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心理学に関するsakstyleのブックマーク (100)

  • 静岡大、ヒトの脳が行っている「ベイズ推定」のより有効な活用方法を発表

    静岡大学は5月2日、タイミング課題中の「ベイズ推定」における「身体部位特異性」を解明し、2つの標的タイミングの分布に対してそれぞれ異なる身体部位を用いて応答することで、両分布を学び分けられるようになること、またその際に、手足のような離れた部位を用いる方がより早く学び分けられることを発見したと発表した。 同成果は、静岡大大学院 総合科学技術研究科 情報学専攻の松村圭貴大学院生、同・大学 学術院 情報学領域の宮崎真教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、学習と記憶に関する全般を扱う学術誌「npj Science of Learning」に掲載された。 ベイズ推定とは、観測された事実を用いてベイズ統計学に基づき、目的のパラメータを推定する手法のことをいう。近年、ヒトの脳はベイズ推定を用いて、課題標的の統計分布を学習し、最も成功確率の高くなる応答を計算していることがわかってきている。たとえば

    静岡大、ヒトの脳が行っている「ベイズ推定」のより有効な活用方法を発表
    sakstyle
    sakstyle 2024/05/09
    「(標的にさまざまな統計分布が存在するので)日常生活中でベイズ推定を効果的に利用するには、複数の分布を学び分ける必要がある」身体部位ごとに異なる事前分布を学ぶ
  • ゲシュタルト知覚について - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    ゲシュタルト知覚またはアスペクト知覚について自分なりに説明してみる。なぜこの記事を書こうと思ったか。ゲシュタルト知覚の話は、別にそんな難しい話ではないはずなのだが、なぜかピンと気づらいものらしく、理解していない人が結構いるという印象をもっているから。また、あまり丁寧に説明した文章を見たことがないため(どこかにはあると思うが)。なぜ大晦日にそんな文章を書いているのかはよくわからない。 ゲシュタルト知覚とは何か。基的には〈要素の知覚に還元できない知覚〉と覚えればいい。そのようなものが存在することは、以下のように論証できる。 ウサギ-アヒル図 出典 有名なウサギ-アヒル図である*1。この図はウサギのように見えたり、アヒルのように見えたりする。また、ウサギでもアヒルでもなく、単なるインクの固まりのように見ることも可能かもしれない。以下を読む前に、まず自分なりに上の図を見て、ウサギ状態、アヒル状態

    ゲシュタルト知覚について - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
    sakstyle
    sakstyle 2024/01/04
    ゲシュタルト知覚とは〈要素の知覚に還元できない知覚〉
  • ヤドカリやハチやタコの「経験」はどのようなものなのか?──『メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生』 - 基本読書

    メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生 みすず書房Amazonこの『メタゾアの心身問題』は、タコやイカがどのような「意識」を持っているのかについて様々な観察・研究をもとに紹介した、『タコの心身問題』の続篇にあたる。 『タコの心身問題』は邦での刊行が2018年で、その後何度も「人以外の生物の心、意識」や「タコの知性について」語る時にこのブログや他所の原稿で何度も取り上げてきたノンフィクションだったが、作(メタゾア〜)もそれに勝るほどの知的興奮を与えてくれる傑作だ! 作でもタコの話題が前作より最新の情報とともに語られているので、ある意味では続篇にしてアップデート版といえる内容に仕上がっている。 タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源 作者:ピーター・ゴドフリー=スミスみすず書房Amazonタコに続いての「メタゾア」なので、当然作ではメタゾアの心と意識について触れていくわけだが

    ヤドカリやハチやタコの「経験」はどのようなものなのか?──『メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生』 - 基本読書
  • 書評 「人を動かすルールをつくる」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    人を動かすルールをつくる――行動法学の冒険 作者:ベンヤミン・ファン・ロイ,アダム・ファインみすず書房Amazon 書はヒトがルールに対してどのように反応して行動するかという行動科学的視点にたって法(特に立法政策)を考える試み*1についての一般向けの解説書だ.著者のロイとファインはともに法学者で法と行動科学,法と行動の相互作用を専門としている*2. 法,特に刑事法は人々の行動を変えようとするものでもあり,うまく人々の行動を変えるには,ヒトがルールに対してどのように反応するかは重要な論点のはずだが,実際に法を作っている人々はそのような行動科学のトレーニングは受けていないし,非常に単純な前提しかおいていない.著者たちはそういう立法実務は非効率でり,行動科学を取り入れた法のデザインが重要だと主張している.行動経済学とちょっと似た視点にたっていて,興味深い.原題は「The Behavioral

