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生物に関するsakstyleのブックマーク (137)

  • 「歩く」魚も、奇妙な深海生物を100種以上発見、すべて新種か

    チリの海山で1月に発見された新種と思われるフサアンコウの仲間。フサアンコウは待ち伏せ型捕者で、「誘引突起」で獲物をおびき寄せて仕留める。(PHOTOGRAPH BY SCHMIDT OCEAN INSTITUTE) チリ沖の深海を探査していたチームが最近、新種と思われる奇妙な生物を100種以上も発見した。SF番組にはエイリアンとの遭遇が付きものだが、たとえ想像上の生物でも、こうした深海生物ほど奇妙なものはほとんどいない。 「探査が進んでいない辺境の海で新種を発見すること自体は予想外ではありませんが、100種以上も発見できたことには感激しています」と主任研究員のハビエル・セラネス氏はナショナル ジオグラフィックにメールで語った。セラネス氏はチリ、北カトリック大学の海洋生物学者だ。 セラネス氏らは1月、シュミット海洋研究所の調査船「ファルコン」で南東太平洋の深海探査に出発した。そして、ライト

    「歩く」魚も、奇妙な深海生物を100種以上発見、すべて新種か
    sakstyle
    sakstyle 2024/03/01
    チリ沖の深海・10の海山を調査/「このフサアンコウはひれで海底を歩けるが、(...)泳ぐよりもエネルギー効率が良いためではないか」「100を超える新種は1回の探査としては大きな収穫だが、まだ始まりにすぎない」
  • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

    書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    sakstyle
    sakstyle 2024/01/04
    主に優生学の歴史について。最終章では現代の遺伝的強化とトランスヒューマニズムについても。
  • 生命の定義について、宇宙生物学からヒト脳オルガノイドまで幅広く扱われた一冊──『「生きている」とはどういうことか:生命の境界領域に挑む科学者たち』 - 基本読書

    「生きている」とはどういうことか:生命の境界領域に挑む科学者たち 作者:カール・ジンマー白揚社Amazon「生きているものといないもの」を見分けるのは、直感的には簡単に思える。たとえば、人間や犬が生きていること、石のような無機物が生きていないことにそう異論は出ないだろう。しかし厳密に境界線を引こうとすると、ことは途端に難しくなる。 たとえば「自己複製するか」「自分で代謝活動を行うか否か」あたりの細胞性生物の特徴を「生命の定義」にしようとしても自己複製しかできないウイルスは生物とはいえないのかという話に繋がってしまう。しかも、ウイルスは近年の研究ではタンパク質の合成に関わる酵素を持つものもいることも判明している。 というわけで書『「生きている」とはどういうことか』は、生命の定義を様々な分野、ジャンルを通してみていこう、という一冊である。最初に例にあげたウイルスは生物なのか問題も取り上げられ

    生命の定義について、宇宙生物学からヒト脳オルガノイドまで幅広く扱われた一冊──『「生きている」とはどういうことか:生命の境界領域に挑む科学者たち』 - 基本読書
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    sakstyle 2023/07/06
    カール・ジンマー著、 斉藤隆央 訳/脳オルガノイド、ウイルス、宇宙生物学、脳死、さらに生命の起源研究の歴史など
  • 「トウモロコシ」から発見された「動く遺伝子」トランスポゾン…「がん」を引き起こす「迷惑な存在」と思いきや「進化解明」のカギを握っていた!(中井 謙太)

    「トウモロコシ」から発見された「動く遺伝子」トランスポゾン…「がん」を引き起こす「迷惑な存在」と思いきや「進化解明」のカギを握っていた! 6月16日は、動く遺伝子「トランスポゾン」を発見したアメリカの遺伝学者バーバラ・マクリントック(Barbara McClintock)の誕生日です。 アメリカ・コネチカット州に生まれたマクリントックは、コーネル大学の農学部に進学し、動植物の細胞のなりたちを探る細胞遺伝学を専攻しました。彼女はトウモロコシの染色体を可視化する研究に従事し、見かけや性質(形質)に関わる遺伝子の染色体上の位置を特定しようとしました。 1940年代、トウモロコシの葉っぱに見られる斑(ふ)という白い部分がなぜできるのかを調べている途中、マクリントックはこの原因となる遺伝子がある染色体上で、あるいは他の染色体へと移動することを発見しました。この遺伝子は“転移”を意味する"transp

