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分析哲学に関するsakstyleのブックマーク (164)

  • 最近読んだ本を紹介しちゃおうかな(人生の意味の哲学、Webプログラミング、AI入門、クイックスケッチ) - 曇りなき眼で見定めブログ

    最近読んだを紹介するぜ! 森岡正博・蔵田伸雄編著『人生の意味の哲学入門』 掌田津耶乃『作りながら学ぶWebプログラミング実践入門』 次田瞬『意味がわかるAI入門』 立中順平『たてなか流クイックスケッチ』 森岡正博・蔵田伸雄編著『人生の意味の哲学入門』 人生の意味の哲学の入門書。 私はデイヴィッド・ベネター先生のファンなので、ベネター先生が登場する3章と6章がおもしろかった。 そもそも人生の意味を(分析)哲学的に論じることなんて可能なのか? と迫るような論考も多かった。それじゃあダメじゃんとも思うが、そうだとしたらそれがわかっただけでも大いなる前進かもしれない。 書を読んでも人生の意味がわかるようになるわけではない、と何度か書かれているのだけど、人生の意味の哲学を研究しても人生の意味がわかるようにはならないのか? というのも人生の意味の哲学的な難問のような気がする。 人生の意味の哲学入門

    最近読んだ本を紹介しちゃおうかな(人生の意味の哲学、Webプログラミング、AI入門、クイックスケッチ) - 曇りなき眼で見定めブログ
    sakstyle
    sakstyle 2024/02/08
    「人生の意味の哲学を研究しても人生の意味がわかるようにはならないのか?」人生の意味を任意のXに変えても成り立ちそうな……。それはそれとして『意味がわかるAI入門』は面白そう
  • 完璧主義者のパーフィット | オックスフォード哲学者奇行

    前回も述べたように、エドモンズ(David Edmonds)によるパーフィットの伝記が出たので、早速おもしろく読んだ。とりわけ、オールソウルズコレッジにフェローとして残るために、苦労に苦労を重ねて『理由と人格』を書き上げるまでの話は、手に汗にぎる、涙なくして読むことのできない物語……とまでは言えないにせよ、大変おもしろかった。『アイリス』(アイリス・マードック)、『ビューティフル・マインド』(ジョン・ナッシュ)、『博士と彼女のセオリー』(スティーブン・ホーキング)のような映画化を期待したいところだが、パーフィットの知名度からするといくぶん期待薄なので、エドモンズの伝記をもとに、以下で私なりに物語を説明してみよう。 ◇ 1942年生まれのパーフィットは、英国の名門イートン校を出てからオックスフォード大学に進学し、歴史学を学んだ。2年ほどの米国留学中に専門を哲学に変え、帰国後まもなくして難関オ

    sakstyle
    sakstyle 2023/05/31
    テニュア獲得のために本を書く必要があったが、完璧主義であるために遅れた。自分だけでなく他人にも完璧主義を求めるのはやばいな
  • いろいろ無頓着なパーフィット | オックスフォード哲学者奇行

    先月、エドモンズ(David Edmonds)によるパーフィットの伝記が出たので早速読んだ[1]。その伝記では「哲学の修道僧」パーフィットの人生を詳しく知ることができる。オールソウルズコレッジのフェローになる以前のパーフィットの人生は、夢と恋に満ちた超優秀な好青年という感じで、青春物語としてそれなりにおもしろかった。だが、それよりもはるかにおもしろいのは、オールソウルズで哲学のフェローになってからで、まさに奇行のオンパレードである。詳しくは翻訳が出たら各自で読んでいただくことにして、今回は伝記の中に出てきたパーフィットの逸話をいくつか紹介しよう。 エドモンズによるパーフィットの伝記。 ◇ オールソウルズに入ってからのパーフィットは、身体的な事柄に関して人並み外れて無頓着だった。以前に少し紹介したように、パーフィットによれば、時間を通じた人格の同一性を保証するものは、身体やその他の実体ではな

    sakstyle
    sakstyle 2023/05/31
    パーフィットの奇行。衣服や時間などに無頓着。見ず知らずの他人の死や苦しみに敏感
  • Daily Life:知られざるコンピューターの思想史