    書評 「人を動かすルールをつくる」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    sakstyle
    sakstyle 2023/11/10
    行動科学を立法に応用すること(行動法学)を目指す本。厳罰化の犯罪抑止効果を示す証拠はなく、法執行の確実性、法の周知、道徳規範との一致、犯罪機会への介入などが有効
  • 名市大、線虫にも「基本的な感情」がある可能性を実験で確認

    名古屋市立大学(名市大)は8月29日、線虫を電気で刺激すると速い速度で走りだすこと、またこの現象が基的な「感情」によって引き起こされている可能性を明らかにしたことを発表した。 同成果は、名市大大学院 理学研究科のティー リンフェイ研究員、同・木村幸太郎教授、米・ノースイースタン大学のヤング・ジャレッド教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国遺伝学会が刊行する遺伝学とゲノミクスに関する全般を扱う学術誌「Genetics」に掲載された。 脳の働きの中でも特に研究が進んでいないのが感情だという。なぜなら、実験対象となる動物に「喜び」や「悲しみ」が存在するようには見えないため研究が難しいからだ。 しかし2010年代に入り、「感情には持続性がある」、「感情には正負の値がある」といった特徴に注目することで、ザリガニや昆虫にも感情のような脳の働きがある可能性があるという報告がされるようになっ

    名市大、線虫にも「基本的な感情」がある可能性を実験で確認
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    sakstyle 2023/08/31
    「「線虫が短時間の電気刺激によって走り続ける」という現象」/ここでいう「基本的な」がどういう意味か分からないが、感情の構成要素の一つないし進化的基盤であって、感情と言ってしまうには何かが足りない気も
  • ストックホルム症候群は存在しない?有名な心理学用語の裏に隠れた事実とは? - ナゾロジー

    人質となったはずの被害者が誘拐犯やテロリストに共感し、その犯人と強い絆を感じることがあるとしたら…。 そんな不思議な心の動き、それが「ストックホルム症候群」と呼ばれる現象です。この不可解な心理状態の背後には、人間の感情や生存能が複雑に絡み合っています。 しかし、この現象を最初に経験したとされる人物の体験には、誤解があるとも指摘されており、専門家の中にはストックホルム症候群の存在自体を疑問視している人もいます。 記事では、そんなストックホルム症候群の謎について、この問題の起源となった実際の事件を振り返りながら迫ります。

    ストックホルム症候群は存在しない?有名な心理学用語の裏に隠れた事実とは? - ナゾロジー
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    sakstyle 2023/08/29
    へえ。警察への不信や批判的な態度が、犯人への病的な同情とされてしまった、と
  • 人はなぜお化け屋敷に行くのか?自ら望んだ恐怖体験は気分改善の効果がある - ナゾロジー

    読者の皆さんはお化け屋敷やジョットコースターは好きですか? あえて怖い思いをしたくないと思う人もいるでしょうし、積極的にお化け屋敷などの恐怖や驚きを強く感じたいと考える人もいるはずです。 好きではない人の「恐怖を避けたい」という考えは簡単明白です。 しかし「なぜお化け屋敷やジェットコースターなどの恐怖体験を好む人がいるのか?」という問いに対して、科学者は疑問を持ち、心理的・神経的な観点から検討を行い、さまざまな仮説を述べてきました。 アメリカのピッツバーグ大学のマージー・カー氏(Margee Kerr)らの研究チームは、お化け屋敷を体験した後には、気分が改善し、脳の活動が落ち着くことを報告しています。 研究チームはこの現象を「自発的ネガティブ体験」と呼び、自分の意志で選んだ恐怖体験は気分を改善するなどの精神的なメリットがあるのだと述べています。 研究の詳細は、学術誌「Emotion」にて2

    人はなぜお化け屋敷に行くのか?自ら望んだ恐怖体験は気分改善の効果がある - ナゾロジー
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    sakstyle 2023/08/23
    美学にとって重要な知見では?
  • 他人の不幸を喜ぶ人が増えている、その要因と負の感情の制御法