    「トウモロコシ」から発見された「動く遺伝子」トランスポゾン…「がん」を引き起こす「迷惑な存在」と思いきや「進化解明」のカギを握っていた!(中井 謙太)
  • 植物:植物標本コレクションに見る植民地の歴史の遺産 | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio

    植物標コレクションに見られる植物多様性は、かつて植民地支配を行っていた国々では高く、かつて植民地支配を受けていた国々では低い一方で、自然環境ではこれとは逆のパターンが見られることが分かった。このことを報告する論文が、Nature Human Behaviourに掲載される。今回得られた知見は、植物標の研究・管理に植民地主義の遺産が今日においても残っていることを示唆している。 植物標室(ハーバリウム)として知られる植物標のコレクションは、植物研究の要であり、気候変動、公害、侵入生物種に関する不可欠なデータとなっている。植物標室の歴史は植民地主義と密接に関連することが知られており、多くのコレクションの始まりは、植物の標や知識を得るための植民地時代の調査にさかのぼる。そのような歴史から、北半球の先進諸国の植物標室は、南半球の発展途上国に由来する多くの標を保有すると理解されているが

    植物:植物標本コレクションに見る植民地の歴史の遺産 | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2023/06/13
    植物学のポストコロニアリズムだ。「植物標本コレクションに見られる植物多様性は、かつて植民地支配を行っていた国々では高く、かつて植民地支配を受けていた国々では低い」
  • 水温低下で脳のRNAを編集するタコ、「寒さ対策」か、驚きの発見

    米国南カリフォルニア沿岸に生息するカリフォルニア・ツースポットタコは、環境が変化すると短時間で多くの神経系のRNAを編集することが最新の研究で明らかになった。(PHOTOGRAPH BY TOM KLEINDINST/MARINE BIOLOGICAL LABORATORY) タコをはじめとする頭足類は、脊椎動物以外では最も知能が高い動物の1つで、パズルを解くなどの複雑な作業をすることができる。しかし、頭足類の脳は私たち人間の脳とは大きく異なり、複雑な神経系が全身に張り巡らされている。その驚くべきしくみの科学的解明は、まだ始まったばかりだ。(参考記事:「きっと驚く タコの不思議」) 例えばイカやタコなどの頭足類は、遺伝情報の伝達やタンパク質の合成といった重要な機能を担うRNA分子を編集する能力が非常に高い。6月8日付けで学術誌「セル」に発表された論文で、米国南カリフォルニア沿岸に生息するタ

    水温低下で脳のRNAを編集するタコ、「寒さ対策」か、驚きの発見
    sakstyle
    sakstyle 2023/06/13
    RNA編集自体は人間含む多くの動物で行われているらしいが、頭足類で圧倒的に多い(人間・数百カ所、頭足類・万単位)。温度変化に対応して行われているのが今回の発見のポイントのよう
  • まさかの誤算...人間の保護下で暮らす絶滅危惧種、「あらぬ方向」に急速な進化を遂げてしまったことが判明

    まさかの誤算...人間の保護下で暮らす絶滅危惧種、「あらぬ方向」に急速な進化を遂げてしまったことが判明 <天敵のいない環境で保護されて暮らすうちに、「天敵に捕獲されやすい」方向へと急速に進化しつつあることが研究で明らかに> オーストラリアに生息する可愛らしい有袋類「フサオネズミカンガルー」は、人類が持ち込んだ動物に捕されたり、生息地を奪われたりした結果、絶滅の危機に追い詰められた。現在では人間の手で保護されて徐々に数を増やしているのだが、その結果として「あらぬ方向」へと急速に進化してしまっているのだという。自然で生き延びられるようになってほしい、という科学者の思いに反する皮肉な流れだ。 ■【動画】保護下で暮らし続けた結果、間違った方向に進化してしまったフサオネズミカンガルー オーストラリアの南部と西部に生息するフサオネズミカンガルーは、絶滅危惧種に指定されている有袋類だ。生息数を増やすた