    September 21, 2022 知られざるコンピューターの思想史 小山虎さんの『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』は、いろいろな意味で刺激的なである。もっと話題になってもいいと思うのだが、今のところあまり話題に取り上げられている様子がない。それは理由がないことではないだろうと思う。以下、このを読んで思ったことをつらつらと書き留めておきたい。 1 学術的な思想史のとして いきなりであるが、このを学術的な思想史のとして扱うのは現時点ではむずかしいと思う。「学術的な思想史の」でないとしても、あとで述べるように、ある種の歴史観についての学術書として、あるいは思想史に関する一般むけの著作としてはまた評価が異なってくると思う。しかし、歴史そのものを学術的に扱う場合にはそれなりの作法があり、書がその作法に従っているとはいいがたい。あとがき(p

  • 増補改訂版 言語哲学大全Ⅰ 飯田 隆著

    第Ⅰ巻では現代の言語哲学の始祖とされるフレーゲとラッセルについて、その仕事が登場した文脈を示し、それがなぜ重要なのかを積極的に評価して位置づける。文はほぼ初版そのままとし、註にて文献を多数アップデートするほか、1987年の初版以降現在までの研究の進展を踏まえた書き下ろしの論考を収録。哲学の変遷と展望を示す。 ◎けいそうビブリオフィルで書の一部内容を公開しています。 あとがきたちよみ『増補改訂版 言語哲学大全Ⅰ』 ※『言語哲学大全Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ』も順次、改訂を予定しています。刊行時期などが決まりしだい、ウェブサイトとTwitterでお知らせいたします。 増補改訂版へのまえがき 第一版へのまえがき 序 論 第1章 フレーゲと量化理論 1・1 ひとつの問題 1・2 文の論理形式 1・3 フレーゲは言語哲学者か? 1・4 ArgumentとFunction 1・5 文法的カテゴリー 第2章 フレー

    増補改訂版 言語哲学大全Ⅰ 飯田 隆著
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    sakstyle 2022/08/12
    増補改訂版が出るの?!
  • Problems and Projects-ネルソン・グッドマン『問題と企画』目次 - Lichtung

    『問題と企画』(1972)は、米哲学者ネルソン・グッドマンによる論文集である。彼の『現象の構造』(1951)、『事実・虚構・予言』(1955)、『芸術の言語』(1968)に続いて、4冊目の出版物である。以前の著作を再録したり、著作で扱った問題を論じていたり、続く『世界制作の方法』(1978)における世界制作論の萌芽が見られたりする。全体としては、460ページほどあり、色々なトピックに関心のあるグッドマンらしい論文集の趣がある。邦訳は、何かしらの偶然が重なれば実現するだろう。しかし、グッドマンの読者はまだそれほど多くはないので、まずは読者を増やさなければならない。 インターネットに転がってはいなかったので、目次とその翻訳を載せておく。少しでも関心を惹いたなら幸いである。 ちなみに、各章には、それぞれの論文についての説明や発表当時の状況、他のグッドマンの論文へのリンクなどが記載されている。自著

    Problems and Projects-ネルソン・グッドマン『問題と企画』目次 - Lichtung
  • サイモン・エヴニン “デイヴィドソン──行為と言語の哲学” - three million cheers.

    デイヴィドソン―行為と言語の哲学 作者:サイモン エヴニン勁草書房Amazon デイヴィドソン哲学の入門的解説書。 デイヴィドソンの論文は哲学の専門的内容を前提として圧縮された議論が展開し、非常に難解であることで知られるが、書はデイヴィドソン哲学の全体像を捉えながら、明瞭な解説でその体系的思索を追っている。 デイヴィドソンの主たる関心:「言語」「心的なもの」「行為」 これらはすべて「寛容の原則」に従っている:合理的な人であればまさに合理的であるがゆえに受け入れることになる原則 まったく異なるふたつの構想 因果と説明に関わる構想:行為の説明や行為の産出、心身関係など、心の哲学の主題を、出来事と因果という基礎的概念で探求しようとするもの 解釈(学)的構想:意味の理論、根源的解釈、言語的全体論など、 言語哲学の諸問題 1. 心的なもの、行為心的なものについての非法則論 デイヴィドソン哲学の支柱

