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医療に関するsakstyleのブックマーク (36)

  • 増える大人のADHD、ネットのやりすぎによる「後天性」の恐れ

    テクノロジーはマルチタスクを容易にしてくれたが、一方で、大人のADHDの増加にも寄与しているのかもしれない。(PHOTOGRAPH BY EDWIN TAN, GETTY IMAGES) 注意欠如・多動症(ADHD)に悩まされる大人が、かつてないほど増えている。その一因として疑われているのが、インターネットにつながったデジタルメディアが脳に負担をかけているのではないかということだ。 日を含む世界の研究を分析した学術誌「Jornal of Global Health」の論文によると、2020年にADHDを抱える大人は6.8%近くにのぼり、米国では2003年の4.4%から約2.4ポイント上昇した(編注:2011年の厚労省の報告によると、日における成人期のADHDの有病率は2.09%)。 「これは、現在世界中でADHDを持つ大人が約3億6600万人、すなわち米国の人口とほぼ同じだけ存在するこ

    増える大人のADHD、ネットのやりすぎによる「後天性」の恐れ
    sakstyle
    sakstyle 2024/01/18
    「長い間、ADHDとオンラインの使い過ぎの関連性は、ニワトリと卵のような問題とされてきました。(...)(オンラインの使いすぎによりADHDを発症する)方が、より実情に近いことが示されつつあります」
  • 世界で初めてヒトの胎児の脳から「ミニ脳」を作ることに成功

    by Princess Máxima Center, Hubrecht Institute/B Artegiani, D Hendriks, H Clevers 中絶された胎児の脳から採取された細胞を用いて、初めて脳オルガノイドを作成することに成功したとの論文が、2024年1月8日付の学術誌・Cellに掲載されました。iPS細胞ではなく脳細胞から直接物の人間の脳に近い構造を持つ「ミニ脳」を作る技術により、脳腫瘍やがんの治療に関する研究がさらに進むと期待されています。 Human fetal brain self-organizes into long-term expanding organoids: Cell https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(23)01344-2 Novel tissue-derived brain organ

    世界で初めてヒトの胎児の脳から「ミニ脳」を作ることに成功
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    sakstyle 2024/01/11
    iPS細胞からではなく脳細胞から直接脳オルガノイドが作れた、と。
  • 死にゆく脳で発生する劇的な変化「死の波」とは?

    無酸素状態に陥ったラットの脳波を解析する研究により、死に向かいつつある脳で起きる臨死体験の実態や、それに続く「死の波」と呼ばれるダイナミックなプロセスの詳細が明らかになったと発表されました。この研究は、脳波がフラットになることが脳機能の不可逆な停止の決定的なサインだとする現代医療の常識に疑問を投げかけるものであると位置づけられています。 Laminar organization of neocortical activities during systemic anoxia - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969996123003613 Brain dynamics of the "wave of death" highlig | EurekAlert! https://www.eure

    死にゆく脳で発生する劇的な変化「死の波」とは?
  • 腸内“真菌”と病との関係が明らかに、肥満や治療とも、進む研究

    炎症性腸疾患の患者は、腸内にカンジダ・アルビカンスという真菌(画像)が多い傾向があることがわかっている。科学者らは近年、腸のマイクロバイオーム(微生物叢)の真菌が健康に及ぼす影響について、詳しい調査を始めている。(COLORIZED SCANNING ELECTRON MICROSCOPE IMAGE BY MARTIN OEGGERLI / UNIVERSITY HOSPITAL BASEL, SWISS NANOSCIENCE INSTITUTE, BASEL) マイクロバイオームは近年、過敏性腸症候群から神経障害に至るまで、さまざまな病気との関連を示す数多くの研究によって、大きな注目を集めている。マイクロバイオームは微生物叢(そう)ともいい、皮膚、腸、呼吸器、泌尿生殖路などに共生する微生物のまとまりのことだ。 腸内のマイクロバイオームをつくる多様な微生物の中でも、とりわけ高い関心が寄