    まさかの誤算...人間の保護下で暮らす絶滅危惧種、「あらぬ方向」に急速な進化を遂げてしまったことが判明
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    sakstyle 2023/06/12
    フサオネズミカンガルー/捕食者がいないので捕食回避反応が弱くなった。
  • タコは自分のRNAを書き換えることで水温の変化に適応しているという研究結果

    by Robin Gwen Agarwal (ANudibranchMom on iNaturalist) 変温動物であるタコは体温調節の機能を体内に備えていません。そのためタコの脳は、水温の変化に対して常に危険にさらされています。しかし非常に高い知能を持つタコは水温の変化に応じて、神経細胞のRNAをその場で書き換える機能を備えています。その結果タコは水温の高低に対応しているという研究結果が、シカゴ大学海洋生物学研究所のジョシュア・ローゼンタール氏らの研究チームによって示されました。 Temperature-dependent RNA editing in octopus extensively recodes the neural proteome: Cell https://doi.org/10.1016/j.cell.2023.05.004 Octopuses Can Rewire

    タコは自分のRNAを書き換えることで水温の変化に適応しているという研究結果
    sakstyle
    sakstyle 2023/06/12
    水温が低いほどRNA編集が頻繁における。神経系に関わるRNAが多い。やっぱ、タコは謎な生物だな。/植物のRNA編集はこんな感じらしい→https://www.brh.co.jp/publication/journal/066/research_1
  • 世界最古のコウモリの骨格を発見、しかも新種、5200万年前

    このほど新たに記載された新種のコウモリ「イカロニクテリス・グンネリ(Icaronycteris gunnelli)」の骨格。米国ワイオミング州南西部で発掘され、現在はカナダのトロントにあるロイヤル・オンタリオ博物館に収蔵されている。(PHOTOGRAPH BY ROYAL ONTARIO MUSEUM) コウモリの世界最古の骨格2点が新種であることがわかった。コウモリの化石記録で欠けていた部分のひとつを埋めると同時に、コウモリの進化に関する新たな手がかりとなる発見だ。どちらの骨格も、米国ワイオミング州南西部にある古代の湖底だった場所から発見された。「フォッシル・レイク(化石の湖)」と呼ばれるこの場所には、約5200万年前の亜熱帯の湖の生態系と周囲の森林がまるごと保存されている。 新種のコウモリ「イカロニクテリス・グンネリ(Icaronycteris gunnelli)」の体重は約25グラム

    世界最古のコウモリの骨格を発見、しかも新種、5200万年前
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    sakstyle 2023/04/17
    コウモリの起源はよく分かっていない。「コウモリの反響定位能力は、複数の起源があるか、進化のごく初期から複数回失われるかしてきた可能性」「DNAを見るかぎり、最も近縁なのは有蹄類です。信じられないことです」
  • 環境:ペンギンの個体数減少が南極海の鉄分循環に影響を与えているかもしれない | Nature Communications | Nature Portfolio

    ヒゲペンギンがリサイクルしている鉄分は、およそ年間521トンと推定されているが、南極においてヒゲペンギンの個体数が減少しているために南極海の鉄分循環が影響を受けている可能性があるという研究結果を示した論文が、Nature Communicationsに掲載される。ヒゲペンギンの個体数は、1980年以降、気候変動のために50%以上減少したため、現在のヒゲペンギンによる鉄分のリサイクル量は40年前の約半分まで落ち込んでいる可能性がある点もこの論文で指摘されている。この研究知見は、海洋生態系の健全性、植物プランクトンの成長と炭素貯蔵が、ヒゲペンギンの個体数減少によって脅かされる可能性があることを示唆している。 鉄分は、栄養分に富んだ南極海地域で重要な役割を果たしている。これは、植物プランクトンの成長と大気中炭素の隔離が鉄分の利用可能性によって制御されているためだ。オキアミとヒゲクジラの排泄物は、

