宅配代行サービス大手の「ウーバーイーツ」は、自律走行するロボットを6日から都内の一部の地域で導入すると発表しました。国内では、配達員の不足などを理由に撤退の動きも相次ぎ、各社が事業の効率化とサービスの強化を急いでいます。 ウーバーイーツが5日公開したのは、6つの車輪がついた自律走行する小型のロボットで、6日から東京 日本橋のエリアの2つの店舗に導入されます。 導入は、アメリカに続き世界で2か国目となります。 注文した人が建物の入り口まで受け取りに行く形でサービスを開始し、将来的にはほかの地域に広げることも目指すとしています。 雨の日など配達員が少ない場合でもロボットが対応でき、配達のスピードなど利便性の強化につなげたいとしています。 Uber Eats Japanのアルビン・ウー マーケットオペレーションディレクターは「2024年問題などの人手不足を補完するものとしてロボットはますます重要
#ISRO#Gaganyaan#LVM-3#Gaganyaan-1 インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間2月21日、有人宇宙飛行計画「Gaganyaan(ガガンヤーン)」の初の無人飛行試験に向け、重要な試験を完了したと発表した。 Gaganyaanは、2025年までに3人の宇宙飛行士を地球低軌道(LEO)へと打ち上げることを目標としている。ロケットは「Launch Vehicle Mark-3(LVM-3)」を使用。2023年10月には、緊急脱出システムの試験を実施した。 ISRO推進複合施設(Isro PRopulsion Complex:IPRC)で実施されたGaganyaanのエンジンテストは、推力や推進剤タンクの圧力を変化させるなどの飛行条件をシミュレートしたものだった。ISROによれば、この種のテストとしては7回目であった。 2024年第3四半期(7〜9月)が予定されている無
ウクライナ・オデーサ近郊(CNN) 命中したのはジェットスキーで駆動する水上ドローン6機のみ。これでロシアの誘導ミサイル艦を撃沈した。この攻撃にかかわったウクライナ軍特殊部隊の隊員が、希少なインタビューに応じて明らかにした。 ウクライナ国防省情報総局は今月1日、ロシアの小型艦「イワノベッツ」がクリミア半島の黒海に面した入り江でドローンに攻撃され、船体を損傷して沈没したと説明していた。 この攻撃にかかわったドローン操縦士の1人がCNNに語ったところによると、攻撃には「MAGURA」ドローン10機を使い、うち6機が命中してロシア軍艦を撃沈した。 MAGURAはジェットスキーで駆動するドローンで、全長わずか数メートル。だが航続距離は約800キロと長く、ウクライナの海岸線の広大な範囲からクリミア半島の標的に対する作戦を実行できる。 取材に応じたのはコールサインで「13」と呼ばれるドローン操縦士で、
小型の雑食恐竜や昆虫食恐竜は、羽毛の生えた原始的な翼を羽ばたかせて、隠れている被食者をおびき出していた可能性があることを示した論文が、Scientific Reportsに掲載される。今回、著者らは、ロボプテリクスという名の恐竜ロボットを作製し、このロボットにバッタを脅かすいろいろな行動をとらせて、バッタがどのように反応するかを調べた。著者らは、今回の結果が、一部のタイプの恐竜において飛行能力を備える前に羽毛の生えた翼が進化した理由を説明するために役立つのではないかと推測している。 羽毛のある恐竜種の遺骸が数多く発見されているが、これまでのところ、恐竜の分類群の1つであるペンナラプトラに属する恐竜種だけが、飛行に必要な羽毛の一種である大羽(pennaceous feather)を持っている状態で発見されている。化石記録によれば、大羽は当初、飛行するために十分な強度がない小型の原始的な翼に生
この記事を書くにあたり本書を読み直しましたが、むっちゃ自著の元ネタになってました。もちろん引用もしたし参考文献にもあげているのですが、明示的な引用をしていない箇所でも、この本の根底にある〈AIvs人間〉という対立図式ではなく、〈AI+人間〉で考えようとする姿勢は、自著のAI映画論や《ターミネーター》論に援用しています。 本書は20世紀の技術論をまず技術決定論と社会的構成論に整理します。技術決定論は技術が社会のありかたを決め、自律的なAIが登場した場合、人間との対立関係も視野に入ります。他方、社会的構成論は、中立的・道具的に技術をとらえ、社会こそが技術のあり方を決定するとします。この2つの20世紀の技術論は正反対のものですが、正反対ということは物事の裏表でもあります。ここから21世紀の技術論としてアクター・ネットワーク論を導入します。 アクター・ネットワーク論とは人間と非人間(機械やAI)が