    サイモン・エヴニン “デイヴィドソン──行為と言語の哲学” - three million cheers.
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    sakstyle 2022/01/31
    「心的なものとは、存在論的範疇ではなく概念的範疇」「出来事は本来、物的でもなければ心的でもない」「言語を心的なものについての研究に結びつけている」
  • レイ・モンク、ギルバート・ライルの暗黒面について - #EBF6F7

    児玉聡さんの「オックスフォード哲学者奇行」を読むのはじつに楽しい。 これは、オックスフォード大学にゆかりのある哲学者にまつわるエピソードを紹介する連載記事で、分析系の哲学者のあいだでも話題になることがある。 連載で最初に取り上げられる人物はギルバート・ライルである。 そこで浮かび上がるライルの人物像は偉大なものだ。 彼は大学教育の改革者であり、分析哲学の一つの拠点としてのオックスフォード大学の礎を築いた人物であった、と。 今回紹介する記事は対照的に、ライルの暗黒面を伝えるものとなっている。 My latest Prospect piece, this time on the rather under-appreciated R. G. Collingwood. https://t.co/wlmXJfImGd via @prospect_uk — Ray Monk (@Raymodraco)

    レイ・モンク、ギルバート・ライルの暗黒面について - #EBF6F7
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    sakstyle 2021/11/09
    「ライルがコリングウッドの跡を継いだのち、彼は自身の理想像のもとにイギリス哲学を書き換え、さらには二つの学派の分断を十二分に深めた、とモンクは指摘する。」
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    sakstyle 2021/10/20
    23才の時、メルボルンからオックスフォードへ。「オックスフォードに来る前は、シンガーは動物福祉は主に心の優しい老婦人が頭を悩ますべき問題であり、ベジタリアニズムは変人がやることだと思っていた。」
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    sakstyle 2021/10/20
    「いずれにせよ、パーフィットは人格の同一性という伝統的な形而上学的な問題の検討を通じて、死への恐れと自己利益への執着を克服したのであった。」
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    sakstyle 2021/06/24
    ”ウィリアムズはライルがその礎を築いた戦後の「オックスフォード哲学帝国」が輩出した最も優秀な哲学者の一人”頭の回転が速くユーモアに富み背が高くハンサム。なんだこの超人
  • Greg Frost-Arnold「「分析哲学」の興隆: いつ、どのようにして人々は自らを「分析哲学者」と呼ぶようになったのか - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    Frost-Arnold, Greg (2017). The Rise of ‘Analytic Philosophy’: When and How Did People Begin Calling Themselves ‘Analytic Philosophers’? In Sandra Lapointe & Christopher Pincock (eds.), Innovations in the History of Analytical Philosophy. Palgrave Macmillan. pp. 27-67. タイトルは「分析哲学」が括弧に入っているのがポイントで、「分析哲学の興隆」ではなく、「語「分析哲学」の興隆」。「分析哲学」という用語の普及の歴史を追った論文。 目次 1 序 2 動機 3 いつ? 3-1 境界を見る: ネーゲルの記事、最初の教科書、最初のアンソロ

    Greg Frost-Arnold「「分析哲学」の興隆: いつ、どのようにして人々は自らを「分析哲学者」と呼ぶようになったのか - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2021/01/12
    「分析哲学」という語がいつから使われて、いつ頃広まったか。その際、このグルーピングはどのように正当化されたか(何故互いに似てない哲学者が「分析哲学」の名で括られたのか)
  • フォン・ノイマン、ゲーデル、タルスキと一枚の写真 | 小山虎 | 遅いインターネット