    環境:ペンギンの個体数減少が南極海の鉄分循環に影響を与えているかもしれない | Nature Communications | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/04/12
    「植物プランクトンの成長と大気中炭素の隔離が鉄分の利用可能性によって制御されている」ペンギンのグアノ(糞)に非常に高濃度の鉄分が含まれている。
  • 公海での海洋生物保護、約200カ国が条約案に歴史的合意

    公海の海洋生物を保護するための条約案について、約200カ国が合意した/Luis Robayo/AFP/Getty Images (CNN) 公海の海洋生物を保護するための法的拘束力のある条約案について、国連の会合で約200カ国が合意した。地球の表面の約半分を覆う公海は、これまで実質的に無法状態だった。 条約案は米ニューヨークの国連部で2週間の協議を経て、4日夕に調印された。起草は20年がかりの作業だった。 同条約により、生物多様性の保護を目的とした海洋保護区の設置や管理に向けた法的手段が確立される。また、深海採鉱のような商業活動の潜在的被害について事前に判断する環境影響評価や、海洋資源の共有に関する誓約も盛り込まれた。 公海は、真に手付かずの自然が残る世界で最後の場所とも呼ばれる。この広大な海域は、表面積で世界の海の60%以上を占める。 公海は幅広い種が生息して独特の生態系を形成し、何十

    公海での海洋生物保護、約200カ国が条約案に歴史的合意
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    sakstyle 2023/03/07
    200カ国の中にどの国が入っているかが大事だろと思ったんだが、他のニュース読んでもよく分からなかった。ただ、現段階はまだ「合意」であって「採択」はまだ。40カ国くらいで発効できればと見通しがBBCに書いてあった
  • 寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! - ナゾロジー

    DNAの末端にあるテロメアは細胞分裂のたびに短くなる特性から、ある種の寿命タイマーであると考えられていました。 しかし米国のノースカロライナ大学(UNC)で行われた研究により、染色体の先端にあるテロメアには、強力な活性を持つ2つの小さなタンパク質を生成可能であることが示されました。 この2つの小さなタンパク質は、一部のがん細胞やテロメア関連の遺伝疾患をもつ患者の細胞内に多く存在することが示唆されており、細胞の不調に応じて生産されるシグナル伝達の役割を果たしていると考えられます。 研究者たちは、テロメアが2つのシグナル伝達タンパク質をコードしている場合、がんや老化の仕組みや、細胞同士がどのように通信しているかについての、既存の常識がくつがえる可能性があると述べています。 しかし単調な繰り返し構造から成るテロメア(開始コドンを持たない)から、いったいどんな方法でタンパク質が作られたのでしょうか

    寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! - ナゾロジー
    sakstyle
    sakstyle 2023/03/03
    テロメアはタンパク質をコードしていないと思われてきたが、がんや炎症反応と関係するシグナル伝達タンパク質をコードしていた、と。
  • 魚類も鏡に映る姿を自分だと認識できることを大阪公大が実証!

    大阪公立大学(大阪公大)は2月7日、スズキ目ベラ科に属する魚類「ホンソメワケベラ」(以下ホンソメ)を用いた実験で、同種が自分の画像を見て「これは自分だ」と認識できることを実証し、魚類にも「内面的自己意識」があることを明らかにしたと発表した。 同成果は、大阪公大大学院 理学研究科の幸田正典特任教授らの研究チームによるもの。詳細は、米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。 ヒトは、鏡に映る姿のうち、その顔を見て鏡像が自分であると認識する。この時、ヒトは自分の顔のイメージ(心象)を持っており、瞬時かつ無意識に自分の顔心象と比べ、自分だと判断しているという。また同様に、顔心象によって自分の画像も自分だと認識可能だ。 鏡に映る姿を自分だと認識できる動物は、ヒトだけかと思いきや、実は意外と多いという。ヒトに近縁のチンパンジーなどの類人猿だけでなく、ゾウ、イルカ、カラスの仲間など、俗

    魚類も鏡に映る姿を自分だと認識できることを大阪公大が実証!
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    sakstyle 2023/02/09
    それ前から知られてなかったっけと思ったら、それは鏡像自己認知。加えて、画像による自己認識が可能かまで調べた、と。「自己顔・他者体の合成画像に対しては攻撃はせず、他者顔・自己体の合成画像に対しては攻撃」
  • 光で発射! 人工「細菌ロケット」(藤崎 慎吾)