AI=人工知能を使って兵器が人間の関与なしに攻撃目標などを判断して攻撃する、自律型致死兵器システム「LAWS」について、国連総会は世界の安全保障に与える影響を懸念し、対応が急がれるとする決議を賛成多数で採択しました。 AI=人工知能を使って兵器が人間の関与なしに攻撃目標や方法を判断して攻撃する、自律型致死兵器システム「LAWS」は、戦場で使われれば民間人の犠牲などを深刻化させるおそれがあると指摘されています。 国連総会では22日、この自律型致死兵器システムについて ▽世界の安全保障に与える影響に懸念を示し対応が急がれるとしたうえで ▽グテーレス事務総長に課題をまとめて報告するよう求める決議案が提出されました。 採決の結果 ▽日本やアメリカなど152か国の賛成で採択されましたが ▽ロシアやインドなど4か国が反対し ▽中国や北朝鮮、イスラエルなど11か国が棄権しました。 自律型致死兵器システム
ツイル、コーデュロイ、ウールなどの微細な質感を人間の指に近い高分解能で認識できる人工感覚システムについて報告する論文が、Nature Communicationsに掲載される。著者らは、今回の知見がロボットや人間の義肢の微細触覚能力を改善するために役立つ可能性があり、将来的には仮想現実に応用できるかもしれないと考えている。 人間は、物体の表面に指を当ててゆっくりと滑らせて、静圧と高周波振動の両方を捉えることによって物体を識別できる。圧力などの物理的刺激を感知するための人工触覚センサーを作製する従来の方法は、実際の物体に触れて識別する能力や複数のセンサーに依存する能力が足りなかった。高い時空間分解能と感度を有するリアルタイム人工感覚システムの作製は難題となっていた。 今回、Chuan Fei Guoらは、人間の指紋の特徴を模倣したフレキシブルなすべり覚センサーについて報告している。このセンサ
29日午前、福井県永平寺町で全国で初めて特定の条件下での完全な自動運転「レベル4」の運行を行っていた車両が、走行中に道路脇にあった自転車に接触する事故がありました。けがをした人はいませんでしたが、運行する町の第三セクターは、安全が確認されるまでは運行を中止することにしました。 29日午前10時半ごろ、永平寺町志比の町道で、自動運転を行っていた車両が、道路の左側に駐輪してあった自転車と接触しました。 警察や町によりますと、当時、この車両には4人の客が乗っていましたが、けがをした人はいなかったということです。 永平寺町では、ことし5月から、町道のおよそ2キロの区間で時速12キロ以内で走るなど、特定の条件のもとで完全な自動運転「レベル4」の車両の運行が全国に先駆けて始まっていました。 車両には、障害物を避けるためのセンサーやレーダーが取り付けられていたということで警察は事故当時の状況を詳しく調べ
#NASA#Apptronik 米航空宇宙局(NASA)はロボット開発を手掛けるApptronikと提携。ヒト型ロボットを用いた月面・火星探査の実現を目指している。 ApptronikがNASAと共同開発しているヒト型ロボット「Apollo」は、身長約180cm、重量は73kg。約25kgの荷物を運搬でき、物流、製造、在宅医療支援などの用途が想定されている。Apolloは地球上での利用を主目的としているが、NASAは将来的に月や火星の表面での宇宙飛行士のアシスタントや地球上の人間のアバターとしての利用を検討している。 NASAとApptronikの協力は、ロボットのモジュール性に焦点を当てており、異なる機能を実行するためにパーツを付け替えることができる。Apolloは、必要に応じて異なるレベルの器用さ、自律性、デバイスの利用能力を備えられる。 NASAのジョンソン宇宙センターでロボット開発
