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言語に関するsakstyleのブックマーク (94)

  • 柔軟に変化していく、生物のような言語について──『言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―』 - 基本読書

    言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム― 作者:モーテン・H・クリスチャンセン,ニック・チェイター新潮社Amazonこの『言語はこうして生まれる』は、その書名通りに言語がどのようにして生まれたのか。そして、一度生まれた言語はどのように変化していくのかについて、言語研究の歴史も辿り直しながら、最新の知見について語っていく一冊になる。 話し言葉は化石に残らないから、具体的にいつ人間が言葉を喋りはじめたと指定できるわけではない。書では、言語はジェスチャーゲーム(言葉当て遊びであり、共同作業による即興ゲーム)なのではないかと提案し、それを支持する仮説や実証を紹介している。もう少し詳細に説明すれば、ジェスチャーゲームが常に共通の文脈、環境を頼りにして相手の意図を推し量り、意味とサインの繋がりを新しく創造していく過程と、言語の発生と発展の過程は同様のものになるのではないか、という

    柔軟に変化していく、生物のような言語について──『言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―』 - 基本読書
  • 「化化」随感: 「種別性」を「明示化」したい話|Mitchara

    化化とは年来、気になっている言語変化があり、私はそれを勝手に「化化」と呼んでいる。下にその例を挙げてみよう。 (1)   少子化により教育産業は縮小化傾向にある。 (2)   旧式化した施設の延命化が課題となっている。 これを見て「どこがおかしいの?」と思ったあなたは、まさに今をときめく「化化」世代の一人だろう。よっ日の主役。解説すると、「縮小」や「延命」はそれ自体が変化を表す動名詞なので、同じく変化を表す動名詞を作る「-化」をつけると、意味がだぶってしまうのだ。「-化」が伝統的な意味で使われている「少子化」や「旧式化」と比べてみよう。 (3)   少子(子が少ない)+ -化(…になる)→ 少子化(子が少なくなる) (4)   縮小(小さくなる)+ -化(…になる)→ 縮小化(小さくなる) (4) のように、単独で変化を表す動名詞に、冗語的に字音接辞「-化」が加わる現象を、「化化」と呼ぶ

    「化化」随感: 「種別性」を「明示化」したい話|Mitchara
    sakstyle
    sakstyle 2022/12/05
    「縮小」でも意味が通じるところ「縮小化」と「化」をつけてしまう現象について。「-的」に似てるなと思ったら最後に書いてあった。「-性」とか。カテゴリを明示して聞き手の負担を減らすためではという考察
  • 自然言語の数理モデル「RLM」では言語と非言語の境界で相転移は起きない、東大が証明

    東京大学(東大)は5月30日、自然言語をある決まったルールに従って確率的に文字列を生成する系として単純化した「Random Language Model」(RLM)と呼ばれる数理モデルにおいて、同モデルで不連続にそれまでとは系の振る舞いが変わる「相転移」が起こる(幼児が言語を獲得すると解釈されている)と予想されていたのに対し、今回の研究において、相転移は実際にはなく、連続的に変化していくだけであることを証明したと発表した。 同成果は、東大大学院 総合文化研究科 広域科学専攻の中石海大学院生、同・福島孝治教授らの研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する物理とその関連する学際的な分野を扱うオープンアクセスジャーナル「Physical Review Research」に掲載された。 地球上には7000とも8000ともいわれる言語が存在し、それぞれ多様な特徴を持つ。しかし、どんな言語で

    自然言語の数理モデル「RLM」では言語と非言語の境界で相転移は起きない、東大が証明
    sakstyle
    sakstyle 2022/06/03
    統計物理の人の研究らしいんだけど言語学(生成文法とか)との交流はあるんだろうか/確率的に文字列を生成する系で、無秩序から秩序への変化(幼児の言語獲得と解釈される)は相転移ではなく連続的だ、と
  • 「デカい主語」「大きな主語」の語りにはなぜ注意が必要か?「総称文」から考える(和泉 悠) @gendai_biz

