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形而上学に関するsakstyleのブックマーク (85)

  • 【アニメ哲学その2】これがアニメ現象学だ(現代現象学の手法でアニメを分析する試み) - 曇りなき眼で見定めブログ

    その1はこちら 【アニメ哲学その1】アニメの質は絵か? 動きか?(あるいは声か?)玉川真吾『PUPARIA』など - 曇りなき眼で見定めブログ アニメを通して社会とか文化を考える言説は多いが、アニメそのものについて考えるものは驚くほど少ない。これほどアニメ文化・アニメ産業が隆盛を極める日だが、実は日人の多くが好きなのは「アニメ」そのものではないのではないかと私は睨んでいる。どちらかというとアイドル声優とかアニソンとかグッズ集めとかコスプレとか二次創作とか、アニメ周辺の文化が好きなのではないか、と。だからこそ私はアニメそれ自体について考えたいんすわ。 現象学とは 『現代現象学』の音楽論を見てみよう 「音楽作品の存在論」の要約 アニメーションの現象学 アニメーション作品は何でないか アニメーション作品の特徴 アニメーション作品の同一性条件 アニメーション作品の存在依存 作者は誰か アニメ

    【アニメ哲学その2】これがアニメ現象学だ(現代現象学の手法でアニメを分析する試み) - 曇りなき眼で見定めブログ
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    sakstyle 2024/01/12
    「出﨑演出はこのアニメ的な像意識をうまく利用している」
  • 21/9/23 「白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか」延長戦 - LWのサイゼリヤ

    「白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか」延長戦 saize-lw.hatenablog.com ありがたいことにこの前書いた記事(『フブかつ』)へのレスポンスとそれに触発された記事を貰ったのでそれについて書きます。 ちなみにキーラ氏は友人の師匠(?)で、稀にdiscordでコミュニケーションすることもある知り合いの知り合いくらいの方です。僕が今まであまり一貫性なくバラ撒いてきた文書も読んで頂いて発展的な御指摘を頂けるのは非常に嬉しいです。ありがとうございます。 文中でたまに引用される『Vだけど、Vじゃない!』(『VV』)というのは僕が以前に書いたVtuberを題材にした短編のことです。 kakuyomu.jp こうして使うつもりで書いたわけではないですが、確かに言われてみれば僕のVtuberの設定に対するスタンスと認識がよく滲み出ていて、他でもVtuberの話をするときに「それVVじゃん

    21/9/23 「白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか」延長戦 - LWのサイゼリヤ
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    sakstyle 2021/10/26
    再反論。この長さ、この内容でブログ上で議論の応酬があってすごい。
  • 絶えず自壊する泥の反論集:インタラクティヴィティと論理的(不)完全性 - 両替機観測所

    saize-lw.hatenablog.com この記事では、LW氏の論考『白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか』について、とくに、この論考のなかの「Vtuberにある程度独特なものとして見られるインタラクティヴィティによって、Vtuberには論理的完全性がもたらされる」というアイデアについて、以下の4つの疑問を提示し、考えていきます。 ①LW氏は、「正典に依拠する情報かどうか」と「公式設定かどうか」とを混同しているのではないか ②LW氏は、発言の信頼性と正しさとを混同しているのではないか ③LW氏は、フィクションがもつ時間と我々が持つ時間とを混同しているのではないか ④LW氏は、キャラクターが世界に所属するものという前提をとっているが、果たしてこの前提は我々にとって有益だろうか この4つの疑問は、表面的にはLW氏のアイデアに対する反論というニュアンスを含みます。「LWさん、論理展開がち

    絶えず自壊する泥の反論集:インタラクティヴィティと論理的(不)完全性 - 両替機観測所
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    sakstyle 2021/10/26
    さっきの記事への反論
  • 21/9/5 白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか:Vtuberの存在論と意味論 - LWのサイゼリヤ

    前置き これはもともとVtuber批評同人誌への寄稿を依頼されて書いたのですが、ちょうど書き上げたあたりで主催者と連絡が取れなくなって死蔵されていた文章です。音信不通から半年経ったので「まあもういいか」ということでブログにそのまま掲載します。 4万字以上あってクソ長いですが、要するに「Vtuberから演者を取り払って自律した美少女キャラクターとして見る可能性」について分析哲学の知見を援用して延々と語っています。僕はVtuberの演者にはほとんど興味が無くてVtuber批評で主流(?)の「ペルソナ」「魂とガワ」「ロールプレイ」みたいな演者を前提としたジャーゴンにあまりノれず、むしろそういうものを完全にオミットしたキャラクター論を立てたかったというモチベーションがあります。 内容はそこそこ哲学的ですが知らない人でも読めるように結構丁寧に解説を書いているので普通に読めると思います。白上フブキにつ