    腸内“真菌”と病との関係が明らかに、肥満や治療とも、進む研究
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    sakstyle 2023/12/13
    腸内のマイクロバイオーム(微生物叢)について、これまでは主に「細菌」が注目されていたが「真菌」も重要、と。コロナ重症化と関連する例も。
  • 「肉」はあまり食べず「魚」と「野菜」はしっかり食べているのに、なぜ「日本人」の「大腸がん」は多いのか(奥田 昌子)

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    sakstyle 2023/10/27
    飲酒(弱いのに飲むと特に)、喫煙、デスクワーク(運動不足)が発症率をあげている、と/母親が酒も煙草もしないが40代で癌になり、父は酒も煙草もよくのんでいて70過ぎるまでがんにならなかった。何事も例外はある
  • がん治療を一変させる可能性を持った、新たな治療法の誕生と発展──『がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―』 - 基本読書

    がんの消滅:天才医師が挑む光免疫療法 (新潮新書) 作者:芹澤 健介新潮社Amazonこの『がんの消滅』は、新たながんの治療法として注目を集める「光免疫療法」について書かれた一冊である。光免疫療法はすでに米国や日で一部の症例に対して承認され、標準治療となった新しい”がん療法”で、その仕組がこれまでの抗がん剤や放射線治療とは異なることから、その初期の段階から大きな注目を集めてきた。 僕自身光免疫療法の名をはじめて知ったのはいつだったか思い出せないが、その時から「僕ががんで死ぬ可能性が下がったかもしれない」と期待に胸を踊らせたものだ。何しろ、光免疫療法は既存の治療法と比べて「圧倒的に副作用が少なく、すべてのがんが治るわけではないが効果も高い」と目されていたからだ。書は、その発明者である小林医師がアメリカの研究所で研究を始めるに至った経緯と、光免疫療法の発見・承認に至るエピソードやその仕組み

    がん治療を一変させる可能性を持った、新たな治療法の誕生と発展──『がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―』 - 基本読書
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    sakstyle 2023/10/02
    最近よく名前をみる奴か。
  • 微生物学:ヒトマイクロバイオームに関する言説には、証拠が欠けている | Nature Microbiology | Nature Portfolio

    ヒトのマイクロバイオームについて言われていることには確固たる証拠に基づかない不正確なものが含まれると論じるPerspectiveが、Nature Microbiologyに掲載される。著者らは、ヒトマイクロバイオームに関し、虚構や誤解がそのままずっと残っていたり、あるいは新たに生じたりしていると強調し、そういった事実関係の誤りについて概説している。 ヒトの腸内微生物相、特にこの複雑な微生物群集と健康や病気との関連については、研究が激増し、人々の関心が非常に高まっている。このような強い関心が誇大な宣伝につながり、一部の誤解を定着させてしまっている。微生物相について繰り返し語られているうちに、裏付けとなる強力な証拠がなくても、また元々の情報の出どころが曖昧なままでも、語られたことは事実であると考えられるようになってしまう。 Alan WalkerとLesley Hoylesは、ヒトマイクロバイ

    微生物学:ヒトマイクロバイオームに関する言説には、証拠が欠けている | Nature Microbiology | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/08/01
    ヒトマイクロバイオーム言説に見られる誤解や虚構/例えば、微生物相とヒト細胞の数の比率は10:1というもの(実際はほぼ1:1)。そうだったのか
  • 「集団ストーカーを撃退」「電磁波攻撃の対策」統合失調症患者をカモにする悪質な探偵や業者たち - 弁護士ドットコムニュース

    「集団ストーカーを撃退」「電磁波攻撃の対策」統合失調症患者をカモにする悪質な探偵や業者たち - 弁護士ドットコムニュース
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    sakstyle 2023/07/04
    詐欺は論外として、普通のお店とかが、おそらく善意で(あるいは面倒くさくて)「集団ストーカー」のチラシを貼らせてたりするのを見ると、よくないなーと思うがなんともしがたい
  • 卵アレルギーの原因物質がない卵を開発、広島大など