    言語哲学の入門書『悪い言語哲学入門』(ちくま新書)を上梓した南山大学准教授の和泉悠氏が、SNSでよく見かける「デカい主語」「大きい主語」を用いた語りへの注意点を紹介します。 「赤坂の女はゴミの日を守らねえな」 お笑いコンビ・納言さんのネタのひとつに、とある街やそこに住む人たちをディスるというものがある。たとえば、 (1) 赤坂の女は全然ゴミの日を守らねぇな。 (2) 下北の女はお辞儀が浅いな。 のようなものだ。これらはもちろん冗談であり、私たちは「そんなわけないでしょ」「何を言ってるのよ」「変な偏見やめてよ」と切り返すわけである(漫才の中でもそのようにツッコまれる)。 「赤坂」や「下北」といった街についてのイメージや、これを言う納言の薄(すすき)幸(みゆき)さんのキャラクターなど、発言がお笑いとして成立するための条件はいくつもある。(1)や(2)がどうして面白いのか、という問いはさておくと

    「デカい主語」「大きな主語」の語りにはなぜ注意が必要か?「総称文」から考える(和泉 悠) @gendai_biz
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    sakstyle 2022/03/25
    総称文
  • Yu Izumi - 『悪い言語哲学入門』紹介・サポートページ

    『悪い言語哲学入門』(2022 ちくま新書)のためのページです. 出版社書籍ページ   Webちくま(ためし読み) 基情報 2022年2月7日発売 新書判・256ページ ISBN 978-4-480-07455-3 価格 ¥840+税 Amazon 紀伊国屋書店 honto 目次 第1章     悪口とは何か—「悪い」言語哲学入門を始める 1 私たちは言語のエキスパートではない 日語には「悪い」ことばがない?/言語について学ぶということ 2 悪口の謎 悪口の必要条件と十分条件を私たちはまだ知らない/悪口の必要条件/悪口の十分条件/謎1「なぜ悪口は悪いのか、そしてときどき悪くないのか」/謎2「どうしてあれがよくてこれがダメなのか」 3 言語哲学を学ぶということ 言語学と言語哲学/「正統派」言語哲学と「悪い」言語哲学 第2章     悪口の分類—ことばについて語り出す 1 内容にもとづいた

    Yu Izumi - 『悪い言語哲学入門』紹介・サポートページ
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    sakstyle 2022/01/11
    総称文の章が気になるなあと思ってフィルカルの連載読んでいたのだけど、結局途中までしか読めてない
  • 愛とは何か…「言語」で変わる感情の概念、研究

    スマートフォンのスクリーンに表示される様々な絵文字やステッカーなどの画像(2019年12月19日撮影)。(c)EVA HAMBACH / AFP 【12月20日 AFP】英語の「love」を翻訳すると、トルコ語では「sevgi」、ハンガリー語では「szerelem」になる。だが、その概念はこれら3つの言語を話す人々にとって同じ意味を持つのだろうか。 米ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)と独マックス・プランク人類史学研究所(Max Planck Institute for the Science of Human History)の研究チームが、比較言語学の最新ツールを使用し、感情についての世界各地の概念を調査した結果、怒り、恐れ、喜びなどに対する考え方が言語によって変わることが明らかになった。 20日

    愛とは何か…「言語」で変わる感情の概念、研究
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    sakstyle 2020/05/24
    ある語が持つ他の意味からその語のニュアンスを他の言語の同義語と比較。言語ごとに差異があることが分かると同時に共通性も分かった、と
  • 書評 「思考と意味の取り扱いガイド」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    思考と意味の取扱いガイド 作者: レイ・ジャッケンドフ,大堀壽夫,貝森有祐,山泉実出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2019/06/20メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 書はレイ・ジャッケンドフによるこれまでに形作ってきた思考や意味についての考え方をまとめたになる.ジャッケンドフはもともとチョムスキーのもとで生成文法を学び,その後認知的視点から言語,思考,意味について考察を深めてきた.その考察は膨大なものになるが,書ではエビデンスの詳細には踏み込まずに,ジャッケンドフのアイデアの筋道を語る形になっている, 第1部 言語,言葉,意味 冒頭で「言語と思考の関係はどうなっているのか」という問題が提起される.そしてジャッケンドフはこの問題を取り扱うにあたって「日常的視点」と「認知的視点」を峻別し,書はどこまでも認知的視点から問題を考察していくという方針を示す

    書評 「思考と意味の取り扱いガイド」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2019/10/05
    「レイ・ジャッケンドフによるこれまでに形作ってきた思考や意味についての考え方をまとめた本」
  • スタンフォード哲学事典のデータでword2vec - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    自然言語処理の領域で近年注目されている技術word2vecというのがあります。 今日は、夏休みの自由研究として、スタンフォード哲学事典のデータを使って、word2vecを作ってみたいと思います。 人文系の領域でコンピューターを使った研究は、最近デジタル・ヒューマニティーズなどと呼ばれてちょっと流行しているようです。私もデジタル・ヒューマニティーズやってみたいので、手始めにとりあえずやってみます。といっても今回の試みは遊びみたいなものですが、コードと手順は残しておくので、もっと格的な研究のとっかかりになればと思います。 コードと手順は以下に残してあります。 コード: https://github.com/takada-at/sep_crawl Google Colaboratory: https://colab.research.google.com/drive/15MB_mhYbX4v