    21/9/5 白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか:Vtuberの存在論と意味論 - LWのサイゼリヤ
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    sakstyle 2021/10/26
    ゴリゴリとフィクションの存在論やってる人がいた。
  • 物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか…『〈現在〉という謎』を読んで - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    〈現在〉という謎: 時間の空間化批判 作者: 森田邦久 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2019/09/27 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 物理学者と哲学者によるシンポジウムをもとに企画された論考集。各章では時間論、とくに「現在」の概念を巡る論考を物理学者と哲学者(+仏教学者1名)が書き、それに対するコメントとリプライが掲載されている。 全8章からなり、どの論考も面白い。だが、理論物理学者の谷村省吾先生(以降、谷村氏)の論文とそれへの佐金武氏のコメント、青山拓央氏・森田邦久氏(いずれも分析哲学者)の章に対する谷村氏のコメントからなる応酬が際立っている。 谷村氏はしょっぱなから、 そもそも現在は謎なのか?とさえ思う。(谷村論文、p.1) と、書の問いそのものの意義に疑問をつきつける。「率直にいって、形而上学者たちとの対話は難儀であった。私の話はわかってもらえないよ

    物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか…『〈現在〉という謎』を読んで - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
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    sakstyle 2019/10/06
    哲学観の違いって感じだ。物理学者vs哲学者になっているけど、この物理学者側の立場に立つ哲学者もいるだろうなーという気がする
  • https://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/magazine/kiyo/pdf/77/77-14.pdf

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    sakstyle 2019/05/08
    形而上学復権の4つの要因(「検証原理が元々持っていた難点」,「クワインの全体論」,「ストローソンの記述的形而上学」,「クリプキの固定指示詞と可能世界論」)
  • 「フィクショナルキャラクターについての抽象的人工物理論を擁護する。なぜ、Sainsburyのカテゴリーミステイク反論は間違っているのか。/Abstract Artifact Theory about Fictional Characters Defended — Why Sainsbury’s Category-Mistake Objection is Mistaken」【Zvolenszky(2013)】 - 水槽脳の栓を抜け

    抽象的人工物説では、フィクショナルキャラクターは法や結婚と同じような抽象的な人工物である。Sainsburyは「抽象的人工物説が正しいのなら、作者や読者はキャラクターについてのカテゴリーを根源的に間違っていることになるが、それはおかしい」という「カテゴリーミステイク反論」を投げかけた。この論文では、カテゴリーミステイク反論が可能世界についての議論で強すぎる効果を持ってしまうこと。また、可能世界についての代用主義を利用することで、キャラクターについてのカテゴリーミステイクなしの理解ができることを述べる。 philpapers.org 抽象的人工物説:キャラクターは「結婚」と同じような抽象的人工物として実在する Sainsburyの反論:作者や読者は、キャラクターを抽象的人工物として扱っていない。ゆえに人工物説においては作者や読者がキャラクターについて深刻なカテゴリーミステイクをしていることに

    「フィクショナルキャラクターについての抽象的人工物理論を擁護する。なぜ、Sainsburyのカテゴリーミステイク反論は間違っているのか。/Abstract Artifact Theory about Fictional Characters Defended — Why Sainsbury’s Category-Mistake Objection is Mistaken」【Zvolenszky(2013)】 - 水槽脳の栓を抜け
  • 【論文まとめ】「このもの主義/Haecceitism」セクション1【スタンフォード哲学百科】 - 水槽脳の栓を抜け

    このもの主義 Haecceitism (Stanford Encyclopedia of Philosophy) この世界の形、色、質量、大きさなどすべての質が同一であったとして、たったひとつだけ現実と違う世界がある。あなたがいないのだ。あなたの代わりに、あなたとまったく同じ質的性質を持つダブルがいる。ダブルはあらゆる点であなたと似ているがあなたではない。このような世界はありうるのだろうか? また、双子で世界の質的性質を変化させずに入れ替わったり、二つの質的に変わらない鉄が交換されたりすることはありうるのだろうか? このもの主義はそのような問いにイエスと答える。上のような事象は極大可能性(世界をトータルで考えたうえでの可能性)だ。 反このもの主義はノーと答える。質的に異なることなしにこのもの的に異なることはありえない。 このエントリのセクション1~3では、このもの主義の公式化とこのもの性・

