従い、自発的に自身の組織を作る特徴を持つ。このような特徴である組織体は、後に「脳オルガノイド」と呼ばれるようになる。 そして、人工的に多様な細胞へと分化できるiPS細胞の登場により、脳オルガノイ

    育てた人の脳細胞をコンピュータに接続、生きたAI「Brainoware」で学習し数式を解くことに成功【研究紹介】
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    sakstyle 2023/03/27
    「約800万ワットを消費するのに対して、人間の脳は約20ワットの電力消費で済むことから、研究チームは、人間の脳がAIにとって理想的なハードウェアだと考えた」オルガノイド・インテリジェンス(OI)
  • 脳神経関連権(neurorights):近年の脳神経倫理の中心的論点を概観する - 大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)

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    sakstyle 2022/06/01
    ハッキングされない権利とか選好を勝手に変えられない(心理的連続性を維持する)権利とかサイバーパンク感あるけど、そもそも人権か、新しい権利なのか(遺伝子でも同様の議論が)とか批判的な意見もある、と
  • 脳に興味があるすべての人に心からおすすめできる一冊。デイヴィッド・イーグルマン『脳の地図を書き換える:神経科学の冒険』解説・紺野大地|Hayakawa Books & Magazines(β)

    脳に興味があるすべての人に心からおすすめできる一冊。デイヴィッド・イーグルマン『脳の地図を書き換える:神経科学の冒険』解説・紺野大地 「天才科学者がたどり着いた境地がここに。イーグルマンのには、夢と驚きがいっぱい詰まっている」――竹内薫(サイエンス作家)推薦! デイヴィッド・イーグルマン著『脳の地図を書き換える:神経科学の冒険』(梶山あゆみ訳、早川書房)が発売しました。人が視覚や聴覚、または身体の一部を失った時に脳内ではなにが起きているのか? 脳の秘められた潜在能力を「ライブワイヤード」という概念で解き明かし、人類の未知なる可能性について探求した一冊です。発売に際して、『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか』の著者のひとり、紺野大地さんによる巻末解説を特別公開いたします。 『脳の地図を書き換える』早川書房解説 東京大学医学部付属病院 老年病科 医師  紺野大地 良

    脳に興味があるすべての人に心からおすすめできる一冊。デイヴィッド・イーグルマン『脳の地図を書き換える:神経科学の冒険』解説・紺野大地|Hayakawa Books & Magazines(β)
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    sakstyle 2022/05/25
    脳の可塑性のことを、ライブワイヤリングと称して論じているっぽい。/振動するベストを開発し、耳の聞こえない人に着用させたら音を感じるようになったという話から、新たな感覚を追加できるのではなという仮説まで
  • 健康や人間らしさに影響する「神経修飾物質」――認知低下や運動障害とも関連?(毛内 拡)

    脳における情報伝達の主役はニューロンですが、ニューロンが存在する「場」と「空間」もニューロンの働きに欠かせないものです。脳のニューロンが占める以外の場と空間を、細胞外スペースと言います。 これまで細胞外スペースは、脳の緩衝材としての役割としてしかみなされていませんでしたが、さまざまな伝達物質の通り道として活用されていることが明らかになってきました。そして、この通り道とそこを通る物質が、私たちの健康や人間らしさに大きく影響していることもわかってきています。 細胞外スペースにはどんな物質が通り、どんな役割を担っているのか、そしてそれらのバランスが崩れると、どんな影響や疾患が起こりうるのかを見ていきたいと思います。 ニューロンが活躍する「空間」と「場」 演劇や音楽のライブを思い浮かべてみましょう。あるいはスポーツの試合でも良いでしょう。劇場やライブハウス、競技場などの会場——これが「空間」です。

    健康や人間らしさに影響する「神経修飾物質」――認知低下や運動障害とも関連?(毛内 拡)
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    sakstyle 2022/05/10
    脳の細胞外スペースを通じて広く拡散して脳活動を調節する「神経修飾物質」(ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン等)アセチルコリンはシータ波の発生に関与。これらの物質の調節不全はそれぞれ疾患に繋がる
  • 知能の仕組みを解き明かし、人間を超えた汎用人工知能やマインドアップロードの可能性まで考察する──『脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論』 - 基本読書

    脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論 作者:ジェフ ホーキンス早川書房Amazon人間は日々新しいことを学び続けている。民主主義についてや数学の理論など複雑な概念に限った話ではなく、たとえばアプリをダウンロードしたらその使い方を学ぶだろう。道を歩けば、こんなところにハンバーガー屋や眼科ができたんだな、と気がつき、日々頭の中の情報、世界のモデルは書き換わっていく。 それらは、必死になって英単語を覚えるように努力して覚えるようなものではなく当たり前のように行われることなので、特に高度なこととは思えない。しかし、人間のそうした自律的な学習機能がプログラム上でそう簡単には実現できていないことからもわかるように、実際には相当に複雑なことをやってのけているのである。では、我々の脳の中では、そうした偉業がどのようにして成し遂げられているのか? 書『脳は世界をどう見ているのか』

    知能の仕組みを解き明かし、人間を超えた汎用人工知能やマインドアップロードの可能性まで考察する──『脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論』 - 基本読書
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    sakstyle 2022/04/28
    「新皮質の基本アルゴリズムを知る上で重要なのが、「予測」と「座標系」という考え方」生成モデルの話だろうか?/「知覚の統合問題について」知覚の統合の話しているのは気になる
  • 赤外線だって見えるようになる? 東大教授が本気で進める「脳の改造」計画とは(池谷 裕二)

    脳と人工知能をつないで、人間が持つ能力を拡張できないか——そんな研究が世界中で進んでいるのをご存知でしょうか。すでに「念じるだけでロボットを操る」「考えていることをAIが翻訳してくれる」など、次々と驚くべき研究成果が報告されているのです。 発売前から話題となっている『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか』(紺野大地・池谷裕二:著/12月16日発売)では、そうした最新研究を紹介しながら、人工知能を使って人間の潜在能力をどう活かしていくべきかを考えます。 この度、書の刊行に先駆けて、東京大学教授の池谷裕二さんによる書の前書きを、先行公開します! 人間は、自ら発明した道具で進化していく 私たちは今、人間という存在、その意味や価値が変わりつつある激動の時代を生きています。その理由の1つは、人工知能AI)の台頭ですが、それだけではありません。書『脳と人工知能をつないだ

    赤外線だって見えるようになる? 東大教授が本気で進める「脳の改造」計画とは(池谷 裕二)
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    sakstyle 2021/11/29
    『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか』のまえがき(池谷裕二)。著者が紺野大地さんだ(紺野・池谷の共著)
  • 第4回 「分離脳」だから分かった感覚のつながりとは

    「時間の知覚」「感覚統合」「脳の性差」といったことを研究する四さんは、「地味」「細かい」と自分では言いつつも、とても興味深い研究を推し進めている。 すでに「時間の知覚」だけでも、興味津々ではちきれそうなほどの研究の最先端のお話を伺った。お腹いっぱいに近い。 このあたりで趣向を変えて、四さんがどんなふうにしてこの研究にたどり着いたのか聞いておこう。 「今思えばですけど、やっぱり自分の知覚、内的な体験というのについて、思いをはせるような子どもでした。幼稚園だか小学校の低学年ぐらいのときに、私が見ている赤い色が、他の人が見ている赤い色じゃなかったとしても、それはどうやったら証明できるんだろう、みたいなことをちょくちょく考えてたんです。それって、まさに自分の中での知覚というものをどう定量的にはかって、他の人と比べることができるのかってことなんです」 いきなりすごい話だ。 自分が見ている赤が、他

    第4回 「分離脳」だから分かった感覚のつながりとは
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    sakstyle 2018/03/08
    分離脳患者でも、時間知覚について皮質下での連結がある!
  • 第3回 ヒトの脳はどのように時間を知覚しているのか

    目で見ているものが「実際」とは違って見えてしまうことを指す「錯視」。この錯視を含め、見たり聞いたり考えたりしているときの脳の活動を測定して、「時間の知覚」「多感覚統合」「脳の性差」など、人間の内なる活動のメカニズムを探る四裕子先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)