    スタンフォード哲学事典のデータでword2vec - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2019/08/19
    自然言語処理で使われる技術word2vec、デジタル・ヒューマニティーズでも使われる。類似性関係を他次元空間にマッピング。構造主義言語学の分布分析に近い?
  •  EVOLINGUISTICS 2018「言語とコミュニケーションの進化」参加日誌 その2 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    8月3日 キーノートレクチャー2 東京大学駒場キャンパス 21KOMACEE East 言語進化に関する連続講演会企画「EVOLINGUISTICS 2018」. 8/2の文京学院大学ふじみ野キャンパス(埼玉県ふじみ野市)の講演(脳の形態や道具との関連についてのもの)と東京学芸大(小金井市)の講演(社会的理解と向社会的行動の初期発達に関するもの)は都合がつかなかったが,8/3の駒場のキーノートレクチャーには参加できた.講演者は言語学者側からのキーノート講演者であるセドリック・ブックス.言語学者側のキーノートということで岡ノ谷ではなく藤田耕司からの紹介を受けて登壇.ちょっとしたジョークから話を始めた. ロジカルからバイオロジカルへ(From the Logical to the Biological) セドリック・ブックス(Cedric Boeckx) 今日の外はとても暑い(当日の東京の最高

     EVOLINGUISTICS 2018「言語とコミュニケーションの進化」参加日誌 その2 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2018/08/19
    “なぜチョムスキーはここまで進化を否定するのだろうか”
  • スタンフォード哲学事典の「言語行為」を訳読しよう #21

    前回はこちら. ---- ここから訳文 ---- 7. 効力標示と論理的に完璧な言語 フレーゲの論理記法 (Begriffschrift) は,演繹推論を実行する厳密な形式体系を定式化する史上初の周到な試みに該当する.だが,フレーゲはじぶんの論理記法のことをたんに妥当性を評価するツールとしか見ていなかったわけではない.そうではなく,フレーゲは,疑問の余地のない第一原理から知識を獲得するオルガノンとして論理記法を考えていたらしい.さらに,我々の知識が依拠する認識論的な基盤をはっきりさせやすくするために論理記法を使いたいともフレーゲは考えていた.この目的のために,フレーゲの形式体系には命題の内容(論理定項なども)を示す記号だけでなく,そうした命題内容を提示するさいの効力を示す記号も含まれている.とくに,彼の形式体系を使って既知の命題から新しい知識を獲得するときには,そこで使われている命題が真で

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    sakstyle 2018/05/14
    効力を標示する記号や表現について。フレーゲやライヘンバッハのアイデア。デイヴィドソンによる批判など。
  • スタンフォード哲学事典の「言語行為」を訳読しよう #20

    前回はこちら. ---- ここから訳文 ---- 6.2 言語行為とスコア記録 言語行為に関わる文献には,語用論的要因を強調する自然言語意味論の研究から奇妙なほど切り離されているものがたくさんある.たとえば,スタルネイカー,ルイス,トマソンといった人々は談話において量化・前提(意味論的前提・語用論的前提の両方)・照応・直示・曖昧性が果たす役割の理解を目指した会話の運動学 [kinematics] のモデルを発展させている (Stalnaker 1972, 1973, 1974; Lewis 1979, 1980; Thomason 1990).そうしたモデルでは,典型的に,会話とは参加者たちが前提にする〈命題〉の集合が発展し続けるものだと考える.この〈命題〉の集合を会話の共通基盤という.会話の共通基盤は,参加者全員が事実だと見ていて,しかも同時に他の参加者たちも事実だと各参加者が見ている〈

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    sakstyle 2018/05/10
    会話の共通基盤など会話を特徴付けるパラメータ=「会話のスコア」、言語行為によってスコアが更新されると考える「スコア記録」モデル
  • 「世界共通の言葉」ラップが救う、消え行く少数言語

