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批評に関するsakstyleのブックマーク (125)

  • マイケル・フリードとジョナサン・エドワーズ——『アメリカ哲学史』翻訳余滴|入江哲朗

    みなさまこんにちは。私はアメリカ思想史が専門の研究者で、映画批評もときどき書いています。だいぶまえにnoteのアカウントを作ったものの放置していたのですが、せっかくなので試しに記事を書いてみることにしました。みなさまが自宅でまったり過ごされる際の暇つぶしとしてご笑覧いただけましたら幸いです。 去る2月に、私も共訳しているブルース・ククリック『アメリカ哲学史——一七二〇年から二〇〇〇年まで』(勁草書房)というが出版されました。私は同書第1–3章の訳と訳者解説の執筆を担当しています。今回は、『アメリカ哲学史』を翻訳しながらつらつら考えていたことのひとつを、とりとめもなく綴ってみようと思います。 ◇ 私が担当した『アメリカ哲学史』第1章は、「カルヴィニズムとジョナサン・エドワーズ」と題されています。ジョナサン・エドワーズは、1703年から58年まで北米植民地で生きたプロテスタントの牧師です。「

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    sakstyle 2023/11/11
    フリード「芸術と客体性」のエピグラフ(エドワーズについての文章からの引用)と末尾の「現在性は恩寵である」について
  • 朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)取材原稿完全版 - shinichiroinaba's blog

    朝日新聞の連載企画を基に先般刊行された朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)に寄稿した拙文(インタビューのフォーマットに合わせて編集者に合いの手を入れてもらった以外は当方の書下ろしである)は、紙面でもまた単行でも大幅に縮減されたものである。徳間書店のご厚意によってここに原型を復元し公開する。 =================== ――研究者としての著書も多数あるなかで、稲葉さんの最初の著書は『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』(1996年刊、2019年に増補版を刊行)です。稲葉さんは、今この作品をどう評価しますか。 宮崎駿のまんが『風の谷のナウシカ』はすでに古典になっています。古典になっている、ということの意味は色々ありますが、ひとつには後進にとっての模範、ベンチマークを提供している、というところです。これについては後に詳しく述べましょう。もうひとつは、もう

    朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)取材原稿完全版 - shinichiroinaba's blog
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    sakstyle 2023/02/08
    冷戦末期からポスト冷戦期の精神史資料として。ポストアポカリプスSF史に位置づけながら、失われたものの回復という神話への否定・懐疑からどのように希望・生命への肯定を辿ったか/『ニーア』との比較も
  • ジャン=ジャック・ヴュナンビュルジェ、川那部和恵訳『イマジネール』(2008,2020;邦訳 2022) - 錬金術師の隠れ家

    ガストン・バシュラールの想像力論に感銘を受けて、「想像力」の哲学を現代日文化に適用した著作がないか探したことがある。そこで気づいたことなのだが、「想像力」と題しているのに「想像力」についての理論的検討が見られない著作が数多く見受けられるのだ。宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』(2008)や雑誌『ゲンロン』の各種特集などがそれだ。日だと大江健三郎や中村雄二郎といったバシュラールの影響下にある文人が想像力の理論を展開していたり、佐々木健一の『美学辞典』が「想像力」の理論をひとつの系譜や一覧にしていたりはするのだが、こうした著作をちゃんと参照しているのかは微妙なところである。論壇において「想像力」は単にキャッチーなフレーズとしてカジュアルに使われていないだろうか? そもそも「想像力」という言葉はなかなか曲者である。バシュラールの想像力論は、科学的思考とはまた異なった想像力による文化への寄与を描き

    ジャン=ジャック・ヴュナンビュルジェ、川那部和恵訳『イマジネール』(2008,2020;邦訳 2022) - 錬金術師の隠れ家
  • 『物語の外の虚構へ』リリース! - logical cypher scape2

    (追記2023年6月) sakstyle.hatenadiary.jp Kindle版について(Amazon) 一番手に取りやすい形式ではあるかと思います。 ただ、エゴサをしていて、レイアウトの崩れなどがあるというツイートを見かけています。 これ、発行者がちゃんとメンテナンスしろやって話ではあるのですが、自分の端末では確認できていないのと、現在これを修正するための作業環境を失ってしまったという理由で、未対応です。 ですので、来、kindle版があってアクセスしやすい、っていう状況を作りたかったのですが、閲覧環境によっては読みにくくなっているかもしれないです。申し訳ないです。 pdf版について(BOOTH) ペーパーバック版と同じレイアウトのpdfです。 固定レイアウトなので電子書籍のメリットのいくつかが失われますが、kindle版のようなレイアウト崩れのリスクはないです。 また、価格はk