    子どもの重度の鶏卵アレルギーに悩む研究者らの産学連携グループが、原因物質の一つであるオボムコイド(OVM)を除去した卵をゲノム(全遺伝情報)編集技術で作製した。孵化させ育ったニワトリを交配して生まれた卵もOVMが含まれず、遺伝子にも異常がないなど安全性を確認したという。今後、加工調理した卵をべた際のアレルギー反応の有無などを調べ、製品化を目指す。医療用ワクチンへの応用も期待している。 加熱で消えない原因物質を遺伝子ごと除去 研究に取り組んだのは、広島大学大学院総合生命科学研究科の堀内浩幸教授(免疫生物学・動物生命科学)のグループと、キユーピー研究開発技術ソリューション研究所のメンバー。 広島大の堀内教授は家族が重度の品アレルギーに悩んでおり、長男の場合、ごく微量の卵が混入しているだけで反応した。「家族旅行に行ってもお土産が買えないし、遠出のためのワクチンも接種できない。なんとかなら

    卵アレルギーの原因物質がない卵を開発、広島大など
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    sakstyle 2023/07/03
    ゲノム編集でオボムコイドを除去/オボムコイド除去卵から孵化したニワトリを交配して生まれた卵もオボムコイドが含まれない
  • じつは「目を見て話すのが苦手」な「ASD」の人でも「ロボット」とならうまく会話ができるという「驚きの事実」(熊﨑 博一)

    うつ病、自閉スペクトラム症、統合失調症......。多くの現代人を悩ませる発達障害や精神疾患について、原因解明や治療法開発のための研究が進んでいます。 前回の記事「人間の顔が覚えられないのは「複雑で刺激が強い」から?ASDの人の「脳の働き方」の特性とは」に引き続き、話題の新刊『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から「ASD」(自閉スペクトラム症)についてご紹介します。 ASDの患者さんは、その脳の働き方の特性上、他人とのコミュニケーションや社会性に障害があることが多々あり、「人の顔」などの「刺激の多いもの」を抽象化することが苦手であることがわかってきています。 特に子供の場合、コミュニケーションの不足は言語の発達などにも関わっており、なるべく早い段階でコミュニケーション能力や社会性が改善することが望まれます。 では、どのようにしてASD、特に子供の患者さんとコミュニケーション

    じつは「目を見て話すのが苦手」な「ASD」の人でも「ロボット」とならうまく会話ができるという「驚きの事実」(熊﨑 博一)
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    sakstyle 2023/06/22
    卓上型ロボットCommUを使うとアイコンタクトや共同注視ができるように/対人間と対アンドロイド、健常者は対人間の方が相手の目を見るが、ASDの人は対アンドロイドの方が相手の目を見る
  • 神経科学:脳が出す信号を使って慢性疼痛を解読する | Nature Neuroscience | Nature Portfolio

    痛みを感じている人の脳が出す信号を使って痛みの程度を推測できることを示唆した論文が、今週、Nature Neuroscienceに掲載される。この知見は、ヒトの慢性疼痛を直接検出する研究で得られた初めての成果であり、慢性疼痛(卒中後痛や幻肢痛など)の患者を治療する方法の開発に役立つ可能性がある。 長期慢性疼痛は、深刻な障害と経済的コストの一因となる大きな公衆衛生問題の1つだ。現在の治療法は、慢性疼痛を管理するために不十分なことが多く、治療薬として処方されることが多いオピオイドは、患者による過剰摂取というリスクを伴う。疼痛の重症度は、通常、自己申告による評価方法を用いて評価されるが、痛みは主観的で、個人差のあることが分かっており、不完全な評価方法とされる。疼痛の客観的なバイオマーカーを見つけることは、慢性疼痛の診断と治療法開発の指針として役立つと考えられている。 今回、Prasad Shir