    第3回 ヒトの脳はどのように時間を知覚しているのか
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    sakstyle 2018/03/08
    時間の錯覚起こす視覚刺激! ペースメーカーモデルと引き込み現象。聴覚でも起きる時間の錯覚
  • 読書メモ:脳の意識 機械の意識(渡辺正峰 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦 (中公新書) 作者: 渡辺正峰 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/11/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る このを書店でみて意外に思った。 ひところ意識の脳科学の翻訳が固めて出された時期があったが、最近はひと段落した印象を受けていた。人工知能ブームのなかでも「機械が意識をもつ」という予測を含む「シンギュラリティ論」が一時期注目を浴びたが、今は落ち着いて、むしろ「弱いAI」路線にシフトしつつあるように見える。そうしたなか、書のようなタイトルのが出たのは驚きだった。それも日人の著者による書き下ろし、しかも中公新書でだ。 著者は「意識の脳科学」を研究テーマとする脳神経科学者で、特筆すべきなのが、国内外の様々な分野のパイオニアに師事した経歴だ。あとがきには、師匠の名前として、合原一幸(脳の数理研究

    読書メモ:脳の意識 機械の意識(渡辺正峰 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
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    sakstyle 2017/12/01
    この本既に買ってあるものの未読なのだけど、予想以上にヤバい本のようだ
  • ネットワーク内部の情報の統合を定量化 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター脳数理研究チームの大泉匡史基礎科学特別研究員、甘利俊一チームリーダー、モナシュ大学の土谷尚嗣准教授らの国際共同研究チームは、ネットワーク内の「情報の統合」を定量化するための数理的な枠組みを提案しました。 私たちの脳が「意識」を生み出すためには、神経細胞同士が密に情報をやりとりすること、つまり情報の統合が必要であると考えられています。例えば、単純なデジタルカメラと脳の情報処理の違いを考えたとき、デジタルカメラの中の多くのフォトダイオードでは、独立に情報処理を行っているだけで情報のやりとりはなく、情報は統合されていません。すなわち、デジタルカメラ自体は見ているものを意識することはできないと考えられます。一方、脳の中ではそれぞれの神経細胞が処理した情報を、神経細胞同士がシナプス[1]を介してやりとりすることによって情報が統合されるため、私たちは豊か

  • つらい経験を思いだすことなく、無意識のうちに恐怖記憶を消去できるニューロフィードバック技術を開発 ATR|株式会社 国際電気通信基礎技術研究所

    2016年11月22日 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR) 国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA) ケンブリッジ大学 研究成果のポイント 恐怖記憶を和らげるには、恐怖の対象(例えば、自動車事故に関連する赤い車)を繰り返し見せたり、あるいはイメージさせる手法が最も効果的です。しかし、そうした手法自体がストレスになる場合があります。 研究では、恐怖対象への暴露によるストレスを回避すべく、最先端のニューロフィードバック技術(Decoded Neurofeedback, DecNef)を応用し、被験者が無自覚のうちに恐怖記憶を消去することに成功しました。 具体的には、スパース機械学習アルゴリズムを用い、視覚野に恐怖記憶の対象を表す空間的脳活動パターンを検出する毎に、被験者に報酬を与える訓練により、恐怖記憶の対象への恐怖反応を緩

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    sakstyle 2016/11/24
    またニューロフィードバックか。今度はNICT、UCLAとの共同研究
  • 芸術は科学的に説明できるか?(西川伸一) - 個人 - Yahoo!ニュース

    最近読んだの中でオススメを一冊選ぶとすると、記憶研究でノーベル賞を受賞したエリック・カンデルの「Reductionism in art and brain science: Bridging the two cultures (芸術と脳科学における還元主義:二つの文化を橋渡しする)」(Columbia University Press)だ。今年の9月に出たばかりでまだ邦訳はないが、訳されるのもそう遠くないと思う。 いろんな読み方ができるだろうが、マーク・ロスコの絵が表紙に使われているこので取り上げられた問題は、「なぜ抽象絵画が私たちの心を揺さぶることができるのか?」だと私には思えた。 これに対しカンデルは、ターナー、モネ、カンディンスキー、モンドリアン、クーニング、ポロック、ロスコ、ルイス、フラビン、タレル、カッツ、ウォーホールなど様々な画家とその絵画スタイルを解説しながら、それぞれの