    『物語の外の虚構へ』リリース! - logical cypher scape2
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    sakstyle 2021/12/21
    分析美学とアニメ・マンガ批評に聖地巡礼などの2.5次元論、MAD動画論にボカロ批評etc……シノハラユウキが2010年代に書いてきたものを集めました。
  • 「ただの聴衆」よ、ペンを執れ――音楽ファンとして読む『批評の教室 ─チョウのように読み、ハチのように書く』

    タグ imdkm柴田俊幸有馬慶田裕暉東端哲也松山晋也松平敬松村正人柿沼敏江布施砂丘彦永井玉藻池田卓夫片桐卓也白沢達生細田成嗣鉢村優長屋晃一平岡拓也岡田暁生Pause Catti吉原真里かげはら史帆ヤマザキマリ八木宏之八木皓平加藤浩子加藤綾子原典子國枝志郎山下実紗坂入健司郎大谷隆之小室敬幸小宮正安小島広之小林沙友里小阪亜矢子香原斗志 <Review> 「ただの聴衆」よ、ペンを執れ―― 音楽ファンとして読む『批評の教室 ─チョウのように読み、ハチのように書く』 『批評の教室 ─チョウのように読み、ハチのように書く』 北村紗衣 著 筑摩書房 2021年 text by かげはら史帆 私たちは喝采を言語化する革命的な力を手に入れた、が たとえば、あるコンサートに行く。終演後の帰り道でSNSを開いて、自分なりの意見をひととおり書く。けれど投稿ボタンを押す前につい考えてしまう。関係者がエゴサーチして

    「ただの聴衆」よ、ペンを執れ――音楽ファンとして読む『批評の教室 ─チョウのように読み、ハチのように書く』
  • Liminal Spaceのなにが不気味なのか - obakeweb

    リミナル・スペース[Liminal Space(s)]は2019年ごろに4chanからTwitterやReddit経由で広まった、インターネット・ミームである。Fandomの「Aesthetics Wiki」によれば、 Liminal Spaceの美学は、広くてなにもない、薄気味悪く不穏な雰囲気[eerie and unsettling vibe]のある部屋、廊下、ホールなどから成る。 Liminal Space | Aesthetics Wiki | Fandom ミームとして拡散された経緯はknow your memesなどを読んでもらえばよい。 Twitterでは「@SpaceLiminalBot」なるアカウントが精力的(?)にリミナルな画像を拡散しており、2021年10月現在約42万人のフォロワーがいる。 9月にはtogetterのまとめが注目されていたので、日における知名度も徐

    Liminal Spaceのなにが不気味なのか - obakeweb
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    sakstyle 2021/10/08
    写真の特徴である「痕跡としての不気味さ」、人がいることを期待させるのに人がいない「人-不在画像としての不気味さ」
  • お手軽に批評と自称する文章を量産する方法(すぱんくtheはにー編)|すぱんくtheはにー

    なんかここらへんとかこっちのほうとかで「批評っぽいものを書いてみるには?」という話を読んでみたけど、「はらーこんなにも方法が違うのかー」って納得したりビックリしたので良い機会だし自分のやり方も書いておこうと思い立ちました。 とはいえ私自身は別段ちゃんとした指導を受けたわけでも、特別大きな評価をもらったわけでもないので、ここに書いたことがどれだけ役に立つかわかりませんが、かれこれ10年近くいわゆる「批評系同人誌」へコンスタントに寄稿しております。 そういった中で身につけた「とりあえずこういう感じでいけば体裁は整う」という書き方、というよりも内容の組み立て方があり、それを開示していくのは「これから批評とか書きたい」「なんもわからんがアニメとかに鋭いこと言ってちやほやされてぇ!」という人の役に立てるのではないかと思います。 ただこれから述べるのは「とにかくそれっぽいものをでっち上げる」方法であり

    お手軽に批評と自称する文章を量産する方法(すぱんくtheはにー編)|すぱんくtheはにー
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    sakstyle 2021/04/30
    実用的!
  • 『プレイヤーはどこへ行くのか――デジタルゲームへの批評的接近』を刊行いたします - 限界研blog