    神経科学:脳が出す信号を使って慢性疼痛を解読する | Nature Neuroscience | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/05/23
    「疼痛の客観的なバイオマーカーを見つけることは、慢性疼痛の診断と治療法開発の指針として役立つ」
  • あなたが受けるかもしれない「ロボット手術」。ついに「日本産ロボット」も登場! そのリアルな姿を知っていますか?(石沢 武彰)

    あなたが受けるかもしれない「ロボット手術」。ついに「日産ロボット」も登場! そのリアルな姿を知っていますか? 最近、TVや新聞、あるいは病院のホームページなどで、「ロボット(支援)手術」というキーワードを見る機会が増えているのではないでしょうか。 「あの病院はダヴィンチで手術をしてくれるらしい」、あるいは「ヒノトリっていう国産のロボットもいる(?)らしい」という評判を聞くこともあるかもしれません。新幹線を降りるとロボット手術のポスターがずらっと並んでいる、という駅もあります。 1つの治療手段、あるいは1つの医療機器がこれほど一般的に注目されるのは極めて珍しい現象です。しかし、外科医以外の皆さんは、この「ロボット達」が一体どのような姿をしているか、イメージできるでしょうか? 医療以外の分野、特に製造業では、すでにロボットが大活躍しています。例えば自動車工場に見学に行くと、ミリ以下の精度で制

    あなたが受けるかもしれない「ロボット手術」。ついに「日本産ロボット」も登場! そのリアルな姿を知っていますか?(石沢 武彰)
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    sakstyle 2023/05/19
    外科医からの解説/よく使われているのは前立腺や直腸手術(狭くて深い場所にあるので)/実は助手が大変/ロボット手術は選択肢の一つ(メリットとデメリットがある)
  • 覚え書き:イアン・ハッキングの精神障害の哲学について - memoranda

    イアン・ハッキングが亡くなってしまいました。トロント大学の記事によると以前から健康を害していたそうで、たしかにこの10年ほど、まともなアウトプットがなかったことからうすうす予期してはいたのですが、この5月10日に亡くなってしまったとのことです。残念です。また、今回あらためて、ハッキングから学んできたことの多さを感じてもいます。 ご存じのとおり広大な領域において、しかもユニークな手法で仕事をしてきた人です。なので私はそのほんのごく一部、精神障害の哲学の領域を中心に彼から学んできたにすぎません。にもかかわらず、学んだことはとても多く、そこからまた多くの課題を得てきたと感じています。 彼の精神障害の哲学を考えるさい、二つの大きな仕事があるように感じています。ひとつは神経症周辺の仕事で、もうひとつは自閉症に関係する仕事かな、と思います。そしてこうした二つの領域のいずれにおいても、精神医学などの人間

    覚え書き:イアン・ハッキングの精神障害の哲学について - memoranda
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    sakstyle 2023/05/15
    課題の中心は「相互作用」/相互作用概念の不明確さと、相互作用大事といいつつその実践をハッキング自身は記述していないという批判/前者についてハッキング自身相互作用する種概念を放棄している、と
  • 順大など、先進医療として第1例目となる腸内細菌叢移植の実施を発表

    順天堂大学(順大)とメタジェンセラピューティクスの両者は4月19日、「活動期潰瘍性大腸炎患者を対象とする抗菌薬併用腸内細菌叢移植療法(A-FMT療法)」の臨床研究について、順大 医学部附属順天堂医院にて、先進医療の第1例目となる腸内細菌叢移植を実施したことを共同で発表した。 A-FMT療法の概要(出所:順天堂大Webサイト) A-FMT療法は、患者の乱れた腸内環境を改善するため、3種類の抗菌薬(アモキシシリン、ホスホマイシン、メトロニダゾール)を用いて、患者の腸内細菌叢を除去した後、健康なドナーの便から調整した腸内細菌叢溶液を内視鏡により注入し、バランスのとれた腸内細菌叢を構築する医療技術だ。順大などは現在、以前より行われてきた腸内細菌叢移植の前に抗菌薬の投与を追加することで、より効果的な腸内細菌叢移植となることを目指しているという。 今回の臨床研究は、軽症から中等症の左側・全大腸炎型の潰