    他人の不幸を喜ぶ感情をシャーデンフロイデと呼ぶ。そう感じる人は最近増えているようだが、そうなった要因は3つあると、専門家は言う。(PHOTOGRAPH BY KIRN VINTAGE STOCK, CORBIS VIA GETTY IMAGES) 貧乏画家だったポール・ワイナーさんは、米ニューヨーク州マンハッタンの画商から自分の絵を見たという連絡を受け取ったとき、ようやく仕事運が向いてきたと思った。「最初は、私の作品に興味があると思っていたんです」。当時ブルックリンの知人の家に居候していたワイナーさんは振り返る。「でもすぐに、彼女の当の意図がわかりました」 やり取りをしているうちに、画商の関心は作品よりも、ワイナーさんがいかにお金がなくて絵の具が買えないか、歯医者にも行けないかという苦労話の方に移っていった。「私の不幸な話を聞いて楽しんでいるようでした。そして、いつも新しい苦労話を聞きた

    他人の不幸を喜ぶ人が増えている、その要因と負の感情の制御法
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    sakstyle 2023/08/23
    シャーデンフロイデはいつの時代にもあるが、時代によって増減があるとして、今の米国で増えている要因として「エリートの過剰生産」「パンデミック」「ソーシャルメディア」を挙げる
  • 超越的な能力を持つ者が偉いとする感覚は5~6歳時点で存在 名大が確認

    名古屋大学(名大)は8月3日、超越的な能力とそれを持つ者の社会的優位性を結びつける傾向が、5~6歳時に存在することを明らかにしたと発表した。 同成果は、名大大学院 情報学研究科の孟憲巍准教授、日女子大学の石井辰典准教授、早稲田大学(早大)の杉海里 日学術振興会特別研究員、安田女子大学の中分遥講師、京都大学の森口佑介准教授、大阪大学の鹿子木康弘教授、早大の渡邊克巳教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、心に関する全般を扱う学術誌「Cognition」に掲載された。 今回の研究で、超越的な能力と社会的優位性を結びつける傾向が、幼児期にすでに存在することが明らかにされた(出所:名大プレスリリースPDF) 歴史上、さまざまな社会に存在したとされる「病気を呪文で治せる呪医」や「神霊と交信できるシャーマン」などの超越的な能力を持つとされる者は、宗教的権威や集団のリーダーになるなど高い社会的地位

    超越的な能力を持つ者が偉いとする感覚は5~6歳時点で存在 名大が確認
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    sakstyle 2023/08/07
    空を飛ぶ、口から火を出せるなどの能力者は、普通の人よりも「偉い」と感じる。なお、風変わりの人にはそのように感じないし、また能力者のことを「強い」とは思うが「良い」とは思わないといった実験結果
  • 京大など、コロナ禍の影響で5歳児の発達が遅れていることを確認

    京都大学(京大)と筑波大学の両者は、5歳時点でコロナ禍を経験した群はそうでない群と比べて平均4.39か月の発達の遅れを確認。一方で、3歳時点では明確な発達の遅れはみられず、むしろ発達が進んでいる領域があることを確認したと発表した。またコロナ禍で、3歳、5歳ともに発達の個人差・施設差が拡大していることも明らかになったという。 新型コロナの流行と乳幼児の発達の関連:2017-21年の追跡調査(出所:京大プレスリリースPDF) 同成果は、京大 医学研究科の佐藤豪竜助教、筑波大 人文社会系の深井太洋助教、慶應義塾大学の藤澤啓子教授、同・中室牧子教授、東京財団政策研究所の共同研究チームによるもの。詳細は、米国医学会が刊行する小児医学を扱う学術誌「JAMA Pediatrics」に掲載された。 これまで多くの研究により、コロナ禍が子どもの生活や健康に負の影響を与えたことが示唆されている。例えば、コロナ

    京大など、コロナ禍の影響で5歳児の発達が遅れていることを確認
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    sakstyle 2023/07/13
    首都圏のある自治体の全認可保育園を対象にした調査。5歳時点でコロナ流行を経験した群は平均4.39か月の発達の遅れ。3歳時点で経験した群は遅れなし、発達が進んでいた領域もあり。一般化できるか・長期の影響は不明
  • 脳は「沈黙」を音と同じように知覚していることが判明! - ナゾロジー