    来る12月15日、限界研は『プレイヤーはどこへ行くのか――デジタルゲームへの批評的接近』と題したゲーム論集を刊行いたします。 デジタルゲームというメディア固有の体験は我々の世界観をどのように変えるものなのか。 物語や表現を分析する従来の批評の枠組みだけでは、ゲームとは何かを論じることは容易ではない。 インタラクティブ性に代表されるゲームの特質を解読するため、これまでにない視点を開拓した新時代の評論集。 プレイヤーはどこへ行くのか――デジタルゲームへの批評的接近 作者: 限界研,竹竜都,宮道人,北川瞳,草野原々,小森健太朗,蔓葉信博,冨塚亮平,西貝怜,藤井義允,藤田祥平,藤田直哉出版社/メーカー: 南雲堂発売日: 2018/12/15メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 目次 はじめに ゲームと現在/竹竜都 第一部 ゲームとシステム 壁でできた世界―「死にゲー」

    『プレイヤーはどこへ行くのか――デジタルゲームへの批評的接近』を刊行いたします - 限界研blog
  • 彼女がフグを愛でる理由――映画『リズと青い鳥』における脚の表象と鳥かごの主題系 – ecrit-o

    映画『リズと青い鳥』を監督した山田尚子が脚にこだわりをもつ「作家」であることはファンにとって周知の事実であり、彼女が手がけた過去の作品を見ても印象的な脚のショットは枚挙に暇がない。また、監督自身が「脚は口ほどにものを言う」という趣旨の発言をしたことも知られており、登場人物の心理を細やかに実現する手段として脚の「表情」を利用していることは改めて指摘するまでもないだろう。 じっさい、作は約1360のショットによって構成されているが、そのうち登場人物の脚だけを捉えたショットは少なくとも120以上にのぼり、比率で言えば、映画全体のほぼ9%を脚のショットが占めていることになる。ショット数ではなく、映し出されている時間で計算すればこの割合はもっと少なくなるだろうが、いずれにしても、作が脚を強調していることは明らかである(ネット上には山田作品における脚の表象に着目した考察ブログが数多く存在している)

    彼女がフグを愛でる理由――映画『リズと青い鳥』における脚の表象と鳥かごの主題系 – ecrit-o
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    sakstyle 2018/09/27
    翼も脚も持たないフグ、鳥籠ならぬ水槽に暮らすフグ
  • 『高い城のアムフォ』の虚構のリアリズム:虚実皮膜のオントロジィ - Lichtung Criticism

    Abstract 『高い城のアムフォ』は、投稿動画と異世界語という形式を、物語世界を構成し、鑑賞者をその世界に組み込む要素として利用することで「リアルな虚構」をつくりだし、同時に、VTuberカテゴリのもとで人形劇を鑑賞させることによって、VTuberの身体の構造と物語世界の虚構性とを鑑賞者に意識させ「虚構のリアル」を暴露する。『高い城のアムフォ』は「リアルな虚構」と「虚構のリアル」、あるいは虚構への没入と虚構からの分離とのあいだに鑑賞者を引き込むことで、鑑賞者に独特な鑑賞経験をもたらしつつ、虚構性とVTuberカテゴリへの反省を促す「虚構のリアリズム(realism of fiction)」作品である。 Keywords 虚構のリアリズム(realism of fiction)、三層理論(three tiered theory)、二重視(double vision)、人形(puppet)

    『高い城のアムフォ』の虚構のリアリズム:虚実皮膜のオントロジィ - Lichtung Criticism
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    sakstyle 2018/08/12
    人形(劇)研究とVtuberの三層理論から読み解く『アムフォ』
  • 無意識をアニメートする:『リズと青い鳥』と微小なものの超越性 - てらまっとのアニメ批評ブログ

    2018年4月に公開された京都アニメーション制作の映画『リズと青い鳥』は、監督・山田尚子と脚・吉田玲子のコンビが手がけた、4作目となる劇場用アニメ作品である。同作はテレビアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズ(2015−2016)のスピンオフだが、登場人物の瞳の大きさや等身のバランス、輪郭線の太さといったキャラクターデザインが一新され、作画・物語とも編とは一線を画した、独自色の強い作品に仕上がっている。一言でいえば、これ以前の劇場用アニメ3作品(『映画けいおん!』『たまこラブストーリー』『映画 聲の形』)にも見られたような、山田監督らしさが色濃く表れているということだ。 もちろん、集団制作でつくられるアニメ作品を、監督の「作家性」という切り口で語ることには慎重でなければならない。実写の映画撮影と同様、あるいはそれ以上に、アニメ制作は数多くのスタッフによる複雑な分業体制に支えられており、

