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人類学に関するsakstyleのブックマーク (177)

  • ネアンデルタール人が絶滅し、我々「ホモ・サピエンス」だけが繁栄できた理由とは? 名古屋大学などの研究(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    石器時代にはネアンデルタール人などが絶滅し、ホモ・サピエンスが生き残った。その理由の一端が、従来から述べられてきた石器技術などの「革命」ではなかったのでは? という学説が名古屋大学などの研究グループによって出された。我々の祖先が、なぜ繁栄できたのか、その理由についての議論は続く。 ホモ・サピエンスの「革命」とは 石器を作るのは人類の専売特許ではない(※1)。だが、かのチャールズ・ダーウィンが言うように、人類の祖先が二足歩行を始めて両手が自由になって石器などの道具を使うことで、その後の進化につながったのは明らかだろう(※2)。 最初に石器を使用したのは、約260万年前のオルドワン石器(Oldowan Stone Tools)だが、約330万年前にもプレ・オルドワンの石器を作っていたという調査研究もある(※3)。このオルドワン石器から進化し、約180万年前に出現したとされるアシュール石器(Ac

    ネアンデルタール人が絶滅し、我々「ホモ・サピエンス」だけが繁栄できた理由とは? 名古屋大学などの研究(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    sakstyle
    sakstyle 2024/02/16
    “従来の学説のように、ホモ・サピエンスの文化・移動・技術的な革命が一気に一時に起きたのではなく、複数の段階や試行錯誤を繰り返して進化していったのではないかという。”
  • ポストヒューマンを考えるブックリスト⑦久保明教『機械カニバリズム』(講談社メチエ、2018年)|海老原豊

    この記事を書くにあたり書を読み直しましたが、むっちゃ自著の元ネタになってました。もちろん引用もしたし参考文献にもあげているのですが、明示的な引用をしていない箇所でも、このの根底にある〈AIvs人間〉という対立図式ではなく、〈AI+人間〉で考えようとする姿勢は、自著のAI映画論や《ターミネーター》論に援用しています。 書は20世紀の技術論をまず技術決定論と社会的構成論に整理します。技術決定論は技術が社会のありかたを決め、自律的なAIが登場した場合、人間との対立関係も視野に入ります。他方、社会的構成論は、中立的・道具的に技術をとらえ、社会こそが技術のあり方を決定するとします。この2つの20世紀の技術論は正反対のものですが、正反対ということは物事の裏表でもあります。ここから21世紀の技術論としてアクター・ネットワーク論を導入します。 アクター・ネットワーク論とは人間と非人間(機械やAI)が

    ポストヒューマンを考えるブックリスト⑦久保明教『機械カニバリズム』(講談社メチエ、2018年)|海老原豊
  • ゲノミクス:古代ヨーロッパ人のゲノムは現代人集団のゲノムをどのように形作ったのか | Nature | Nature Portfolio

    古代ユーラシア人集団のゲノム史を洞察するための手掛かりが、古代DNAの解析によって得られた。この知見を報告する4編の論文が、今週、Natureに掲載される。これらの論文に示された研究では、合わせて1600人以上の古代人の遺伝的データが解析され、過去約1万5000年にわたるヨーロッパの人類集団史に関する知見がもたらされた。 現代の西ユーラシア人集団の遺伝的多様性は、3つの主要な移住現象によって形作られたと考えられている。すなわち、約4万5000年前以降の狩猟採集民の到来、約1万1000年前以降の中東からの新石器時代の農耕民の拡大、そして約5000年前のポントスステップからのステップ牧畜民の到来である。狩猟採集から農耕への転換は、人類の歴史における重要な移行であるが、この移行期におけるヨーロッパとアジアの集団の構造と人口動態の変化に関する詳細な情報は少ない。 Morten Allentoft、

    ゲノミクス:古代ヨーロッパ人のゲノムは現代人集団のゲノムをどのように形作ったのか | Nature | Nature Portfolio
  • 書評 「なぜ私たちは友だちをつくるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜ私たちは友だちをつくるのか--進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係 作者:ロビン ダンバー青土社Amazon 書はダンバー数と言語のゴシップ起源説で有名なロビン・ダンバーによるヒトの社会的ネットワーク(特に親しい友人関係)についての.ダンバー数とはヒトにおける一人一人互いに相手を知るような社会的ネットワークの規模は150人程度であり,それは人類の進化史において形成されたものだという考えを表す概念だが,書はヒトのネットワークについてのその後の30年の研究の進展がまとめられているものになる.原題は「Friends: Understanding the Power of our Most Important Relationships」 第1章 なぜ友だちは重要なのか 第1章では友人関係を持つことのメリットが解説される. 大規模な疫学的調査によると友人の存在(特に社会的サポー