    インターネットや人工知能など、現代社会の根幹を担っている情報テクノロジー。その基盤となるコンピューター・サイエンスは、なぜ20世紀のアメリカで花開き、世界を一変させるに至ったのでしょうか。 分析哲学研究者の小山虎さんが、さらにその背後にある中欧での科学と哲学の結びつきを辿りながら、これまであまり知られていなかった思想史的なドラマをひもときます。物語はまず、1946年9月に撮影された一枚の写真から、はじまります。 「知られざるコンピューターの思想史」のこれまでの連載記事は、こちらにまとまっています。よかったら、読んでみてください。 小山 虎(こやま・とら) 山口大学時間学研究所講師. 大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。 専門は分析哲学、形而上学、応用哲学、ロボット哲学。論文に“Against Lewisian Modal Realism from a Metaont

    フォン・ノイマン、ゲーデル、タルスキと一枚の写真 | 小山虎 | 遅いインターネット
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    sakstyle 2020/11/29
    小山虎さんが以前書いてた連載が再掲載されてる。これ、途中から読めてなかったのでありがたいが、単行本化してくれるとさらに嬉しい
  • 【新連載】小山虎 知られざるコンピューターの思想史──アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ 第1回 フォン・ノイマン、ゲーデル、タルスキと一枚の写真:Daily PLANETS

    【新連載】小山虎 知られざるコンピューターの思想史──アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ 第1回 フォン・ノイマン、ゲーデル、タルスキと一枚の写真 今回から、分析哲学研究者の小山虎さんによる新連載「知られざるコンピューターの思想史──アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ」がスタートします。インターネットや人工知能など、現代の情報テクノロジーを築いた知の根幹には、アメリカに流れ着いた意外な哲学的潮流の開花があった…? 二度の大戦をまたぐ20世紀社会の激動を背景に、その知られざるルーツに迫る壮大な思想史絵巻が、いま紐解かれます。 1946年、プリンストン 一枚の写真がある。1946年9月にアメリカのプリンストン大学創立200周年を記念して開催された「The Problems of Mathematics(数学の諸問題)」という数学の会議での、参加者たちの記念撮影だ。 写真出典:htt

    【新連載】小山虎 知られざるコンピューターの思想史──アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ 第1回 フォン・ノイマン、ゲーデル、タルスキと一枚の写真:Daily PLANETS
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    sakstyle 2019/08/02
    PLANETSの連載に小山虎さん! 「ゲーデルもタルスキも初期のコンピューターの発展と無関係ではない」「1946年ごろまでは、分析哲学とコンピューター・サイエンスは互いに影響しあいながら発展」
  • 「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏

    分析哲学という分野をご存知だろうか。アメリカやイギリスなどの英米圏では、哲学といえば分析哲学のことを指すほどメジャーな分野になっている。日でも研究が盛んに行われており、3年前には若い世代の研究者が中心となり「分析哲学と文化をつなぐ」をコンセプトとした『フィルカル』という雑誌も創刊された。編集長を務める長田怜氏に、分析哲学とは一般的に思い浮かべる哲学とはどのように違うのか、『フィルカル』とはどのような雑誌なのか、お話を伺った。 分析哲学ってどんな学問? ——まずはじめに分析哲学とはどんな分野か、他の哲学との違いについて教えてください。 おそらく、日人が思い描く哲学者のイメージというのはドイツやフランスの「大陸哲学」の哲学者だと思います。ハイデガーやデリダなどの大家の哲学者がたくさんいて、彼らが主張していることを丹念に読み解くのが哲学であるというイメージを抱いている方は多いのではないでしょ

    「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏
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    sakstyle 2019/06/19
    長田さんのカルナップ研究の話もされてるインタビュー(長田さんのこと編集長として知ったので本業の専門のこと存じ上げていませんでした、すみませんw)
  • https://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/magazine/kiyo/pdf/77/77-14.pdf

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    sakstyle 2019/05/08
    形而上学復権の4つの要因(「検証原理が元々持っていた難点」,「クワインの全体論」,「ストローソンの記述的形而上学」,「クリプキの固定指示詞と可能世界論」)
  • David Velleman「信念の目的について」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    Velleman, David (2000). On the aim of belief. In The Possibility of Practical Reason. Oxford University Press 244--81. すでに正月って感じでもないですが、おめでとうございます。新年なので信念の目的について考えていました。 序 真理志向性を研究する理由 真理志向性とは何か? 真理志向性は何ではないか: 真と信じる 真理志向性は何ではないか: 真と見なす 真理志向性とは何か 目的はどのように実現されるか 信念を動機づけ役割で定義できないか? 想像に動機づけられた行動: メイクビリーブ 想像に動機づけられた行動: ひとりごと 想像に動機づけられた行動: 精神分析の例 想像に動機づけられた行動: 表出行為 想像と信念の動機づけのちがい なぜ動機づけによる説明が正しく見えるのか なぜ