    無意識をアニメートする:『リズと青い鳥』と微小なものの超越性 - てらまっとのアニメ批評ブログ
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    sakstyle 2018/07/09
    映画もしくはアニメーションによって描写される「細部」(身体的無意識」「マイクロスリップ」)/「細部」が「主題」へと通じる山田監督作品
  • ゲンロンカフェ | アドホック日記そのほか:: 三浦俊彦 の時空間

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    sakstyle 2018/05/30
    坂上秋成×三浦俊彦×村上裕一「『エンドレスエイトの驚愕』の驚愕」、当日パワポ資料など
  • A. W. イートン「(女性の)ヌードのなにがわるいのか?」PART II - Lichtung

    PRT I→http://lichtung.hatenablog.com/entry/2018/03/17/215144の続きです。 Art and Pornography: Philosophical Essays 作者: Hans Maes,Jerrold Levinson 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr 発売日: 2015/09/01 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る メイル・ゲイズ 個体と一般 性的モノ化の何が問題なのか? 1. 衣服を着た男性、服を脱いだ女性 2. 膨大な女性のヌード 3. ヌードのマナー 4. 女性芸術家の排除 まとめ 疑問 メイル・ゲイズ 前エントリの紹介までで、イートンの分析によって、視覚芸術が性的モノ化を行うことが示され、これにより、 女性のヌード作品の 第一義的な機能が視覚的にエロティックな快の供給にあることが明ら

    A. W. イートン「(女性の)ヌードのなにがわるいのか?」PART II - Lichtung
  • J. グラント「隠喩と批評」 - Lichtung

    キャロル『批評について』に触発され批評の周辺を探索しています。 取り上げるのは、ジェームス・グラントの論文「隠喩と批評」(2011)。 この論文では、なぜ芸術批評においてしばしば隠喩が用いられるのか、批評家は隠喩によって何を達成しているのかが問われる。 前半ではまず分析のための道具を準備する。隠喩の性質に関してグラントが提唱する「ミニマル・テーゼ」が取り上げられる。いくつかの批判に応答することで、その理論を批評の分析に用いてもよいことを示す。後半では批評家が隠喩を用いて何をしているのかを実際の例を挙げて記述しつつ前半で擁護したミニマル・テーゼを用いて分析する。 似ている性と似させるもの 隠喩の二つの種類:似ている性と経験 まとめと疑問 似ている性と似させるもの まず、隠喩一般を説明するミニマル・テーゼ(Minimal Thesis)とは次のような主張だ*1。 例外をのぞいて、隠喩の対象が隠

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    sakstyle 2018/03/17
    批評で用いられる隠喩について/隠喩のミニマル・テーゼ/作品に帰属する性質の指摘、鑑賞の際の経験の指摘
  • 芸術は爆縮だ! -「絵画は死んだ」への画家小倉の返し - 蠅の女王

    このフレーズ気に入ってまして、いつも使わせて頂いておりますありがとうございます 「芸術は爆縮だ!」 2009-12-10 20:53:38 via Twitter Web Client 音楽界と違ってアート界には主流も傍流もとっくに無えよ 今日もしばれるのう。もそっと寄って火にあたれや。 先日東京での地域アートとアーティストの関わりについてのシンポジウムに行ってきた時の話をしよう。普段、自分が構築したアートクラスタ薄めのTwitterタイムラインでキャッキャしてるもんだから、たまに下界へ出て現代アートクラスタに直接会うと、オーソドックスな技法での具象絵画で制作していることを自己紹介すると、 「美大教育粉砕、制度化された◯◯粉砕!俺たちは過去のやり方に縛られずカウンターアート張っていくぞー!」 とばかりに敵愾心のようなものや不振な目を向けられることがあるのを、すっかり忘れてしまうものなのじゃ