    芸術は科学的に説明できるか?(西川伸一) - 個人 - Yahoo!ニュース
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    sakstyle 2016/11/23
    カンデル『芸術と脳科学における還元主義(未訳)』抽象画について。バルセロナ大学、音楽に対する反応の研究
  • 脳にニセの映像を植え付ける方法、日本の科学者たちが実証する

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    sakstyle 2016/09/09
    ATRのニューロフィードバック法。7月の記事。
  • 顔の好みを好き・嫌い両方向に変化させるニューロフィードバック技術を開発 ATR|株式会社 国際電気通信基礎技術研究所

    平成28年9月9日 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR) ブラウン大学(米国) 国立研究開発法人日医療研究開発機構(AMED) 研究成果のポイント 従来のヒト脳研究では、異なる脳領域がそれぞれ別の認知機能に関わるとされてきた。 研究では、最先端のニューロフィードバック技術(Decoded Neurofeedback, DecNef)を用い、単一の脳領域内の異なる活動パターンが、それぞれ異なる認知機能の変化を引き起こすことを証明した。 具体的には、高次の脳領域(帯状皮質)にDecNefを適用し、重要な社会認知機能である顔の好みを、好き・嫌い両方向に変化させることに世界で初めて成功した。 成果は、帯状皮質が好き・嫌いという異なる認知機能の両方に関わることを意味する。 研究の過程でDecNefの高度化に成功、DecNefを低次・高次にかかわらずあらゆる脳領域に適用可能かつ認知機

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    sakstyle 2016/09/09
    科学的には脳の反局在論、技術的にはニューロフィードバック法の高次領域への適用という意義。被験者に目的を気付かせることなく好みを変化させられる
  • 川畑『脳は美をどう感じるか』:脳科学的に見たアート。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    脳は美をどう感じるか―アートの脳科学 (ちくま新書) 作者: 川畑秀明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/10メディア: 新書購入: 10人 クリック: 198回この商品を含むブログ (7件) を見る 美術の見方を通じて脳の働きを見る。布施英利が『電脳美学』なんかで少しこういうことを言いつつ、なまじ文芸的な素質があったもんで、なんかどこかで蟄居して変な方向にいってしまったのは残念だった。だからそれを新しい成果にもとづいてきちんとやってくれるのは大歓迎。 ぼくは前から、美術というのは基的に脳の働きについての実験だと主張しているので、書のアプローチはとても馴染む。とてもおもしろくさらさらっと読んだ。それだけに……ちょっと物足りない。美術の発達と脳の発達、イディオサヴァンみたいな話。うん、一通りある。ぼくとしては、アートと進化の話は知らないネタでおもしろかった。 でも、新書だか

    川畑『脳は美をどう感じるか』:脳科学的に見たアート。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • [書評]意識は傍観者である: 脳の知られざる営み(デイヴィッド・イーグルマン): 極東ブログ

    デカルトの「我思う故に我あり」は通常、「思考している自分は存在している」と理解される。「自分という意識は確実に存在している」というわけである。当たり前ではないかと思うかもしれない。残念でした。「自分という意識」は脳機能の処理結果であって、それ自体で存在しているわけではない。あなたには自由意志なんてない。あなたの意識や自由意志は脳のプロセスの、ただの傍観者なのである。 冗談のようだがこの話は脳科学を学んだ人には常識の部類である。なにかをしようと意識するよりも身体のほうが先に動くことは実験科学的にわかっているからだ。座っていて「ちょっと立ち上がろうかな」という自由な意識は、実際には立ち上がろうとする身体の神経反応の後から生じている。生理学者ベンジャミン・リベット(Benjamin Libet)が1980年代に明らかにした(参照)。身体運動についての自由意識と思われているものは、身体意識の承認の