    書評 「なぜ私たちは友だちをつくるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2023/12/22
    ロビン・ダンバー「当初クリスマスカードから始まったリサーチは現在SNSのビッグデータを用いるものになっているが,そこに浮かび上がるパターンは驚くほど同じだ」
  • ★万物の黎明/デヴィッド・グレーバーほか - 東京永久観光

    『万物の黎明』を読み始めた。 「人類史を根からくつがえす」ーーこの狙いは全開にして鮮明。 「西洋近代文明がこの世で最も賢明」という私の固い信念をついに初めてぐらっと揺るがせる一冊になるかも。 自由・平等といった啓蒙思想は実はネイティブアメリカンからフランス人が教えてもらったのですよ、といった趣旨の第2章。虚を突かれる。そんな発想、私にはまったくなかった。

    ★万物の黎明/デヴィッド・グレーバーほか - 東京永久観光
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    sakstyle 2023/12/04
    「自由・平等といった啓蒙思想は実はネイティブアメリカンからフランス人が教えてもらったのですよ、といった趣旨の第2章。虚を突かれる。」やはり、気になる本
  • 「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書

    行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか 作者:マイケル・トマセロ白揚社Amazonこの『行為主体性の進化』は、認知科学が専門のマイケル・トマセロによる、「行為主体性」について書かれただ。霊長類や他の哺乳類はアリやハチといった昆虫と比べると「知的」であるようにみえる。しかしその知的さをどのようにはかるべきだろうか。もちろん、これについては行動の複雑さなど無数の尺度が考えられるだろうが、書ではその知的さの違いを「行動の制御」に見出していく一冊だ。 たとえば、アリやミツバチの行動は、それがどれほど複雑であっても個体がすべてをコントロールしているようにはみえない。彼らの行動を主に制御しているのは個体の判断ではなく生物学的機制(バイオロジー)である。一方の霊長類や他の哺乳類は、ある程度は自分のコントロールにおいて、情報に基づく決定を能動的に下しているようにみえる。これに関連して出て

    「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書
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    sakstyle 2023/11/10
    トマセロの新刊。爬虫類はイレギュラーに対処できる、哺乳類は計画をたてれる(社会性により獲得したとされる)、ヒトは社会規範に従って行動できる(協働するため)、と。
  • 既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書

    万物の黎明 人類史を根からくつがえす (翻訳) 作者:デヴィッド・グレーバー,デヴィッド・ウェングロウ光文社Amazonこの『万物の黎明』は、世の中にはやってもやらなくてもいいようなクソどうでもいい仕事で溢れているのではないかと論を展開した『ブルシット・ジョブ』で知られるデヴィッド・グレーバーの最新作にして、遺作となった大作ノンフィクションである(単著ではなく、考古学の専門家デヴィッド・ウェングロウとの共著)。今回テーマになっているのは、サブタイトルに入っているように、「人類史」だ。 多くの(特に売れている)人類史には、環境要因に注目したジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』や「虚構」をテーマにしたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』のように「わかりやすい切り口」が存在するものだが、書(『万物の黎明』)の特徴の一つは、数多語られてきた「わかりやすい切り口」の「ビッグ・ヒストリ

    既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書
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    sakstyle 2023/10/11
    「「複雑な人類史を複雑なままに」とらえようとしている」「都市生活や奴隷制度や農耕が、ある時代の社会に「なかった」のはなぜなのか」人口のスケールで支配構造が変わるわけではない等(季節ごとに変わる例)
  • 考古学:骨格化石が明らかにする初期人類の争い | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio

    中東で得られた考古学上の証拠から、個人間の暴力が時代とともに変動し、約4500~3300年前にピークに達していたことを示唆する論文が、Nature Human Behaviourに掲載される。この知見は、3500人分を超える遺骨の解析に基づいており、初期のヒト社会における争いの歴史の解明に新たな手掛かりをもたらすものである。 個人間の暴力(暴行、殺人、奴隷、拷問、独裁、残酷な刑罰、暴力的抗争など)の長期的な変化傾向に関するこれまでの理解は、さまざまな時期における証拠が存在しないために困難であった。個人間の暴力は数千年にわたって減少し、啓蒙時代(紀元17~18世紀)以降は急速に減少したと考えられてきたが、異論もある。殺人に関する記録が利用可能なのは近年のみであり、過去の争いの記録における報告上の偏りが、時代を遡った理解を限られたものにしている。 今回、Giacomo Benatiらは、中東7

    考古学:骨格化石が明らかにする初期人類の争い | Nature Human Behaviour | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/10/10
    「中東7カ国の紀元前1万2000~400年の3539人分の遺骨データ」「個人間の暴力は4500~3300年前の金石併用時代にピーク」「青銅器時代の初期~中期に減少し、青銅器時代後期と鉄器時代にかけて再び増加」
  • 古代人の人骨、道具として使用するため掘り起こされていた 研究結果が示唆

    (CNN) スペイン南部の洞窟で調査を行っていた研究者らが、古代人の埋葬人骨が後世の人々によって掘り起こされ、加工され、道具としても使用されていた証拠を発見した。 スイスのベルン大学の科学者らが率いる研究チームは、スペイン南部のグラナダ市近郊にあるマルモレス洞窟から出土した人骨を調査した。 調査の結果、紀元前5000年から紀元前2000年の間に埋葬された、少なくとも12体の人骨であることが判明。「骨髄やその他の組織を採取しようとした結果生じたと思われる骨折や擦り傷などがあり、死後、骨に意図的に手が加えられていた」と、9月20日に発表されたニュースリリースには記されている。 これに加え、脛骨(けいこつ)の一つは道具として使用するために加工されたようだ。 「まず脛骨が折られ、そのかけらの一端が何らかの物質を削るのに使われた」と、研究著者であるベルン大学の自然人類学研究員、マルコ・ミレラ氏は21

    古代人の人骨、道具として使用するため掘り起こされていた 研究結果が示唆
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    sakstyle 2023/10/02
    スペイン南部・紀元前5000年~紀元前2000年「頭蓋骨の周囲は、おそらく食事や実用的な用途に使われるため削られていた」「人骨に施された加工は、死後長い年月が経ってから行われたものではない」社会的記憶のためか
  • ヒトの進化:ヒト族がジャイアントハイエナと動物の死骸の食べ残しを争ったことを示す先史時代のシミュレーション | Scientific Reports | Nature Portfolio

    前期更新世後期(約120万~80万年前)の南ヨーロッパで生活していたヒト族(ヒトとその絶滅近縁種が含まれる分類群)は、剣歯虎やジャガーがべ残していった死骸をジャイアントハイエナと争う能力を持っていた可能性のあることが、モデル化研究により明らかになった。このことを報告する論文が、Scientific Reportsに掲載される。この知見から、ヒト族の中規模グループは腐肉の成功率が最も高かった可能性が示唆された。 これまでの研究で、南ヨーロッパでは、剣歯虎がべ残していった一定数の動物の死骸があったために初期ヒト族の集団が生き延びることができたという学説が発表された。しかし、ヒト族が、この料資源を利用する上で、他の大型腐性動物(例えばジャイアントハイエナ)に邪魔されていたかどうかは分かっていない。 今回、Ana Mateos、Jesús Rodríguezらは、前期更新世後期のイベリア

    ヒトの進化:ヒト族がジャイアントハイエナと動物の死骸の食べ残しを争ったことを示す先史時代のシミュレーション | Scientific Reports | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/09/29
    前期更新世後期(約120万~80万年前)のイベリア半島、剣歯虎やジャガーが食べ残していった死骸をジャイアントハイエナと争うシミュレーション。ヒトのグループのサイズが影響するか検討。冬の重要な資源だった可能性
  • なぜヒトは「裸」なの…?皮膚をゲノム解析したらわかった「サルとの決定的な違い」(椛島 健治)