    芸術は爆縮だ! -「絵画は死んだ」への画家小倉の返し - 蠅の女王
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    sakstyle 2018/02/18
    “私がやっていることは情報量やコンセプチュアルさではそこいらのインスタレーション作家に全く負ける気がしねえ。(...)何が1次元情報が少ないだ、11次元宇宙にでも行け。”
  • 文学研究から現代日本の批評を考える 批評・小説・ポップカルチャーをめぐって 書評|西田谷 洋(ひつじ書房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    書は、文学研究者を中心とした書き手による、大衆文化論集である。前半は、宮崎駿、ガンダムなどの大衆文化を論じ、後半は、東浩紀やゼロ年代批評など、柄谷行人以降の批評の動向を論じている。 趣意書にはこうある。「思想や文学の言論は文芸評論がその代表としてその役割を担ってきたが、一方で、その言説は文学研究で培われてきた研究成果がきちんと参照されてきたとは言いがたい。特にゼロ年代以降(中略)両者の乖離は広がるばかりである。(中略)文学研究の蓄積を踏まえない批評の言説と、安易にそうした言説に依存する文学研究の側の問題を相対視し、また文化を文学研究という一つの方法を用いて研究することの用いる射程」を検討する、とある(強調引用者)。 ゼロ年代批評に影響を受け、一〇年代以降に政治的な大衆文化批評を行い、研究にも少し関わっているぼくは、こののターゲットに近いと思う。それで、趣意書の問題意識を真剣に受け取った

    文学研究から現代日本の批評を考える 批評・小説・ポップカルチャーをめぐって 書評|西田谷 洋(ひつじ書房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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    sakstyle 2017/07/06
    藤田さんの書評
  • 本の紹介: ディキンソン『文学の学び方』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    文学の学び方―付/論文・レポートの書き方 L・T・ディキンソン著、上野直蔵訳『文学の学び方―付/論文・レポートの書き方』、南雲堂、1969年 これ、とてもいいなのだけど、そう言えばあまり知られていないかもしれないと思ったので紹介する。書は、大学で文学を学ぶ学生のために文学研究のABCを教えるために書かれたものだ。原著の初版が1959年、翻訳の初版が1969年で、もはや古典的な教科書といってもよいかもしれない。 私は学生のときにこのを偶然見つけ、パラパラめくって惚れこんですぐ購入した。それ以来、文学研究/批評ってなんだっけ?となるたびにこのをめくっている。 文学研究の教科書というと、イーグルトンの『文学とは何か』みたいに、最新の批評理論を教えるみたいなものを想像するかもしれない。しかしこれはもっとずっとクラシカルで、もっと基的なことが書いてあるだ(古いだからというのもあるかもし

    本の紹介: ディキンソン『文学の学び方』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2016/01/15
    文学研究・批評の教科書。批評理論的なものではなくもっと基本的なこと。「小説のどういう部分にアンダーラインを引くべきであるかまで書かれている」優れた方法論の書
  • 動ポモのyu-no論の箇所について+いろいろ

    白潟(入渠中) @_imaki ゲーリアおよび『臨界点(∔1)』肯定派としては,「東はオタクに害悪しかもたらさなかった」という言説には全力で反対しますが 2014-08-16 11:53:32

    動ポモのyu-no論の箇所について+いろいろ
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    sakstyle 2014/10/14
    白江さん、こもんさん。「動ポモの頃の東は、90s以降の批評理論・美術論・思想史研究で交差点となってた視覚論など英米系バックグラウンドにおいて、日本でポピュラーカルチャーと接合させ議論した」
  • 2014年夏学期レポート課題「美学I」「美学III」 - 昆虫亀

    非常勤先(文星芸術大学)での夏学期の授業が終了しました。 今期は休講ゼロ。がんばった。 今日は、美学Iのほうのレポート課題を紹介しておきます。 出した課題はこんな感じ。 美学I 授業中に説明した議論をひとつとりあげ、 そこでなされている主張の内容・背景・意図・動機などをできるだけ明確に説明し、 その主張について自分の考えを述べてください(そのさいは賛成or反対を明確に)。 さらに、その自分の考えに対して予想される反論をひとつ以上提示し、 反論を退ける形で、具体例を提示しつつ自説を擁護しなさい けっこう面倒くさそうに見える課題を出しました。 字数は自由。短すぎても全然構いませんが、評価対象となる議論の質は保ってください、と伝えてます。 何でこういう課題にしたかというと、「学生には先行研究を丁寧に批判するという訓練を受けさせるべき」と最近思うようになってきたからです。 テキトーなエッセイめいた

    2014年夏学期レポート課題「美学I」「美学III」 - 昆虫亀
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    sakstyle 2014/07/31
    「人の意見をその人のモチベーションからちゃんと理解する」「自分の主張にぴったり合う具体例を考える」「この6つの作業はNoel CarrollのOn Criticism(2008)の議論」
  • n11books.com

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    sakstyle 2014/03/01
    「本当らしさ」とは何か。VFX映画というよりもニュージーランドの観光ドキュメンタリー的な『ホビット』