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エリクソンに関するsakstyleのブックマーク (6)

  • スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』 - 愛してくれてマジ感謝

    ルビコン・ビーチ (ちくま文庫) 作者: スティーヴエリクソン,Steve Erickson,島田雅彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/11/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』の感想です。 幻覚的描写が次々に繰り広げられる圧倒的に魅力的な小説。空間のよじれの向こうに、もう一つの“アメリカ”が立ち現れる。第一部は仮釈放されて図書館で働くケール、第二部は南米のジャングルで生まれ育ったキャサリン、第三部は「もうひとつの数」の発見から物語は始まる。そしてどことも知れない場所へ。T.ピンチョン絶賛の著者の、代表作! エリクソンは大好きで小説は『ゼロヴィル』以外は読んでます。これもエリクソンワールド炸裂という感じですが、第3部で力尽きてる感じが多少ありますね。あまりにも安直でわかりやすすぎるような。意味不明な第1部を読み

    スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』 - 愛してくれてマジ感謝
  • スティーヴ・エリクソン『きみを夢見て』 | Living Well Is the Best Revenge

    半年ほど前に翻訳が刊行された際に買い求めたものの、しばらく書棚に積んだままであったスティーヴ・エリクソンの2012年の作品『きみを夢見て』を通読する。私はエリクソンの小説をほぼ全て読んでいるが、書は彼の作品の中でも指折りの傑作といってよかろう。物語の内容にも立ち入って論じ、私のレヴューとしては珍しく一種の種明かしさえ行うつもりであるから、白紙の状態で初読の楽しみを味わいたい読者にはこのブログを読む前にまず書に目を通すことをお勧めする。 エリクソンの小説において物語の構造は常に錯綜する。しかし書は例えば以前このブログで扱った『エクスタシーの湖』ほど難解ではなく、メインとなるストーリーを見定めることは比較的容易だ。主人公はロスアンジェルスに住む作家のアレクザンダー・ノルドック(ザン)。ザンにはヴィヴというとパーカーという12歳の息子、そしてエチオピアの孤児院から養子として迎えたシバとい

    スティーヴ・エリクソン『きみを夢見て』 | Living Well Is the Best Revenge
  • アムニジアスコープ - アブソリュート・エゴ・レビュー

    『アムニジアスコープ』 スティーヴ・エリクソン   ☆☆☆☆☆ 未読だったエリクソンの『アムニジアスコープ』を入手、あっという間に読了。面白すぎる。しかも大変読みやすい。エリクソンの小説は好きな人にはたまらないが慣れない人はあまりに濃厚な幻視力に翻弄され、ついていくのが大変というところもあり、ちょっと読んでみようかなと思って挫折した人も多いのではないかと思うが、これなら大丈夫。ストーリーがいきなりあさっての方向に横滑りしていくなんてこともなく、しかも、エリクソンならではの面白さがたっぷりつまっている。 主人公はロスアンジェルスに住む作家、つまりエリクソンその人で、彼の日常生活や仕事や人間関係があまり脈絡なく綴られていく。だから突然別世界にワープしたり時空が歪んだりすることもないわけだ。このエピソードを適当に羅列していくというスタイルはバロウズの『ジャンキー』やフィリップ・K・ディック『ヴァ

    アムニジアスコープ - アブソリュート・エゴ・レビュー
  • Xのアーチ - アブソリュート・エゴ・レビュー

    『Xのアーチ』 スティーヴ・エリクソン   ☆☆☆☆☆ 昔途中まで斜め読みし、放り出していた『Xのアーチ』を気を取り直して読破した。昔はこの作家のアメリカっぽいところがどうも苦手だったが、最近は気にならなくなった。歳を取って丸くなったのだろうか。『ルビコン・ビーチ』も再読してみようかな。 プロットは『黒い時計の旅』より更に入り組んでいる。『黒い時計の旅』では大体においてバニングが一貫した主人公だったが、書では主人公と時空がもうとめどなく激しく移り変わっていくのである。すべてのキャラクター達をつなぎ、どのプロットにも顔を出すのはサリーぐらいだ。サリーは常に宿命的な女、男たちの無意識に棲みついて彼らの運命を変える女として登場する。ストーリーはまずトマス・ジェファーソンを主人公として始まり、その後黒人刑事ウェイド、公文書庫の役人エッチャー、作者エリクソン、スキンヘッドにして美貌の不良青年ゲオル

    Xのアーチ - アブソリュート・エゴ・レビュー
  • 黒い時計の旅 - アブソリュート・エゴ・レビュー

    『黒い時計の旅』 スティーヴ・エリクソン   ☆☆☆☆☆ 写真は白水uブックスだが、私のは大昔に買った福武書店の単行。一時期絶版になっていたらしい。再読だが、前読んだ時は斜め読みだったので読了してもほとんどわけわからなかった。もともとわけわからない小説なのに、斜め読みして分かるはずがない。 これも『夜のみだらな鳥』と同じように妄想系のシュールな小説である。時の経過がスピードアップしたり循環したりするし、別の場所にいる二人の人間が交感しあったりする。彼女がやってきた、と書かれていても当に彼女がやってきたのか幻覚なのか脳内妄想なのか分からない。そういうのをリアリズム小説と同じように真に受けながら読むとすぐわけわからなくなってしまう。とはいえ、『夜のみだらな鳥』と比べるとまだましだ。 それから暴力性と、ノワールなアクションもの的な味付けがあるのも特徴。特に前半は主人公のバニングが人殺したり、

    黒い時計の旅 - アブソリュート・エゴ・レビュー
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    台北市立動物園と迪化街めぐり 子連れ台湾#5 年越し台湾旅行5日目、レジャーや友人との事を楽しむ日です。前日の様子はこちら www.oukakreuz.com 台北市立動物園へ パンダ館 パンダが見られるレストラン 迪化街へ 林茂森茶行でお茶を購入 小花園で刺繍グッズを購入 黒武士特色老火鍋で夕 台北市立動物園へ 松…

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