    人間のもっとも身近にありながら、そのスゴさが意識される機会がなかなかない「皮膚」という臓器。皮膚には様々な機能・役割があることが最新の研究によって明らかになってきました。また、ヒトの皮膚は、他の動物と大きく異なる特徴を備えています。 前編では、エクリン汗腺の多いヒトの皮膚の特徴を見ながら、どうしてこのような皮膚になったのかを、近縁の霊長類とも比較しながら見てきました。続いて後編では、現生人類と、かつて存在した他のサピエンスとも比較して見てみます。 *記事は、『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ  最新科学でわかった万能性』の内容から、再編集・再構成してお送りします。 なぜヒトは裸のサルになったのか? それにしても、なぜ私たちヒトは、ほかの類人猿のような体毛を持っていないのでしょうか? 体毛は、容赦なく降り注ぐ紫外線や熱帯の高温、寒冷地の寒さ、物理的な衝撃からも身を守ってくれます。実際、地球上に

    なぜヒトは「裸」なの…?皮膚をゲノム解析したらわかった「サルとの決定的な違い」(椛島 健治)
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    sakstyle 2023/09/21
    ヒトとサル(チンパンジー)で発汗や毛に関する遺伝子群に差異がある/皮膚や毛に関する遺伝子がネアンデルタール人と共通、ネアンデルタール人にも人種差(肌や毛の色が違う)があった
  • なぜ人類は牛乳を飲み始めたのか、動物界では異例、いまだに謎

    オランダの酪農場で搾乳する作業員。消化できなかったはずの牛乳を人類が飲み始めた理由は解明されていないが、現代でも、牛乳は生活に欠かせない材だ。(PHOTOGRAPH BY LUCA LOCATELLI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) アイスクリーム、バター、ヨーグルトにチーズ、そして背の高いグラスに注がれた冷たい牛乳。現代では、乳製品は生活に欠かせない重要な材だ。しかし、牛乳不使用のココナッツアイスクリームやカシューバター、オーツヨーグルトなどの普及からわかるように、牛乳を飲まない選択をする人もいるし、牛乳をうまく消化できない人はもっとたくさんいる。 太古の昔、私たちの祖先は他の哺乳類と同じく、乳児期を過ぎるとミルク(乳全般)を消化できなかった。現在も、世界の68%の人は、ミルクに含まれる乳糖(ラクトース)をうまく分解できない乳糖不耐症だと推定されている。それ

    なぜ人類は牛乳を飲み始めたのか、動物界では異例、いまだに謎
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    sakstyle 2023/09/20
    「近年の研究結果から、ミルクを飲む習慣が遺伝子変異よりも先に広がっていたことがわかり」モンゴルでは遺伝上の差異がないのに乳糖消化能力が高い人たちがいて、腸内微生物叢ではという説も
  • 遺伝学:銅器時代の終焉に関する手掛かりとなる古代ゲノムのデータ | Nature | Nature Portfolio

    古代人のゲノムデータを解析した研究で、銅器時代の農民とステップ牧畜民の交流が、従来考えられていたよりも1000年早く起こっていた可能性のあることが示唆された。このことを報告する論文が、Natureに掲載される。この知見は、紀元前3300年ごろの銅器時代の終焉と牧畜民集団の拡大を理解する上で役立つ可能性がある。 これまでに実施された古代ゲノムデータの解析から、西ユーラシアで2つの大きな遺伝的入れ替え(ターンオーバー)現象が起こっていたことが示唆されている。1つが、紀元前7000~6000年ごろの農耕の普及に関連したターンオーバーで、もう1つが、紀元前3300年ごろから始まったユーラシアのステップ出身の牧畜民集団の拡大に起因するターンオーバーだ。この2つの現象の中間の時代である銅器時代は、それまでになかった新しい経済を特徴としており、経済の基盤をなしたものが、冶金、車輪、荷馬車による輸送、馬の

    遺伝学:銅器時代の終焉に関する手掛かりとなる古代ゲノムのデータ | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/07/20
    「銅器時代の農民とステップ牧畜民の交流が、従来考えられていたよりも1000年早く起こっていた可能性のあることが示唆された」
  • 欧州最古、30万年前の人類の足跡化石を発見…サイやゾウの足跡化石も