    David Velleman「信念の目的について」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2018/11/07
    「真理を目的とする態度という形で、信念を定義することもできそうだ」「ベルマンはウォルトンをかなり詳細に引きながら想像と信念の比較をやっており」
  • 分析哲学の黒歴史: George A. Reisch『冷戦は科学哲学をどう変えたか』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    George A. Reisch, How the Cold War Transformed Philosophy of Science: To the Icy Slopes of Logic 書は「分析哲学の黒歴史」と呼ぶのにふさわしい内容を扱っている。黒歴史という語はネットスラングだが、ここでは、〈多くの人が忘れたがっており、実際に半ば忘れられてしまった過去〉という程度の意味で使っている。 書によれば、論理実証主義*1という潮流を殺したのは、クワインやトマス・クーンといった批判者達ではない。30年代までは、左翼的な政治運動・文化運動の側面をもっていた論理実証主義の運動(統一科学運動)は、その政治性ゆえに、「共産主義的」と見なされ、冷戦とマッカーシズムの時代にアカデミズムからパージされたというのだ。 もちろん、ある意味では、論理実証主義は排除されてなどいない。現代の分析哲学は、テクニ

    分析哲学の黒歴史: George A. Reisch『冷戦は科学哲学をどう変えたか』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2018/09/27
    “論理実証主義とマルクス主義の微妙な関係”/なお、「論理実証主義」ではなく「論理経験主義」という名前で呼ぶ方がいいらしい
  • 藤川直也『名前に何の意味があるのか』 - mercbeinp's diary

    2014-05-28 藤川直也『名前に何の意味があるのか』 読みました。書評というよりはゆるふわな感想という感じで少し文章を書いてみようと思います。間違ってるところがあったらすみません。 Amazon.co.jp: 名前に何の意味があるのか: 固有名の哲学: 藤川 直也: 英語圏の言語哲学における、固有名の問題を扱った。244頁で5000円弱というのはちょっと高い気がするが、文句を言っても仕方ない。簡単に内容を紹介しよう。前半では固有名の指示の理論が扱われている。まず、記述説と、それに対立する歴史・社会的説明(因果説)を紹介し、両者の問題点を指摘する(第一章)。続いて、エヴァンズの主張に沿った形で筆者が擁護する理論が説明される(第二章)。第三章から第四章にかけて、固有名が指示を行うことは固有名の言語的規約であると論じられ、「固有名の意味論的内容は指示対象に尽きる」というミル説が取り上

  • 読書メモ:幸福はなぜ哲学の問題になるのか(青山拓央 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    幸福はなぜ哲学の問題になるのか (homo viator) 作者: 青山拓央 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2016/09/14 メディア: 単行 この商品を含むブログ (4件) を見る 「私はいま幸せです」と誰かが言うのを聞くと、なぜか少しだけ背筋が寒くなる。結婚した人に向けられる「お幸せに」という祝辞に、どことなく違和感を覚える。 このを読むにあたってあらためて「幸福」について考えてみて、自分が「幸福」や「幸せ」という言葉に対してあまり良いイメージを持っていなかったことに気づいた。「求めても無駄ではないか」とか「人それぞれではないか」と思ってしまうからだろう。だから「幸せになるにはどうすればいいか」を考えるのが無駄に思えてしまうし、人の幸せを口に出して願うことも空虚に感じてしまう。 でも、だからと言って、「幸福」という概念と無縁に生きていけるかというと、そうでもなさそうだ

    読書メモ:幸福はなぜ哲学の問題になるのか(青山拓央 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
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    sakstyle 2017/01/20
    「哲学は別の仕方で、つまり「理屈」だけで、今まで見えていなかった構造が見える地点まで連れて行ってくれる。」