    アメリカ音楽家ジョン・ケージは1952年に『4分33秒』という曲を発表しました。 これは4分33秒の間、一切の音を出さず「沈黙」を観客に聴かせるというセンセーショナルな作品でした。 当時から賛否が大きく分かれましたが、芸術としての評価はともかくケージの「沈黙を聴かせる」という解釈については、科学的に正しかったようです。 米ジョンズ・ホプキンズ大学(JHU)の研究チームはこのほど、私たちの脳が音と同じように「沈黙」も知覚していることを実験で明らかにしました。 沈黙は単に音がないのでなく、私たちには”聴く”ものだったようです。 研究の詳細は、2023年7月10日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されています。 The sound of silence? Researchers prove people hear it https://medicalxpress.com/news/2023-07-

    脳は「沈黙」を音と同じように知覚していることが判明! - ナゾロジー
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    sakstyle 2023/07/13
    「雑多な騒音の中、2つの短い沈黙と1つの沈黙が発生する。どちらの沈黙を長く感じるか」という実験/源河亨『知覚と判断の境界線』にも無音の知覚の話があったなー
  • じつは「目を見て話すのが苦手」な「ASD」の人でも「ロボット」とならうまく会話ができるという「驚きの事実」(熊﨑 博一)

    うつ病、自閉スペクトラム症、統合失調症......。多くの現代人を悩ませる発達障害や精神疾患について、原因解明や治療法開発のための研究が進んでいます。 前回の記事「人間の顔が覚えられないのは「複雑で刺激が強い」から?ASDの人の「脳の働き方」の特性とは」に引き続き、話題の新刊『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から「ASD」(自閉スペクトラム症)についてご紹介します。 ASDの患者さんは、その脳の働き方の特性上、他人とのコミュニケーションや社会性に障害があることが多々あり、「人の顔」などの「刺激の多いもの」を抽象化することが苦手であることがわかってきています。 特に子供の場合、コミュニケーションの不足は言語の発達などにも関わっており、なるべく早い段階でコミュニケーション能力や社会性が改善することが望まれます。 では、どのようにしてASD、特に子供の患者さんとコミュニケーション

    じつは「目を見て話すのが苦手」な「ASD」の人でも「ロボット」とならうまく会話ができるという「驚きの事実」(熊﨑 博一)
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    sakstyle 2023/06/22
    卓上型ロボットCommUを使うとアイコンタクトや共同注視ができるように/対人間と対アンドロイド、健常者は対人間の方が相手の目を見るが、ASDの人は対アンドロイドの方が相手の目を見る
  • 書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    広がる! 進化心理学 朝倉書店Amazon 進化心理学は基的にヒトの行動や心理を進化的な視点から理解しようとする試みであり,極めて学際的な営みになる.書はそのような進化心理学の周辺分野の専門家たち(その多くは同時に進化心理学者でもある)による進化心理学が周辺分野に与えてきた影響,あるいはその親和性を解説する一冊になる.編者は小田亮と大坪庸介. 冒頭の「まえがき」は「なぜ書店の『心理学』の棚には『進化心理学』というコーナーがないのか」という面白い掴みから始まっている.基的に新しい分野でまだ認知度がなく,そういう書名のが少ないからだと思われるが,ここでは,進化心理学は他の○○心理学と異なり,○○にあたる内容を研究するのではなく,進化はその視座を表しているからだと説明されている.つまり進化心理学は認知科学,社会心理学,発達心理学のような内容による区分に横串を通すような分野であり,そのよう

    書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2023/06/19
    「本書では心理学・認知科学の各分野を中心に,言語学,倫理学,教育学,犯罪学についての影響が描かれている」トピックが幅広くて面白そう
  • 会話にはルールがある──『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』 - 基本読書

    会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか (文春e-book) 作者:ニック・エンフィールド文藝春秋Amazon書『会話の科学』は、会話全般に光をあて、そこにどのようなルールや傾向があるかを分析していく一冊だ。我々は会話をしている時、無意識的にそうしたルールを遵守していて、(ルールを)守らないと……とがんばっていることはそうそうないが、書を読めば確かに自分がルールを無意識的に遵守していることに気がつくだろう。 あるいは、会話がうまくいかないと感じている人は、自分が認識していない会話のルールが存在することに気がついて衝撃を受けるかもしれない。ルールや会話の傾向自体は記載されてみれば、「相手が「肯定」を返しやすい質問をする」など「いわれてみればそうだな」と思うものばかりで意外なものはないのだけど、あらためて意識すると、自分がいかに複雑なことを簡単そうにやっているのかがよくわかる。