    順大など、先進医療として第1例目となる腸内細菌叢移植の実施を発表
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    sakstyle 2023/04/21
    ついに腸内細菌叢移植が……!/潰瘍性大腸炎治療のためらしい/いったん、患者の腸内細菌を抗菌剤で除去してから移植する。
  • AIが脳画像を解析してうつ病診断、客観的検査に道

    人工知能AI)が脳画像を解析してうつ病を診断し、医師の確定診断を支援する方法の実用化に向けて有望なデータが得られた、と広島大学などの研究グループが発表した。現在、うつ病は医師の問診を中心に診断されているが、精度はさほど高くないため、どう是正するかが課題とされてきた。日のほか、世界的にもうつ病は増える傾向にある。今回の成果は、医師の最終的な症状の判断を補う客観的な検査法の開発に道を開くと期待される。 研究グループは、広島大学大学院医系科学研究科の岡田剛准教授、岡泰昌教授と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所の川人光男所長、酒井雄希主任研究員と、ATR発ベンチャー企業XNefのメンバーで構成し、論文は国際学術誌「ジャーナル・オブ・アフェクティブ・ディスオーダーズ」に掲載された。

    AIが脳画像を解析してうつ病診断、客観的検査に道
  • 秋生まれの赤ちゃんは1歳までに湿疹の発症が多い! 富山大が調査

    富山大学は3月2日、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加者を対象に、生まれた季節と乳児期に発症する湿疹およびアトピー性皮膚炎の関連を調べた結果、春生まれの子どもと比較して、秋生まれの子どもの方が6か月時点で湿疹の発症が多くなり、その関連は1歳時点でも同様であることが明らかになったことを発表した。 また併せて、特にアレルギーの既往がある母親から生まれた男児において、季節と発症との関連が高いこともわかったと発表された。 同成果は、富山大 学術研究部医学系 公衆衛生学講座の𡈽田暁子助教らの研究チームによるもの。詳細は、新生児から青年までのヘルスケアや疫学などを扱う学術誌「BMC Pediatrics」に掲載された。 アトピー性皮膚炎は、小児期に高頻度で発症するアレルギー疾患で、日国内では小児の10~20%程度が発症するとされている。研究チームはこれまで、生まれた季節の

    秋生まれの赤ちゃんは1歳までに湿疹の発症が多い! 富山大が調査
  • 多くの人を悩ませる…「ADHD」は「いつまで続く」のか? いったい「どんな人が当てはまる」のか? (岡田 俊)

    うつ病、自閉スペクトラム症、統合失調症......。多くの現代人を悩ませる発達障害や精神疾患について、原因解明や治療法開発のための研究が進んでいます。 記事では、脳科学の視点から最先端の研究を紹介した『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から、「注意欠如・多動症(ADHD)」についてご紹介しましょう。 *記事は『 「心の病」の脳科学  なぜ生じるのか、どうすれば治るのか』を一部再編集の上、紹介しています。 最初に記された「ADHDの症例」 注意欠如・多動症(ADHD)の人は、知的障害のない人であれば同じ年齢の人と比べて、知的障害のある人であれば同じ発達段階の人と比べて、注意が散漫だったり、落ち着きがなく、待つことが苦手だったりすることで、日常生活に困難を抱えています。 ただし、ADHDがどのような状態であるのかという概念や診断基準は、時代とともに移り変わってきました。 AD

    多くの人を悩ませる…「ADHD」は「いつまで続く」のか? いったい「どんな人が当てはまる」のか? (岡田 俊)
  • 近未来テクノロジー見聞録(315) 脳神経疾患の症状を和らげる機能を持つニューロチップをEPFLが開発!