    仏パリのスタジアム、スタッド・ド・フランスでコンサートを行う米ラッパーのエミニム(2013年8月22日撮影)。(c)AFP/PIERRE ANDRIEU 【5月22日 AFP】世界共通の言語と呼ばれてきたラップ音楽は、消滅の危機に直面している少数言語を守る手段ともなり得る。 世界中の小規模な言語社会で今、先住民たちがコミュニケーションの手段としてラップを取り入れ、自分たちの言語に新たな息吹を与えている。それまでは予想もしなかったようなオーディエンスも獲得しているという。 アーティストたちの経歴や動機はさまざまだが、唯一共通するテーマは、ヒップホップが持つ力の実現だ。1970年代に米ニューヨーク(New York)ブロンクス地区(The Bronx)のストリートカルチャーの一つとして誕生したヒップホップはその後世界中に広まり、少なくともスタイル上では共通言語として多くの若者たちに受け入れられ

    「世界共通の言葉」ラップが救う、消え行く少数言語
  • オランウータンの鳴き声、言語進化の様子表す=研究 - BBCニュース

    オランウータンの鳴き声を長年にわたり調べてきた英ダラム大学の研究者が、人類の言語の発声の手がかりを得られるかもしれないと報告した。 アドリアノ・レイス・エ・ラメイラ博士は、オランウータンが唇をキスするようにとがらせて発する音を4000件以上録音し、分析した。その結果、オランウータンが発する子音の羅列のような鳴き声には、様々な意味があるようだと分かった。 英科学誌「ネイチャー・ヒューマンビヘイビヤー(人間行動)」に発表された論文で、博士は「人類の言語は非常に発達していて複雑だ。伝達しようと思う情報のほとんどすべてを音に置き換えることができる」と書く。

    オランウータンの鳴き声、言語進化の様子表す=研究 - BBCニュース
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    sakstyle 2017/02/10
    子音のような音を発する/子音の組合せが情報伝達の上で冗長性を産み言語進化に繋がった?
  • 【プレスリリース】『単語から文をつくる鳥類の発見』 - 総合研究大学院大学

    プレスリリース概要 『単語から文をつくる鳥類の発見』 【研究概要】 私たちは,単語と単語をつなぎ合わせて多様な文をつくりだし,それによって様々な情報を他者に伝えます。Darwin以来100年以上にわたって,この言語能力(統語)は,ヒトにおいて固有に進化した性質であると考えられてきました。 総合研究大学院大学の鈴木俊貴氏を中心とする研究チームは,野外での詳細な行動観察と実験によって,鳥類の一種シジュウカラ(写真1)においても,異なる単語を組み合わせ,より複雑な意味を伝える能力が進化していることを発見しました。シジュウカラは,仲間に警戒を促す声(「警戒しろ」)と仲間を集める声(「集まれ」)を組み合わせ,「警戒しながら集まれ」というメッセージをつくります。さらに,鳴き声の組み合わせには文法規則(語順)が存在し,その規則に反すると情報がうまく伝わらないことも,野外実験によって明らかにしました。

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    sakstyle 2016/03/09
    「鳴き声の組み合わせには文法規則(語順)が存在し,その規則に反すると情報がうまく伝わらないことも,野外実験によって明らかに(...)ヒト以外の動物においても進化していることを世界で初めて実証」
  • 飯島和樹 | ぼくたちの創造的な〈言語能力〉にこそ、イノヴェイションを生み出す鍵がある « INNOVATION INSIGHTS

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    sakstyle 2015/09/30
    チョムスキー言語学と脳機能イメージング/「人間の心的能力には、階層構造が豊穣に見出される(...)進化生物学者ティカムサ・フィッチは人間は樹構造をあらゆる心の領域に繁茂させる「デンドロフィリア」(樹愛好者」
  • だめブログ 「函数」は意訳か音訳か

    「函数」という数学用語がある。「関数」とも書く。英語では「function」と言う。この「函数」の語源について考えてみる。 Wikipediaにはこうある。 ●関数 (数学) - Wikipedia 「函数」の中国語における発音は(拼音: hánshù) であり、志賀浩二や小松勇作によればこれはfunctionの音訳であるという。一方、『代微積拾級』には「凡此變數中函彼變數則此為彼之函數」とあり、また変数に天、地などの文字を用いて「天 = 函(地)」という表記もある。片野善一郎によれば、「函」の字義はつつむ、つつみこむであるから、「天 = 函(地)」という表現は「天は地を函む」ようにみえ、従属変数(の表現)に独立変数が容れられているという意味であるという。 「関数 語源」とか「函数 語源」でぐぐると一番上にでてくるページにはこうある。 ●「関数」の語源って? - 数学 | 【OKWave】