    会話にはルールがある──『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』 - 基本読書
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    sakstyle 2023/04/12
    グライスとの関係が気になるような
  • 千葉大、室内環境データから心の状態を高精度で推定するシステムを開発

    千葉大学は3月28日、人間の認知機能に影響を及ぼしうる室内環境データを取得するセンサネットワークシステム、およびそれらの環境データと時間情報から、その環境内にいる人間の心の状態(情動状態)を推定するシステムを開発し、環境データのみを用いてその環境にいる人の4種類の情動状態(ストレス度・覚醒度・疲労度・快適度)を、90%の精度で推定することに成功したと発表した。 今回の研究成果である情動推定システムの仕組み。環境データと時間情報のみを用いて人の情動状態を推定することが可能なことが確認された(出所:千葉大プレスリリースPDF) 同成果は、千葉大大学院 融合理工学府の紅林勲大学院生、同・大学 統合情報センターの小室信喜准教授、同・大学院 工学研究院の平井経太准教授、同・関屋大雄教授、同・大学院 人文科学研究院の一川誠教授(山口大学 時間学研究所 客員教授兼任)らの研究チームによるもの。詳細は、I

    千葉大、室内環境データから心の状態を高精度で推定するシステムを開発
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    sakstyle 2023/03/30
    人体に取り付けるセンサは一般社会に浸透させるのは難しいため、非接触型環境センサデータのみを用いて人間の情動状態を高精度で推定するシステムを開発
  • 多くの人を悩ませる…「ADHD」は「いつまで続く」のか? いったい「どんな人が当てはまる」のか? (岡田 俊)

    うつ病、自閉スペクトラム症、統合失調症......。多くの現代人を悩ませる発達障害や精神疾患について、原因解明や治療法開発のための研究が進んでいます。 記事では、脳科学の視点から最先端の研究を紹介した『「心の病」の脳科学』(講談社ブルーバックス)の中から、「注意欠如・多動症(ADHD)」についてご紹介しましょう。 *記事は『 「心の病」の脳科学  なぜ生じるのか、どうすれば治るのか』を一部再編集の上、紹介しています。 最初に記された「ADHDの症例」 注意欠如・多動症(ADHD)の人は、知的障害のない人であれば同じ年齢の人と比べて、知的障害のある人であれば同じ発達段階の人と比べて、注意が散漫だったり、落ち着きがなく、待つことが苦手だったりすることで、日常生活に困難を抱えています。 ただし、ADHDがどのような状態であるのかという概念や診断基準は、時代とともに移り変わってきました。 AD

    多くの人を悩ませる…「ADHD」は「いつまで続く」のか? いったい「どんな人が当てはまる」のか? (岡田 俊)
  • 魚類も鏡に映る姿を自分だと認識できることを大阪公大が実証!

    大阪公立大学(大阪公大)は2月7日、スズキ目ベラ科に属する魚類「ホンソメワケベラ」(以下ホンソメ)を用いた実験で、同種が自分の画像を見て「これは自分だ」と認識できることを実証し、魚類にも「内面的自己意識」があることを明らかにしたと発表した。 同成果は、大阪公大大学院 理学研究科の幸田正典特任教授らの研究チームによるもの。詳細は、米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。 ヒトは、鏡に映る姿のうち、その顔を見て鏡像が自分であると認識する。この時、ヒトは自分の顔のイメージ(心象)を持っており、瞬時かつ無意識に自分の顔心象と比べ、自分だと判断しているという。また同様に、顔心象によって自分の画像も自分だと認識可能だ。 鏡に映る姿を自分だと認識できる動物は、ヒトだけかと思いきや、実は意外と多いという。ヒトに近縁のチンパンジーなどの類人猿だけでなく、ゾウ、イルカ、カラスの仲間など、俗