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    sakstyle 2012/04/25
    科学と司法の関係についての章が気になる
  • 【報告】第6回こまば脳カフェ | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    12月22日、第6回こまば脳カフェ・クリスマス特別版「哲学×脳科学」が駒場生協堂3階(駒場コミュニケーションプラザ3階 交流ラウンジ〕で開催された。これまでの脳カフェでは主に脳科学の若手研究者をゲストに迎えてきたが、今回は、「哲学」を専門とする河野哲也さんと戸田山和久さんのお二人がゲストとして、さらに「脳科学」を専門とする大学院生の飯島和樹さんが指定討論者として参加した。 今回の企画は第1回目のゲストであった菅野康太さんがファシリテーターとして企画側にまわって「哲学」と「脳科学」のあいだでどのような共通点や相違点があるのかを明確にしながら対話をすることを目指した。魅力的なテーマとゲストのおかげで多くの参加者が集い、カフェとは雰囲気が遠くなってしまったが、哲学と脳科学のあいだをめぐる刺激的な議論がかわされた。 まずは河野さんによる話題提供「脳科学者がなかなか答えてくれないこと」からスタート

    【報告】第6回こまば脳カフェ | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
  • 記憶はどう生まれ、消えるか:井ノ口馨氏らの画期的研究 | WIRED VISION

    前の記事 「携帯電話多用で血流中のタンパク質が変質」:スウェーデンの研究 記憶はどう生まれ、消えるか:井ノ口馨氏らの画期的研究 2009年11月16日 Tina Hesman Saey 海馬の神経細胞 Image credit: NIH。サイトトップの画像はマウスの帯状皮質の神経細胞。Wikimedia 学習や記憶に関与する脳の部位、海馬では、既存の脳細胞間に構築された接続が、新たに生まれる神経細胞(ニューロン)によって不安定化することが、日の研究チームがマウスを使って行なった研究によって明らかになった。 富山大学の神経科学者、井ノ口馨教授[元 三菱化学生命科学研究所]らの研究チームが11月13日付けの『Cell』誌に発表した研究論文は、海馬から記憶を消去されることが、新たな学習を促進している可能性を示唆している。 神経細胞が新たに生まれることを神経新生というが、これが既存の記憶を消去す

  • 言語大陸横断鉄道 - 東京永久観光

    生物進化認知言語脳科学? なにかそのような大変な陸地に足を踏み入れた気がする。しかもそこにある代表的な風景はもうまとめて見て回ってしまったという達成感すらある。理化学研究所 脳科学総合研究センターの入來篤史さんが編集した『言語と思考を生む脳』。このうち入來さん自身が書いた2つの章を読んだ。asin:4130643037 以前、サケは「自分が/卵を/産む」といったかんじでそれをやってはいないのではないか、ということを書いた。その前には、植物がかりに言語をもったならそれはいわば形容詞だけではないのか、といったことも書いた。 http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20080518#p1 サケの気持ち、ヒトの気持ち、ブログの気持ち http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20080408#p1 バケツと世界 ただ、こうした問いはどうせそれ以上は手の施し

    言語大陸横断鉄道 - 東京永久観光
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    sakstyle 2009/06/15
    入來篤史『言語と思考を生む脳』『脳研究の最前線』/「他動詞的な認知に至る進化」「概念」
  • マイケル・S. ガザニガ「脳のなかの倫理」 - モナドの方へ

    書は二つの問題をテーマにしている。 ひとつは脳科学の発展によってもたらされる新技術の評価である。 スマートドラッグによる脳の強化、着床前診断など遺伝子による命の選別、人はいつから人なのか……という問題だ。これらの技術の発展はすさまじく、すでに普及しているものもある。臨床段階のものも数年後には一般的になると言われている。にもかかわらず法整備はまったく整っていない状態だ。 身体能力、記憶力、集中力を向上させるという薬が次々と作られている。しかもこれらはテストの成績を平均××点アップさせるというように、極めて具体的な効果をもたらす。仮に副作用がまったくなかったとしても、たとえば記憶が残り続けることが果たして良いことといえるのか、簡単にイエスとは答えられない。人々はつらいことや、とるにたらないことを忘れることで日々を快活に暮らしている。すべてが忘れられなくなってしまったら、おそろしく臆病な人間に

    マイケル・S. ガザニガ「脳のなかの倫理」 - モナドの方へ