LGBT推進派的な絵本。「ヘタウマ」という言葉は聞いたことがあるが、この絵本の「絵」は多様性の一つなのかもしれないが、僕の目から見ると、「ヘタ」というか「イマイチ」な感じがした。 リンダ・ハーン&スターン・ナイランド(絵と文)の『王さまと王さま』(ポット出版)を読んだ。 (こんな内容)→ある国の女王さまが、王子を結婚させ、国をまかせることを決心。…
ヘーゲルと現代思想の臨界―ポストモダンのフクロウたち 作者: 岡本裕一朗出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2009/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (4件) を見るヘーゲルの著作の誤読あるいは独自解釈に基づくヘーゲル神話という観点からいわゆる現代思想を解きほぐしていきませう、というのが本書のアウトラインで或る。 大陸哲学といってもいろいろあるけどこの著者さんはヘーゲルの議論を仔細に検討することを通じてヘーゲルに影響を受けた現代思想を整理してる。でもこの著者は現代思想を無下に叩いているわけじゃなく、ここはさすがに「哲学は誤読上等」とかで看過するのはどうなの、と言わざるをえないような所を繊細に指摘しているというかんじ。 たとえば「主奴論」。これは1930年代にコジェーヴがヘーゲルの『精神現象学』を「歴史全体を主人と奴隷の闘争の歴史としてみる
今日Ustで話した内容について、似非原さんのためにレジュメを載せておきます。 竹内好の語る日本の「近代への徹底的な従属性のその超克」という問題意識 竹内好は、日本における近代とは絶対的な従属性の歴史であり、これを克服するためには近代自体を一度解体するほどの激しさが必要だと。そして彼は「内面の暗黒」というもの――自らの近代性とそれに反発する民族性の双方を否定し、超克しようとした。 これは戦後――敗戦による日本の「近代の超克」というアポリアから高度成長期に至るまでの一時期――という特別な言説空間においてのみ意味を持ったが、後に脱近代という意味合いにおいて関わってくる。 高度成長期の「大きな物語」――米ソ冷戦下の経済成長と、それを米帝の搾取システムの上に乗っかっていると批判する新左翼について 高度経済成長自体は卑近な欲望の総和として発現したが、米ソ冷戦というシステムの下で自己目的的に発展し、さら
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
「革命家養成塾・黒色クートベ」の維持、さらには教材を充実させるためのカンパを広く募集しています。振込先は、「福岡銀行 春日原支店 普通 1167080 トヤマコウイチ」です。 たしか「2年間の獄中生活」の過程で読んだこの本を久々に読書会で読み返しているわけだが。 『青いムーブメント』で全否定した、大澤真幸や宮台真司の歴史観が前提となっているような本であり、間違いだらけではあるがそれでもかなり参考になる部分もある。そもそも、私のファシズム論にもこの本で提示された視点がかなり濃厚に反映されている。つまり東は「動物化」を必然的でやむを得ないものとしてどちらかといえば肯定的にとらえているのに対して、私はやはり「動物化」それ自体は東の云うように資本主義の高度化にともなう「必然」であるという認識には賛同するが、社会がそのような方向に進むことを何としてでも阻止する、「必然性」に「可能性」を対置する、「欲
ポール・リクール(Paul Ricoeur、1913年2月27日 - 2005年5月20日)は、20世紀フランスを代表する哲学者の一人。現象学、解釈学、修辞学、時間論、歴史哲学、宗教哲学、政治哲学などに業績を持つ。 物語論の代表的論者であり、主著に『時間と物語』がある。いわゆる大陸哲学の哲学者だが、分析哲学も扱った[1]。 経歴[編集] 1913年、フランス南東部ヴァランス生まれ。幼くして両親を亡くす(父親は第一次大戦で戦死)[2]。レンヌで幼少期を過ごし、レンヌ大学を経て、1934~1935年に戦災孤児のための奨学金を得てパリ・ソルボンヌ大学で学ぶ[2]。ラシュリエとラニョーについての修士論文を提出。しかし、第二次大戦のために出征。ドイツ軍の捕虜となり、ポーランドの捕虜収容所で数年間拘留される。 戦後は、CNRSを経て、ジャン・イポリットの後任としてストラスブール大学助教授。また捕虜時代