うつ病、自閉スペクトラム症、統合失調症......。多くの現代人を悩ませる発達障害や精神疾患について、原因解明や治療法開発のための研究が進んでいます。 前回の記事「人間の顔が覚えられないのは「複雑で刺激が強い」から?ASDの人の「脳の働き方」の特性とは」に引き続き、話題の新刊『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から「ASD」(自閉スペクトラム症)についてご紹介します。 ASDの患者さんは、その脳の働き方の特性上、他人とのコミュニケーションや社会性に障害があることが多々あり、「人の顔」などの「刺激の多いもの」を抽象化することが苦手であることがわかってきています。 特に子供の場合、コミュニケーションの不足は言語の発達などにも関わっており、なるべく早い段階でコミュニケーション能力や社会性が改善することが望まれます。 では、どのようにしてASD、特に子供の患者さんとコミュニケーション
センザンコウに着想を得て、ヒトの体内で安全かつ低侵襲な医療処置を行うための小型ロボットが作製されたことを報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。将来的には、このテザーなしソフトロボットが、形態を変化させることによって、たどり着くのが難しい体内部位(例えば、胃や小腸)にも到達できるようになると期待されている。 これまでに低侵襲な医療処置を行うために磁気ソフトロボットや固体金属製ロボットが開発されているが、機能性の点でも安全性の点でも十分なものではなかった。センザンコウは、角質鱗で覆われているにもかかわらず、硬いウロコを組織化して重なり合った構造をとることで、柔軟な動きができ、移動の際に硬いウロコが邪魔にならない。 今回、Metin Sittiらは、センザンコウから着想を得て、サイズが1センチメートル × 2センチメートル × 0.2ミリメートルのミリロボ
東北大学は3月27日、人工的な多細胞体から分子ロボットを作るための新手法として、脂質をコーティングしたスポンジから直径200μmほどのミクロな液滴をしぼり出し、その液滴が水面で次々と集合・連結することで、全長3cmほどの天然の多細胞組織の形状に似た多区画構造を作るという方法を開発したことを発表した。 また同手法では、実際の生体組織のように異なる区画を隣接させることも可能で、さらに磁性ナノ粒子を含有させることで、構造体を外部から磁場により制御可能であることも併せて発表された。 (左)単細胞型分子ロボット(従来型)。(右)今回の多細胞型分子ロボットのイメージ(出所:東北大プレスリリースPDF) 同成果は、東北大大学院 工学研究科 ロボティクス専攻のアーチャー・リチャード・ジェームズ特任研究員、同・野村慎一郎准教授らの研究チームによるもの。詳細は、インタフェースが構造と機能を支配するシステムと材
本連載では顕微鏡サイズの「ロボット」や「人工知能(AI)」の研究現場を取材しています。材料にタンパク質や核酸(DNAやRNA)、脂質など私たちの体にもある物質を使い、生物の優れた構造や機能を真似して、新しい技術を生みだそうとする試みです。それらは「分子ロボット」や「化学AI」とも呼ばれています。 一方、最近は「顕微鏡サイズ」を離れつつある分子ロボットも登場しています。生命が細菌のような単細胞生物から、私たちのような多細胞生物へと複雑化し、大型化してきたように、分子ロボットも進化しつつあるのです。 前回は長さ数ミリメートルのナメクジに似た「スライム型分子ロボット」を紹介しました。今回は「多細胞化」の最前線に迫ります。 大きいことは、いいことか? 私たちのような多細胞生物は、約10億年前に登場したとされています。生命が誕生したのは約40億年前と考えられていますから、30億年くらいの間、地球には
本連載では顕微鏡サイズの「ロボット」や「人工知能(AI)」の研究現場を取材しています。材料にタンパク質や核酸(DNAやRNA)、脂質など私たちの体にもある物質を使い、生物の優れた構造や機能を真似して、新しい技術を生みだそうとする試みです。それらは「分子ロボット」や「化学AI」とも呼ばれています。 今回からは「顕微鏡サイズ」を離れつつある分子ロボットを紹介しましょう。生命が細菌のような単細胞生物から、私たちのような多細胞生物へと複雑化し、大型化してきたように、分子ロボットも進化しつつあるのです。それらは思いもかけない未来をもたらすとともに、生命に対する認識を深めてくれるかもしれません。 体の中に1年前の原子はない いつだったか、ある知り合いの生物学者から、こんなふうに言われたことがあります。「僕は4年前に君と交わした約束を守らなくてもいい。お金を借りていたとしても、返す必要はない」 ずいぶん
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