    魚類も鏡に映る姿を自分だと認識できることを大阪公大が実証!
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    sakstyle 2023/02/09
    それ前から知られてなかったっけと思ったら、それは鏡像自己認知。加えて、画像による自己認識が可能かまで調べた、と。「自己顔・他者体の合成画像に対しては攻撃はせず、他者顔・自己体の合成画像に対しては攻撃」
  • うつ病を霊長類に発症させ研究、「内側前頭皮質」関与が明らかに 東北大

    ヒトと同じ霊長類であるサルの脳活動を制御し、人為的にうつ病を発症させることに成功した。東北大学などの研究グループが発表した。サルを実験に用いることで、うつ病の詳しい仕組みの解明や、創薬など治療法の研究に役立つと期待される。実験では、これまで関連が疑われていた脳の「内側前頭皮質」の機能不全が実際に、うつ病につながることが分かった。 うつ病の研究ではこれまで、齧歯(げっし)類のマウスやラットが使われてきたものの、ヒトとは脳の発達度が大きく異なる。特に霊長類は前頭葉の内側である内側前頭皮質が発達しており、情動や社会性、意欲の制御に深く関わるとみられている。そこで研究グループは脳の構造や機能、それに基づく認知や情動の機能がヒトとよく似たサルを使う実験を試みた。 ニホンザルの頭皮に、脳内に微弱な電流を起こす装置をあてがい、内側前頭皮質の一部に周波数1ヘルツのrTMSと呼ばれる刺激を与えた。この部分は

    うつ病を霊長類に発症させ研究、「内側前頭皮質」関与が明らかに 東北大
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    sakstyle 2022/08/17
    「内側前頭皮質の一部に周波数1ヘルツのrTMSと呼ばれる刺激を与えた」「うつ病とみられる霊長類を観察した研究はあるが、脳を人為的に制御してうつ病を起こしたのは世界初」「サルは今後、(...)強力な動物モデル」
  • 赤みがかった緑|kurosakayu

    似てる色は?と聞かれて多数派の人はなに色となに色を思い浮かべるだろう。 例えば赤とオレンジ、緑と黄緑は似てるというかもしれない。 私の場合は赤と緑の2色を近いと感じるため、この色を含んだ異なるトーンのピンクと淡いグリーン、オレンジと黄緑なども近いと感じる。 緑に近いと感じるピンク オレンジに近いと感じる黄緑 一般的に似ているとされる色は赤みがかった茶色であるとか緑がかった青とか色相環を見ればわかるように隣りあい、混ざりあっても不自然でないことが示されている。 色相環 しかし私には赤みがかった緑(当然逆も)というのがある。 色相環を見るとこの2色は全く隣り合わない位置にある。 多数派の人には赤と緑というのはとても遠い色かもしれないけど、私にはとても似ていて境界が溶け合っているような曖昧な色だ。 胸をはって「ピンクグリーン」みたいな自分が感じたままの色を言えるようになりたい。

    赤みがかった緑|kurosakayu
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    sakstyle 2022/05/23
    土谷尚嗣らのクオリア構造の話とあわせて読みたい/このnoteの筆者は色覚異常で赤と緑が近い色に感じられるという/土屋は色クオリアを色同士の類似性がどのように感じられるかで特徴付けられないかと考えている
  • 書評 ファニーハフ「おしゃべりな脳の研究」 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    「おしゃべりな脳の研究――内言・聴声・対話的思考」 人の内なる声について、科学的成果を交えながら、それを研究する心理学者が分かりやすく伝えてくれる著作 内言や聴声について、専門に研究してる心理学者が、科学的な成果や様々な文献を参照ながら、一般向けに分かりやすく語った著作。前半は思考時に起きる心の中の言葉(内言)について、後半は実際には存在しない声がリアルに聞こえる現象(聴声)について、科学や文学からの色んな事例を取り上げて説明してくれている。ただし、内言と聴声を結びつける著者独自の考え方に基づいているが、そこは当人も認めるように証拠はまだ十分ではない。とはいえ、日語で内言や聴声について科学的に扱った著作は珍しいので、興味を持ったならお勧め。 原題は「内なる声 どのように私達は自分自身と話すかの歴史と科学」。外からは分からない心の中で生じる声について、心理学や脳科学を参照する科学的な章と、

    書評 ファニーハフ「おしゃべりな脳の研究」 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
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    sakstyle 2022/05/20
    内言の研究の奴