仲春はゆっくりと通り過ぎる 寝て起きたら3月である。今日の東京の最高気温は20度を超えている。正月のインフルエンザが完治して、これでやっと健康で文化的な本年度を始められるぞ、と意気込んだのも束の間、今度は原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ。 脳がグツグツ煮える音が聴こえそうなほど…
INTRODUCTION 今年、悲願の北京オリンピックを達成させ、2年後には上海万博を控え、さらに加速する中国。未知の大国から急激に変化した中国は、ますます世界で存在感を増しています。この記念すべき年、新作2本を含め69作品の中国映画を上映します。 開催記念の新作は「パティシエの恋」「草原の女」です。 「パティシエの恋」は香港のイタリアン・レストランを舞台に描く可愛いラブストーリー。 主演はイーキン・チェン、カリーナ・ラム。二人が作り出すお料理とスイーツ、随所に 登場する香港アート界注目のイラストレーター、キャリー・チョウの絵も主役の1つです。 「草原の女」は内モンゴル出身のハスチョロー監督の長編第一作目。ゾルというパオで息子と暮らすモンゴル女性の恋と、厳しい自然の中で強く生きぬく姿を美しく描きます。企画 ワコー/グアパ・グアポ 上映スケジュールリストはこちら
「『わかんないなー』と監督は言ってます」 「『そこは覚えてないなー』と監督は言ってます」 目をキラキラさせた日本人女性ファンの、熱心で難しい質問を、通訳をとおして、かわす巨匠。 でも軽く笑顔。 私はそれを、30センチ横で眺めてた。白髪で小柄、猫背、やさしい声、やわらかい雰囲気。 おととい、月曜日の出来事だ。 ヤン・シュヴァンクマイエル。1934年、チェコ・プラハ生まれの芸術家。シュルレアリスト、アニメーション・映像作家、映画監督。 日本にもすさまじくたくさんのファンがいる、世界的巨匠。とくに女子には、コマ撮りアニメと少女の実写を合体させた長編『アリス』が人気だ。金髪青い目の美少女が迷い込む、不思議でグロテスクな世界。たまらない。 私が初めてシュヴァンクマイエルを観たのは、二十歳くらいの頃。『男のゲーム』『闇・光・闇』(両方とも、ものすごく変な、ねんどアニメ)あたりを、「これ面白いから観ると
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