    生物などの優れた構造や機能を真似して、新しい技術を生みだそうとする試みは、多くの分野で行われています。連載では顕微鏡サイズの「ロボット」や「人工知能AI)」の研究現場を取材していますが、そうした微小な機械の開発でも、よく取り入れられている手法です。 今回からは、しばしば下等だとか原始的とされる細菌やウイルスに学んで、それらがもつ驚くべき機能を「化学的」に再現しようとする研究を取り上げます。それは自然のすごさを改めて浮き彫りにしていく過程でもあります。一方で研究者は、その自然を「超える」ことをも目指しています。 自然はモーターもジェットも発明した 車輪やろくろのような「回転機構」は、約5000年前までに考えだされたと言われています。長らくそれは人類独自の発明だと信じられてきました。実際、車輪で走りまわったり、ヘリコプターのように飛んだりする生物は、どこにも見当たりません。 しかし1970

    光で発射! 人工「細菌ロケット」(藤崎 慎吾)
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    sakstyle 2022/10/26
    「スクリュー」のある細菌がいるし、イカやタコは一種の「ジェット推進」として、「ロケット推進」する生き物はいるか。→赤痢菌やリステリアの「アクチンロケット」
  • 生命にあふれるエベレスト 雪解け水に残る環境DNAで判明

    チベットセッケイ(チベットで撮影)。エベレストで記録された種のひとつだ。(PHOTOGRAPH BY J DONG LEI, NATURE PICTURE LIBRARY) 2019年春、トレイシー・セイモン氏は氷が割れる音で眠りから覚めた。セイモン氏がいたのはエベレストの麓。テントの下では、氷河が動いていた。 米国ニューヨークに部を置く野生生物保護学会の分子生物学者であるセイモン氏は、3週間かけて氷河を歩き回った。エベレストは氷点下の気温、限られた酸素、強烈な嵐という条件がそろう標高8000メートル超の山で、地球上で最も過酷な環境のひとつ。ここで、生物多様性の現状を把握することが目的だった。 人を寄せ付けない自然環境であるにもかかわらず、世界最高峰のエベレストには生命があふれている。セイモン氏のチームはエベレストの南側だけで、地球上に存在する目(もく)の16%を発見した。目は分類学の階

    生命にあふれるエベレスト 雪解け水に残る環境DNAで判明
  • 近未来テクノロジー見聞録(177) 東京大学らが海底面下を透視する技術を開発 深海の底生生物の観測に世界初成功!

    東京大学らの研究グループは2022年7月27日、海底面の下を透視する技術を開発したと発表した。 この技術を有人潜水調査船「しんかい6500」に搭載することによって相模湾深海での実証にも成功したという。 では、この海底面の下を透視する技術とはどのようなものなのだろうか。今回はそんな話題について紹介したいと思う。 海底面下を透視する技術とは? 東京大学の水野勝紀准教授、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の野牧秀隆主任研究員、CHEN Chong主任研究員、産業技術総合研究所(産総研)の清家弘治主任研究員らの研究グループは、海底面下を透視する技術を開発したと発表した。 そして、海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」を活用して、静岡県初島沖の相模湾深海(水深851m~1237m)において、実証試験にも成功したという。 海底、深海は人類にとって未知の領域。そのため、海底面の下に生息する

    近未来テクノロジー見聞録(177) 東京大学らが海底面下を透視する技術を開発 深海の底生生物の観測に世界初成功!
    sakstyle
    sakstyle 2022/08/05
    「超音波を使って、海底面下を3次元的に非接触・非破壊で効率的に調査することができる技術」「「しんかい6500」を活用して(...)実証試験にも成功」
  • 「ウニフェス」も! ウニを食べてケルプの森を救え、米西海岸

