ルビコン・ビーチ (ちくま文庫) 作者: スティーヴエリクソン,Steve Erickson,島田雅彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/11/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』の感想です。 幻覚的描写が次々に繰り広げられる圧倒的に魅力的な小説。空間のよじれの向こうに、もう一つの“アメリカ”が立ち現れる。第一部は仮釈放されて図書館で働くケール、第二部は南米のジャングルで生まれ育ったキャサリン、第三部は「もうひとつの数」の発見から物語は始まる。そしてどことも知れない場所へ。T.ピンチョン絶賛の著者の、代表作! エリクソンは大好きで小説は『ゼロヴィル』以外は読んでます。これもエリクソンワールド炸裂という感じですが、第3部で力尽きてる感じが多少ありますね。あまりにも安直でわかりやすすぎるような。意味不明な第1部を読み