    Kelly Burch [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦) Jul. 16, 2023, 08:30 AM サイエンス 15,825 ドイツで3つの足跡化石が発見された。これらは30万年前に絶滅した古代の人類のものだった。 ドイツではもちろん、ヨーロッパでも最古の足跡化石となる。 研究者によると、足跡のひとつは子どもが残したものであり、非常に珍しい発見だという。 現在のドイツ北西部ニーダーザクセン州の浅い湖を、約30万年前の古代人はゾウやサイと一緒に歩いていた。 最新の研究によると、そこに残された3つの足跡化石は、ドイツではもちろん、ヨーロッパで発見されたものとしても最古のものとなる。この足跡化石は、ドイツ、シェーニンゲンで鉱業会社が石炭を掘るために開拓を始めるまで、ずっと覆い隠されていた。 テュービンゲン大学の考古学者は、地質学、古生物学、古植物学の研究者チームと協力して、この

    欧州最古、30万年前の人類の足跡化石を発見…サイやゾウの足跡化石も
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    sakstyle 2023/07/18
    ホモ・ハイデルベルゲンシス/「3つの足跡化石のうち2つは小さく、おそらく子どものもの」
  • 約5000年前の権力者は女性だった、定説覆す発見、スペイン

    写真はペルーのパンパ・ラ・クルス遺跡で発見された600年前の生贄(いけにえ)の子どもの頭蓋骨。コンゴウインコの羽でできた頭飾りをかぶっている。今回の研究同様、プロテオミクスによってこの遺跡の主な生贄が男児だったことが突き止められた。プロテオミクスは考古学に革命を起こす技術と期待されている。(PHOTOGRAPH BY BECKY HALE, NATIONAL GEOGRAPHIC) スペインの古代の墳墓に埋葬されていた権力者の遺骨を分析したところ、この人物が女性だったことが明らかになり、初期のヨーロッパ社会における女性の役割についての定説を覆す重要な発見となった。論文は2023年7月6日付けで学術誌「Scientific Reports」に発表された。 この発見は、タンパク質を利用する考古学の新しい手法によって得られた革新的な成果の一例だ。 科学者たちは近年、分析可能なDNAが残っていない

    約5000年前の権力者は女性だった、定説覆す発見、スペイン
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    sakstyle 2023/07/11
    歯や骨のタンパク質から遺伝情報を分析する「プロテオミクス」という手法がすごい、と(他の研究に使われた例も紹介されている)/DNAよりタンパク質の方が保存されやすいので
  • 謎の人類ホモ・ナレディが死者を埋葬した証拠、最古を10万年更新

    ライジング・スター洞窟に仲間の遺体を運び入れるホモ・ナレディの復元図。彼らが意図的に埋葬を行っていた可能性を示唆する新たな証拠は、人類の進化にまつわる現在の考え方に一石を投じるものだ。(ILLUSTRATION BY JON FOSTER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 数十万年前に生きていて現在は絶滅した人類が、南アフリカの洞窟の奥深くに死者を意図的に埋葬し、意味のある図形を壁に彫り込んでいた可能性がある。そうした高度な行動は、一般にネアンデルタール人や現代のホモ・サピエンスに特有のものだと考えられている。もし埋葬の事実が確認されれば、知られている限りで最古の埋葬が行われた時期が少なくとも10万年早まることになる。 この主張は、査読前の論文を投稿するサーバー「bioRxiv」に2023年6月5日付けで公開された2の論文で発表されている。また、米ストーニーブルック大

    謎の人類ホモ・ナレディが死者を埋葬した証拠、最古を10万年更新
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    sakstyle 2023/07/10
    プレプリント論文/人為的に掘られたものだ、と。また、洞窟の壁に彫刻らしきものがあるという論文と、脳の大きさと複雑な認知能力は関連しないのではという論文も(ホモ・ナレディは脳が小さい)
  • 書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    人間性の進化的起源 作者:ケヴィン・レイランド,豊川航勁草書房Amazon 書はヒトの知性や認知能力や心のあり方の進化的な起源を「文化進化」を深く考察することにより探索するだ.そしてその中では累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプトになる.著者はケヴィン・レイランド.原題は「Darwin’s Unfinished Symphony: How Culture Made the Human Mind」 書全体は第1部「文化の基礎」で模倣や文化にかかる行動や能力がどのように進化しうるのかをまず整理し,第2部「人間らしさの進化」でヒトを特別にしているものは何か,それはどうして(ヒトだけに)進化したのかを扱うという構成になっている. 第1部 文化の基礎 第1章 ダーウィンの未完成交響曲 冒頭で,ダーウィンは土手を覆い尽くす生物たちの多様性を