    米カリフォルニア州のメンドシーノ・コーストでは近年、気候変動など複数の要因が重なり、アメリカムラサキウニが急増している。(PHOTOGRAPH BY MARK CONLIN, ALAMY STOCK PHOTO) 米カリフォルニア州エルクの崖の上にあるレストラン付き宿泊施設「ハーバーハウス・イン」では、太平洋を眺めながらミシュランの星付きの新鮮な地元産シーフード料理が楽しめる。だが、眼下の海で漁獲されるアメリカムラサキウニはおいしいだけではない。 このウニをべれば、地域の自然保護活動に協力することになるのだ。 アメリカムラサキウニは、昆布の仲間であるケルプの森を荒廃させる要因になっている。ケルプの森は、多様な海洋生物が保たれる沿岸生態系にとって重要な柱だが、近年は危機的なペースで減少している。カリフォルニア州北部の沿岸では2014〜2019年の間に、コンブ科の海藻ブルケルプの約95%が失

    「ウニフェス」も! ウニを食べてケルプの森を救え、米西海岸
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    sakstyle 2022/07/26
    そうか、アメリカ人、普通はウニ食べないんだなと思われる記事。
  • 「サイボーグゴキブリ」がヒーローとなる日(藤崎 慎吾)

    大きさが数ミリメートル、あるいはそれ以下の「マイクロロボット」をつくろうとする研究は、1970年代から始まりました。しかし半世紀ほどを経た今でも、アリやハチのように自力で自由自在に動きまわれるロボットはできていません。金属やプラスチック、シリコンなどでできた人工物を、ただ小さくしていくだけでは無理があるようです。 そこで発想を転換し、ロボットの一部に生物の筋肉そのものや、細胞の中にあるタンパク質などを組みこんで動かそうとする研究が進められています(前回を参照)。しかしアリやハチは、ただ動くだけではなく、感覚や知能も備えています。マイクロロボットにも必要な機能ですが、やはり小型化に伴う問題を避けられません。果たして、これも「生命と機械の融合」という発想で克服できるでしょうか? 「補う」ことから「強化」「拡張」へ 「サイボーグ」とは「サイバネティック・オーガニズム」の略で、一般的には生物と機械

    「サイボーグゴキブリ」がヒーローとなる日(藤崎 慎吾)
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    sakstyle 2022/06/30
    遠隔操作/電源は体液に含まれるトレハロースを用いたバイオ燃料電池/将来のレスキュー群ロボット?
  • 解説:定説覆す2cmの巨大細菌を発見、とにかく異色

    巨大細菌チオマルガリータ・マグニフィカ(Thiomargarita magnifica)がカリブ海のマングローブ林に沈んだ葉の表面で増殖する様子のイラスト。(ILLUSTRATION BY NOÉMIE ERIN) 細菌と聞けば普通、顕微鏡でしか見えないほど小さな生物を思い浮かべるだろう。しかし、肉眼で容易に確認できるほど巨大な細菌が、カリブ海の小アンティル諸島にあるフランス領グアドループのマングローブ林で見つかった。この発見は6月23日付けで学術誌「サイエンス」に発表された。 細菌の長さは最大2センチほどもあり、白い糸状で、汽水に沈んだ腐りかけの葉に付着していた。しかも、驚くべき特徴は大きさだけではない。既知のどの細菌よりも複雑な構造をもつうえ、他の大半の細菌とは違い、DNAを小さな袋に収納しているのだ。

    解説:定説覆す2cmの巨大細菌を発見、とにかく異色
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    sakstyle 2022/06/28
    「微生物学者ペトラ・アン・レビン氏は(...)大きさに驚きはないと言う」「原核生物の定義に反している」「ペピンの構造は、細菌と真核生物の細胞の区別をさらに曖昧に」「単細胞だが単純ではない」
  • 新着情報: アブラムシを引き寄せ,翅を生やして自らを運ばせるRNAがいた!~植物ウイルスに寄生するY-サテライトRNA分子の驚くべき生き残り戦略の解明~(農学研究院 教授 増田 税)

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    sakstyle 2022/01/31
    https://www.sankei.com/article/20220129-C2CU4UH5LNL7TOZZZT3B4NNV2Y/ で記事になっていた奴の北大プレスリリース。キュウリモザイクウイルスに寄生したRNAが葉を黄化させアブラムシの翅形成を促進する