◎1991年に単行本版が刊行。2001年に増補版が出る ・「シミュレーション・アートとハウス・ミュージックを〈サンプリング・カットアップ・リミックス〉というキーワードで横断的に論じ、1990年代の文化を予見した」(ウィキペディアより)評論書 ・「サンプリング・カットアップ・リミックス」の歴史を、現代美術史とポップカルチャーのなかに探り出す。「サンプリング・カットアップ・リミックス」には、「引用・コピー・パロディ」と類する問題性をはらむ ・東浩紀『動物化するポストモダン』の参照先の一つ ・『西鶴という方法―略奪・切り裂き・増殖・滑稽』で浅沼璞は、「サンプリング・カットアップ・リミックス」は近世の連句においても多用されていることを指摘している ◎本書を読んでの感想 ・たとえば、「ニコニコ動画」におけるマッド動画。たとえば、コミケにおける同人誌の即売会。たとえば、「2ちゃんねる」におけるアスキー
以前「動く思想家たち(海外編@youtube)」というエントリーを書いたけれど、ニコニコ動画内にも思想家動画がたくさんあったので、いくつか紹介。「哲学」などのワードで検索して、「再生が少ない順」で並べると見つかりやすいという罠。ちなみに「こういう海外の動画や記事を訳して紹介してくれるサイトがあればいいのにな〜」と思っている方もいらっしゃると多いのでは。chikiもその一人。だから今度、そういうサイトをシノドスで作ることにしました。詳細はまた今度。メールマガジンと合わせて、乞うご期待。 ジョルジョ・アガンベン講義 「The Power and the Glory」(続きあり) ソール・クリプキ講演 「The First Person」(続きあり) ドゥルーズの「Abe'ce'daire - Animal(動物)のA」(続きあり) ジャック・ラカンの「LES DEUX SEXES」(続きあり)
4Gamer.netで濱野智史さんのインタビュー記事が公開されてますが、これは抜群に面白かったです。ニコ動を中心にしながら、現在のウェブ上のサービスの性質がとても精密に論じられているわけですが、こういう一本筋の通った俯瞰的なパースペクティヴはこれまでそうそうなかったのではないか。まさにこういう記事を読みたかった、という感じです。 本来ならば、それぞれのトピックの面白さについて語るべきかもしれませんが、ここではひとつだけ「確かにニコニコ動画は,「Wikipedia」のように何かの役に立つ「知」を生み出すようには見えないし,単に暇つぶしのための娯楽のようにしか見えない。しかし,それにしてはあまりに異様なサービスであることは間違いない。そこから学べるものはもっとあるはずです」というところに、それこそニコ動的にコメントを書き込んでおきたいと思います。というか、僕自身も実はWikipediaとニコ
「現代思想的なポストモダニズムで、男を誘惑する10の方法を大特集」 1.授業の席で、構造主義に乗せた手をそのままゆっくりとリオタールの「ポストモダンの条件」のほうに持っていっちゃえ! 2.無知のヴェールを口にくわえてさりげなく頭から落としちゃえ!男の子が「原初状態!」って言ったら、強引に首元に思考実験しちゃおう!! 3.男の子と二人っきりになったら、「○○くんって権力を内面化してるよね」って言って視線をかぷっと食べてしまおう。「パノプティコン!」っとなって、男の子は自然と規律訓練型権力な気分になっちゃう 4.男の子にフェミニズムの読ませすぎは注意!あそこが、ふにゃふにゃになってしまうから。程よい量だったら問題なし。むしろ、手の届かないような保守主義者から抱かれてしまうかも(笑) 5.彼氏が中々積極的になってくれない貴方は、動物化するポストモダンにチャレンジにしてみよう。部屋の中で二人っきり