    2023年1月30日、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は、脳神経疾患を緩和させることができるニューロチップ「NeuralTree」を開発したと発表した。では、このNeuralTreeとはどのようなものだろうか。今回は、こんな話題について紹介したいと思う。 脳神経疾患の症状を和らげるニューロチップが開発された。その仕組みには、疾患によって放出される脳波の違いを利用しているという 脳神経疾患の症状を緩和する「NeruralTree」の仕組みとは? NeuralTreeは、特定の脳神経疾患によって放出される脳波からの電気信号を検出するという。これらの電気信号は、パーキンソン病やてんかんなど、その症状によって異なる神経バイオマーカーだ。その検出した電気信号を基に、NeuralTreeは機械学習アルゴリズムによって症状を正確に分類し、その症状を緩和、もしくはブロックするための電気信号を患者

    近未来テクノロジー見聞録(315) 脳神経疾患の症状を和らげる機能を持つニューロチップをEPFLが開発!
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    sakstyle 2023/02/21
    脳に電極を埋め込み、脳波の電気信号を検知、その信号を機械学習によって各症状に分類し、その症状を緩和する信号を送信。多チャンネル化より、さまざまな脳神経疾患を学習可能になった、と。完全にイーガンSFの世界
  • われわれの行動を光でどこまで制御できるのか──『「こころ」はどうやって壊れるのか~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語~』 - 基本読書

    「こころ」はどうやって壊れるのか ~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語 作者:カール・ダイセロス光文社Amazonこの『「こころ」はどうやって壊れるのか』は、精神科医として現場に立ちながら、光を用いることで脳の活動を観測や制御を可能にする、「光遺伝学」の第一人者として知られるダイセロス博士による、一般向けのノンフィクションである。 タイトルにも入っているように光遺伝学がどのような分野で、何が解明されつつあるのかについての解説が行われるのはもちろん、博士が実際に関わってきたさまざまな症例の患者たち(大病、躁病や双極性障害、自閉スペクトラム症など)の人生と、それが光遺伝学の観点からどう説明できるのかが語られていく。寄せられている賛辞の中には『を帽子とまちがえた男』などで知られるオリヴァー・サックスの名を挙げるものがちらほらあるが、たしかに傾向としては近い/書き手といえる。 正直オリヴァー・

    われわれの行動を光でどこまで制御できるのか──『「こころ」はどうやって壊れるのか~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語~』 - 基本読書
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    sakstyle 2023/02/08
    光遺伝学(オプトジェネティクス)だ!「精神科医として現場に立ちながら(...)「光遺伝学」の第一人者として知られるダイセロス博士」
  • 岩手医科大など、100歳以上の長寿者共通のエピゲノム状態の特徴を発見

    岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)、慶應義塾大学(慶大)、KDDI総合研究所の3者は2月2日、20~70代までの健常者421名から次世代シーケンサを用いた年齢推定手法を開発し、それを用いて100歳以上の長寿者(百寿者)94名のエピゲノムの状態を解析した結果、百寿者の推定年齢が暦年齢よりも若く、特に「CD44」を中心としたがん関連遺伝子と「CNTNAP2」などの認知機能に関わる遺伝子群のエピゲノム状態が、若い人と同程度に維持されていることがわかったことを共同で発表した。 またその一方で、「SMAD7」などの抗炎症に関与する遺伝子周辺のエピゲノム状態は、より老化が進んだような状態にあることが明らかになったことも併せて発表された。 同成果は、IMM 生体情報解析部門の小巻翔平特命講師、同・部門長の清水厚志教授、慶大 医学部 病理学教室の新井恵吏准教授、同・金井弥栄教授、同

    岩手医科大など、100歳以上の長寿者共通のエピゲノム状態の特徴を発見
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    sakstyle 2023/02/06
    100歳以上の長寿者は、がんや認知機能に関連する遺伝子のエピゲノム状態が、年齢よりも若い状態で維持されていた一方で、抗炎症に関与する遺伝子周辺のエピゲノム状態は老化が進んでいることが分かった。