    書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2023/07/03
    「累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプト」脳容量増大の文化駆動仮説、教示行動の重要性
  • 縮れた髪の毛は初期人類の脳が大きくなるのに有利だった? 研究

    人間の頭部に毛髪が生えている理由をめぐっては昔から論争があり、科学者の見解は一致していない。最新の研究により、強く縮れた髪の毛は、ヒト族の祖先を進化的に有利にしていた可能性があることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2023年6月6日付けで学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された論文によると、縮毛は人間の進化において脳が大きくなるうえで有利にはたらいた可能性があるという。 「脳は大きくて熱に弱い器官ですが、発熱量も多いのです」と、論文の筆頭著者であり米ペンシルベニア州立大学の生物人類学の博士研究員であるティナ・ラシーシ氏は説明する。「私たちは、進化においてこの点は重要なのではないかと考えました。脳のサイズが大きくなっていく時期には、頭部の温度調節が特に重要だったのではないでしょうか

    縮れた髪の毛は初期人類の脳が大きくなるのに有利だった? 研究
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    sakstyle 2023/06/26
    「「サーマルマネキン」にさまざまな髪質のウィッグ(かつら)をかぶせ、照明を当てて実験」→「頭皮を最もよく保護するのは強い縮毛」/直毛については、進化の後期においては縮毛の優位性はなくなったから、と
  • 考古学:東南アジアの現生人類に関する初期の証拠 | Nature Communications | Nature Portfolio

    ラオス北部のタムパリン洞窟で人類の化石が新たに発見され、これによって、現生人類が8万6000~6万8000年前に東南アジアに移住した可能性が示唆されたと報告する論文が、Nature Communicationsに掲載される。この知見は、東南アジア土のホモ・サピエンスに関する既知の証拠として最古のものとなり、現生人類が東アジア、そして最終的にはオーストラリアに拡散した時期と経路に関する我々の知識を充実させる。 これまでに発表されたゲノムデータから、ホモ・サピエンスがアフリカからオーストラレーシアに拡散したのは、一度ではなかったという可能性が示唆されている。東南アジアで出土した化石証拠は少ないが、インドネシア、ラオス、オーストラリアで見つかった証拠(7万3000~4万6000年前と年代測定された)と合わせると、ホモ・サピエンスの拡散の順序には複雑な点があったことが示されており、その解明は進ん

    考古学:東南アジアの現生人類に関する初期の証拠 | Nature Communications | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/06/14
    ラオス北部のタムパリン洞窟で人類の化石、8万6000~6万8000年前、東南アジア本土のホモ・サピエンスに関する既知の証拠として最古/オーストラレーシアへの拡散が一度は失敗していたことを支持している可能性
  • 初期人類と交雑した未知の種「ゴースト」などいなかった、新説

    ホモ・サピエンスの遺伝的多様性をたどっていくと、アフリカからの大移動のはるか以前までさかのぼることができ、これらの多様性はどこから来たのかという謎が出てくる。 (PHOTOGRAPH BY REMI BENALI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 人類進化の歴史の糸は複雑に絡まり合っている。初期人類の集団は、拡大し、移動し、互いに出会っては、ときに分岐し、ときに混ざり合っていたからだ。この糸を解きほぐすのは簡単ではないが、科学者たちは近年、現代人に見られる遺伝的多様性を利用して、過去にさかのぼることでモデルを改良してきた。 それでも科学者たちは、現代人にホモ族の共通祖先が枝分かれした時期よりはるかに古い遺伝的な要素があるという問題にぶつかっていた。一部の科学者は、ホモ・サピエンスがユーラシア大陸でネアンデルタール人やデニソワ人と交雑していたことを示す最近の証拠に触発され

    初期人類と交雑した未知の種「ゴースト」などいなかった、新説
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    sakstyle 2023/05/22
    ユーラシアでネアンデルタール人やデニソワ人と交雑していたのと同様、アフリカにおいても交雑が起きていた(祖先集団の「幹」は強固ではなかった)と仮定すると現代人の遺伝的多様性を説明できる