    【論文まとめ】「このもの主義/Haecceitism」セクション1【スタンフォード哲学百科】 - 水槽脳の栓を抜け
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    sakstyle 2017/11/05
    SEPの訳
  • 【論文まとめ】法則の様相的地位:ハイブリット見解の擁護 セクション2~3/The Modal Status of Laws: In Defence of a Hybirid View【Tuomas E. Tahko(2015)】 - 水槽脳の栓を抜け

    物理法則の力はなにを根拠にしているのでしょうか? セクション2では、質主義者の「因果力を与える性」が物理法則の根拠になっているということを説明し、それは強すぎる主張だとします。 セクション3では、根源的自然種の例化というアイディアを検討し、クーロンの法則にはその説明が適用できないのを見た後、法則を形而上学的必然のものと形而上学的偶然のものにわけるという方法を提唱します。 セクション1はこちら the-yog-yog.hatenablog.com Ⅱ 見かけ上の法則の様相的力 法則と単なる規則性を区別する見かけ上の様相的力について、質主義者たちは因果力を与える性をもって説明する。 たとえば、粒子の性により、電荷粒子が互いに引き付き合う規則性がすべての形而上学的可能世界をまたいで成立することを説明する。 しかし、「可能世界をまたいだ規則性を根源的粒子で説明すること」は「可能世界をまた

    【論文まとめ】法則の様相的地位:ハイブリット見解の擁護 セクション2~3/The Modal Status of Laws: In Defence of a Hybirid View【Tuomas E. Tahko(2015)】 - 水槽脳の栓を抜け
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    sakstyle 2017/08/07
    “自然種を特徴付ける法則と特徴付けない法則という区分が、形而上学的に必然な法則と偶然な法則という区分に対応しているとするのだ”
  • 【論文まとめ】法則の様相的地位:ハイブリット見解の擁護 セクション1/The Modal Status of Laws: In Defence of a Hybirid View【Tuomas E. Tahko(2015】 - 水槽脳の栓を抜け

    法則は偶然的なのでしょうか、それとも必然的なのでしょうか? この論文の著者は、ある法則は必然的であり、別の法則は偶然的だとしています。 このエントリでは、セクション1の先行研究の紹介と、著者の主張のみです。セクション2からはのちに新しいエントリを投稿します。 philpapers.org 法則の様相的状態については三つの主な立場がある。 ヒューム的スーパーヴィーニエンス(Lewisが提唱):法則は完全に偶然的であり、単なる規則性であり、事実にスーパーヴィーン(付随)しているだけだ。 法則的必然性アプローチ(Armstrongが提唱):法則は形而上学的に必然ではないが、単なる規則性とは区別できる。偶然性のスペクトラムを導入する。『ソフトな』種類の法則的様相を前提とする。 科学的/傾向的質主義アプローチ(Ellis, Birdが提唱):法則は形而上学的に必然的であり、物の質的性質に関係して

    【論文まとめ】法則の様相的地位:ハイブリット見解の擁護 セクション1/The Modal Status of Laws: In Defence of a Hybirid View【Tuomas E. Tahko(2015】 - 水槽脳の栓を抜け
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    sakstyle 2017/07/28
    「法則は偶然的なのでしょうか、それとも必然的なのでしょうか?」
  • Language, Cognition, and Human Nature 第7論文 「ヒトの概念の性質」 その16 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Language, Cognition, and Human Nature: Selected Articles 作者: Steven Pinker出版社/メーカー: Oxford University Press発売日: 2013/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 概念カテゴリーはカテゴリーメンバーについての推論を可能にするという機能を持ち,それは世界がそのようなクラスターを作っているからだという議論.ピンカーは,古典的カテゴリーについては自然科学や数学の法則によって作られた世界,そしてヒトの社会的関係を律するための定式システムがそのような性質を持っているという説明を行った.続いてピンカーはファミリー類似カテゴリーについての説明を行う. ファミリー類似カテゴリー:歴史的に関連した類似クラスター内での推論 私たちはここまでに,英語学習者はファミリー類似カテゴリ

    Language, Cognition, and Human Nature 第7論文 「ヒトの概念の性質」 その16 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2017/05/28
    「世界にはファミリー類似カテゴリー的なクラスター構造が実際に存在しているということ」植原さんの実在論・自然種論っぽい感じ?
  • お買いもの - shinichiroinaba's blog