MIYADAI.com Blog (Archive) > 大ヒット映画に対する出鱈目な批評の横行に文句が言いたい! « 慶應義塾大学Open Research Forum 2007メインセッションに登壇します | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました » ■当たり前だが、映画と演劇の別を問わず、芝居の享受には凡そ目に見えない前提が張り付いている。以前、平田オリザのワークショップに即してそのことをこの連載でも書いた。芝居の享受とは「見立て」だ。それを可能にするのは、知的・身体的・感情的な共通前提なのだ。 ■キャッチボールの集団パントマイムより長縄飛びの集団パントマイムが容易だ。理由は、長縄飛びのほうが、小学校の標準カリキュラムに組み込まれていることもあって、キャッチボールよりも相互に身体的な共通前提を当てにできることがあるからだ。が、それだけではない。
今日は、ベーシックインカムなど、昨年にはなかった切り口の話が多かったです。 # 10分強遅刻 去年もそうだったんだけど 風邪を引いた 例年この時期には僕は風邪をひく 今年もはやっているところでは流行っているそうなので 皆様も気をつけてください 今日はたらたらとローテンションでいく 雑談したいが雑談がない 風邪で倒れたくらい 去年も一回休講した 風邪は鬱になるからよくない 俺はどうしてこんなに行き詰っているんだろう うちの娘はどうするんだろう 俺はいつまで生きるんだろう そういう悩みはすべて風邪のせい 風邪のせいだと気が付くまでがきびしい 最近安部総理も鬱になったらしいので 鬱病は恥ずかしい病気ではないように思われてきた だからって首相が鬱でやめるのはどうか でも何年後か安部総理は回復して 「あの時は俺は鬱だった、でも今度は大丈夫だ」 と再チャレンジしたら日本人は受け入れてしまいそう 最近は
べつにレポートの要請があるわけもなく、ただ漫然とものを考えています。なんてゆうか、レポートの課題でさらっと作りました、っていってサッとこうゆうのを提示すると、意見と人格が切り離されてしまう。ほんとはこんなこと真剣には考えてないけど、課題だから、確信犯的に二項対立やダサい近代的思考を駆使してこんなんつくってみました。ってなスタンス。そうすると、これ以外にも豊穣な思考の地平をもっているような、この図表以外の世界も視野に入ってます感が演出できる。それはとても知的にみえる。そうゆうのはやめようと思う。ぼくが生きてきた中でかんじたたいていのことは、この図の中に収まっている。あなたがこの図表をみてかんじたことが、わたしというつまらない人間への評価なのだ。 以下メモ; ■イデオロギーとは、コミュニティをアーキテクチャより優先させる「理由」。イデオロギーはすでに失われており、その「失われた」ということ
現代思想の裏の元祖ともいうべき存在であるニーチェは、『悦ばしき知恵』の中で、「神は死んだ! 神は死んだままだ! それも、私たちが神を殺したのだ!」という有名なフレーズを書いている。このポジティヴな意味にもネガティヴな意味にも取れそうな両義的な台詞は、近代哲学が抱えてきた根源的な矛盾を的確に言いあらわしているように思われる。 宇宙の創造主であると共に管理者である「神」を放逐してしまった近代思想は、「人間」自身を、自分自身と世界の主人(=主体)の位置へと押し上げた。近代哲学は、認識主体である「自我=私」を絶対的な中心点とする完全な理論体系を構築することを目指すようになった。近代の政治思想は、各個人がみずからの“主体”性に基づいて、全面的に自由に生きられる社会の実現を目指すようになった。近代の自然科学は、人間の意志によって自然を全面的に把握し、支配することを目指すようになった。近代の「人間」たち
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