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    sakstyle 2015/09/29
    音訳説は根拠なし、「はこ」という意味ではなく「含む」という意味から作られた訳語/李善蘭って人がすごく色々訳しててすごい
  • オーストラリアの鳥が「原始的な言語」を使用、スイス研究

    文で扱われたクリボウシオーストラリアマルハシの近縁種、ハイガシラゴウシュウマルハシの資料写真。オーストラリア西部で撮影。Biosphoto提供。(c)Biosphoto/Cyril Ruoso 【6月30日 AFP】オーストラリアに生息する鳥が、音をつなぎ合わせたり組み合わせたりした鳴き声でさまざまな意味を伝えているという研究結果が29日、発表された。こうした技能は人間に特有のものと考えられていた。 オンライン科学誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に掲載された同論文の研究対象は、オーストラリア奥地で発見されたクリボウシオーストラリアマルハシ。 研究者の間では、鳥が鳴き声をさまざまなパターンに組み合わせていることは以前から知られているが、それに意味があるとは考えられていないと、論文の主執筆者のスイス・チューリヒ大学(University of Zurich)のサブリナ・エン

    オーストラリアの鳥が「原始的な言語」を使用、スイス研究
  • 野矢茂樹・西村義樹『言語学の教室――哲学者と学ぶ認知言語学』 - Jablogy

    言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書) 作者: 西村義樹,野矢茂樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/09/12メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の訳者である野矢茂樹と、野矢の熱心な読者でもある認知言語学者・西村義樹との対談。 西村から野矢へのレクチャーという形式をとっているが、単なる一方通行の教授ではない討論的な対話になっている。この対話を通じて、認知言語学がなにを問題とし、どのような説明を与えているかが浮き彫りにされていく。 認知言語学がアンチ・テーゼをむける先である生成文法についても随所で言及され、その守備範囲をうかがい知ることができる。 生成文法/認知言語学的に、認知言語学は、 客観的な事実への指示だけでなく、話者がその事実をどう捉えているかという心理的な過程に注目して、意味や文

    野矢茂樹・西村義樹『言語学の教室――哲学者と学ぶ認知言語学』 - Jablogy
  • 「メディアはメッセージ」なんて言わなくていいのに――松田『うわさとはなにか』(中公新書)

    松田美佐『うわさとは何か』(中公新書,2014年),全体として面白いなのだけど,マクルーハンを引用して「メディアはメッセージ」と述べている箇所がおかしい (pp.152-3).著者じしんはちゃんと自分が扱っている事例をわかってるはずなのに,マクルーハンに引き寄せようとして,無理がでてる. 著者は,《伝達「手段」として,あるいは,透明な媒体として見られがちなメディア自体もまた,メッセージ=伝達「内容」である》(p.152) と述べたあとに,その例示として,戦時中に米軍がまいたビラのエピソードを引く. 《とくに説得力をもったビラは,次の空襲目標とその予定日を事前に知らせるものであった.ビラの伝える予告が「実現」するにつれ,米国の宣伝ビラの信憑性は増していく.》――これはおかしくない. 《加えて,ビラというメディア自体が持つメッセージも内容の信憑性を増すことに貢献した.》――ここからおかしい(

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    sakstyle 2014/08/26
    伝達意図の有無によって、シグナリングとコミュニケーションを区別 情報意図と伝達意図の区別は関連性理論より
  •  「言語が違えば,世界も違って見えるわけ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    言語が違えば、世界も違って見えるわけ 作者:ガイ ドイッチャーインターシフトAmazon 書は言語学者ガイ・ドイッチャーによる「言語がヒトの思考に影響を与えているか」という問題,いわゆるサピア=ウォーフ仮説の弱いバージョンについてのである.原題は「Through the Language Glass: Why the World Looks Different in Other Languages」 この問題は,私の理解では,以下のような状況だ.最初「言語こそが思考を構成する」というサピア=ウォーフ仮説の強いバージョンが主張され,一部の哲学者や文化相対主義者たちが飛びついたのだが,数々の証拠から否定された.次に「言語は思考に影響を与えている」という弱いバージョンが主張されるようになった.そしてこれについて様々なリサーチが行われ,論争が繰り広げられ,少なくとも何らかの影響があることはほぼ

     「言語が違えば,世界も違って見えるわけ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2013/04/24
    「いわゆるサピア=ウォーフ仮説の弱いバージョンについての本」言語トリビアが面白そうな本