    世界の複数性について 作者: デイヴィッド・ルイス,出口康夫,佐金武,小山虎,海田大輔,山口尚出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2016/08/22メディア: 単行この商品を含むブログ (6件) を見る 現実世界でも刊行されました。 あまりにもアレすぎる極端な形而上学を提示して電波扱いされがちな書だが、実はルイス的様相実在論は因果性や法則性についてのきわめて首尾一貫したパースペクティブを与えてくれるため、(「物理学に因果概念などいらん」とうそぶく須藤靖先生のことは置いといて)実証科学にとっては非常にありがたいのである。というわけでパールとかの因果推論に興味のある人も読んでおくべき。(フィクション論についてはこのではあまり論じてない模様。)統計的因果推論 -モデル・推論・推測- 作者: Judea Pearl,黒木学出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2009/02/24

    お買いもの - shinichiroinaba's blog
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    sakstyle 2016/09/22
    『世界の複数性について』“実はルイス的様相実在論は因果性や法則性についてのきわめて首尾一貫したパースペクティブを与えてくれるため、(...)因果推論に興味のある人も読んでおくべき。”
  • 第8回応用哲学会「分析形而上学と科学哲学の対話可能性」感想戦 - From Butterfly to Humble

    前回の続きだけれど,今回は疑問に答えるのではなく,俺個人の感想を書いていく. 何よりもまず,結構な人が来てくれていた.「すごく多かった」みたいなこと言われたので,そうなのかーって感じだ.正直,部屋が比較的多かったけど,隣の席を開けて座んなきゃいけない感じの教室だったので,あんまり感じなかった.あと,I先生に言われたのだが,後ろのほうに分析系の人いたらしいなぁ.手もあげていなかったし,いいんだけど怖い怖いっていう. 司会は少し失敗して,質問時間の時間配分をミスってしまった.発表時間はコントロールできていたので残念. 正直,今回のこれがどう見えたのかというので,各人の「科学主義」度合いが見えるのではないかと思う.分析形而上学の返答で,俺が納得しているはずだと思う人もいれば,これは溝深そうと思った人もいただろう.その辺はアンケートとっても面白かったかも. さて,真面目な感想としては大きく二つある

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    sakstyle 2016/05/09
    何この話、すごく面白い。科学哲学者が分析形而上学者とWSして「異分野融合無理だ」と思う話あるいは普段科学者が科学哲学者に対して思っているだろうことを思ったという体験
  • キャラクター反実在論の文献 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    「フィクショナルキャラクターというものは存在しない」という立場を擁護する人たちの論文など。私は反実在論者じゃないけど、先日所用があってつくった。網羅的とは言えない。最近のもので目についたやつだけを入れている。あと実在論側からの反論の論文も入っている。 私はこういうのを作るのが好きなので気軽に共有していきたい。 反実在的立場の分類は難しいが、とりあえず意味論上の立場は、以下がわりと網羅的(Friend2011)。 キャラクター名に関する派閥 ├─ 直接指示を認めない派 │ ├─ 文説 │ └─ 記述説と量化説 └─ 直接指示を認める派 ├─ キャラクターは存在するよ派 │ └─ フィクション内的言明は単称命題を表現するよ └─ キャラクターは存在しないよ派 ├─ フィクション内的言明は命題を表現しないよ派 └─ フィクション内的言明は穴あき命題を表現するよ派 ├─ 言明の内容は語用論で特定さ

    キャラクター反実在論の文献 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
  • 星座の存在論について

    gu @uemurag @igshrmshk 星座はconstellationによって個別化されるので(というかconstellationなので)メレオロジー的和とはみなせないと思いますよ。 2015-10-14 14:30:32 at_akada @at_akada @uemurag @igshrmshk 配置をデタラメに変えた場合、「オリオン座を構成していた星はあるが、オリオン座はない」と言えそうなんですが、地球からの見え方は同じで、距離関係だけ思い切り変えた場合とか、地球の位置を動かした場合はどうなるのかとか興味深いですね。 2015-10-14 14:37:43

    星座の存在論について
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    sakstyle 2015/10/15
    星座はメレオロジカルな和か。「オリオン座」という時、オリオン座を構成する星々を指すのか、地球からのあの見え方・配置を指すのか。
  • Timothy Williason『哲学の哲学』3章「分析性に関する形而上学的捉え方」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    The Philosophy of Philosophy (The Blackwell / Brown Lectures in Philosophy) 以前読み飛ばした3章4章を読み直す。 多くの人は、哲学者が扱う問題は、概念や言葉に関わるものだと考えている。哲学は、概念的な真理を中核にもつものだと。この捉え方では、哲学が扱う問題は、経験科学とちがって、実質のないものだ。 実質がないというのはあいまいだが、ウィリアムソンはだいたい次のように捉えているっぽい。 世界のあり方について述べていない。 簡単に知ることができる。 ウィリアムソンはこれを否定する。哲学が扱う問題は、言葉の意味や概念に関わるものではない。「概念的」という言葉はここでは「分析的」と互換的に使用される。 分析的真理の捉え方には二種類ある。 形而上学的捉え方: 分析的真理は、言葉の意味だけによって真である。 認識論的捉え方:

    Timothy Williason『哲学の哲学』3章「分析性に関する形而上学的捉え方」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2015/09/16
    分析的真理は実質がない、わけではない。例えば、分析手金真理は、言葉の意味によってのみ真になるわけではなく、事実によっても真になる。
  • Page「心から独立を明確化する」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    http://philpapers.org/rec/PAGMDS Page, Sam (2006). Mind-independence disambiguated: Separating the meat from the straw in the realism/anti-realism debate. Ratio 19 (3):321–335. 1. 序 2. 存在論的、因果的、構造的独立 3. 個体的独立 4. 反実在論と反個体的実在論 5. 誤解された反実在論 6. 結論 現実は心から独立したものか、それとも心に依存したものなのか。この論点は、実在論対反実在論の論争では中心的なものだ。ローティ、パトナム、グッドマンら、形而上学的反実在論の人々は、現実は心から独立したものではないという立場を擁護している。しかしどの意味で、「心から独立」と言っているのかは明確ではない。なので、心から

    Page「心から独立を明確化する」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2015/04/28
    反実在論が反対する「心から独立」とはどういう意味で言っているのか
  • スタンフォード哲学事典「フィクション」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    少し前に読んだ。フィクションの意味論と存在論に関する記事としてはわりとバランスがとれていてよかった。 Fiction (Stanford Encyclopedia of Philosophy) 著者はFred Kroon, Alberto Voltolini 1. 虚構的なものの形而上学 1.1 可能主義 1.2 マイノング主義とネオマイノング主義 1.2.1 マイノングの対象の理論 1.2.2 標準的・非標準的ネオマイノング主義 1.2.3 二つの性質の種類vs二つの述定のモード 1.3 創作説 2. 虚構的なものの存在論 2.1 実在論に反対する意味論的な議論 2.1.1 ラッセルの反実在論 2.1.2 メタフィクション文と「フィクションにおいて」演算子 2.1.3 フィクション名についての記述説の問題 2.1.4 フリ説 2.1.5 実在論を擁護する量化の議論 2.2 実在論に反対す

    スタンフォード哲学事典「フィクション」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2015/04/19
    「虚構の形而上学(キャラクターはどういう存在者か)と、存在論(キャラクターはそもそも存在するか)」
  • Kit Fine「存在論の問い」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    http://philpapers.org/rec/FINTQO-2 Fine, Kit (2009). The question of ontology. In David John Chalmers, David Manley & Ryan Wasserman (eds.), Metametaphysics: New Essays on the Foundations of Ontology. Oxford University Press. 157--177. 結構前に読んだけどまとめてなかったのでまとめる。 「数であるものはあるか?」[∃x(xは数である)]という形の問いを量化の問い、哲学者がかかわる問い「数は存在するか?」を存在論の問いと呼ぼう。伝統的なクワイン型の存在論では両者は一致すると見なされていた。キット・ファインは存在量化と存在論の問いは特に関係ないのではないかという議

    Kit Fine「存在論の問い」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2015/03/29
    “キット・ファインは存在量化と存在論の問いは特に関係ないのではないかという議論をしている”
  • Kit Fine「非存在者の問題」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    http://philpapers.org/rec/FINTPO-3 Fine, Kit (1982). The problem of non-existents. Topoi 1 (1-2):97-140. 2段組で44ページあって大変だったが読んだ。大変だったが読んでよかったなと思えた論文。 非存在者とは、フィクショナルキャラクターや神話や誤った科学に現れる対象。ここでFineは対象であること(指示、述定、量化されるものであること)と、日常的な意味で「存在する」ことを区別していて、「存在しない」対象もあることを認めている。これはマイノング主義的な立場と言っていいだろう。この辺についてほとんど議論はしてないけど。普通のマイノング主義者と違って、非存在者は人間が作ったものだと言ってるので、あまり標準的ではない。 Fineは非存在者に関する論点を三つあげている。この整理は非常によいものだと思

    Kit Fine「非存在者の問題」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2015/01/02
    プラトニズムvs経験主義(人間によって作り出されたか否か)、リテラリズムvs文脈主義(性質を文字通り持つか)、内在主義vs外在主義(何によって個別化されるか)