(CNN) 起業家イーロン・マスク氏が創設した新興企業ニューラリンクが、初めて人の脳にチップを埋め込む手術を行った。マスク氏が30日、X(旧ツイッター)の投稿で明らかにした。 手術は28日に行われ、患者は順調に回復しているという。 ニューラリンクは、脳に埋め込むチップや手術器具の安全性と機能性についての研究を承認されていた。 マスク氏は初期段階の成果として、「有望な神経スパイク検出」がみられたとしている。 ニューラリンクの初の製品は「テレパシー」と呼ばれるとマスク氏は説明。まずは四肢が使えなくなった患者を対象にすると述べ、「例えばスティーブン・ホーキング氏が、高速タイピストや競売人より速くコミュニケーションできることを想像してほしい。それが目標だ」とした。 ニューラリンクはチップを埋め込んで人の脳とコンピューターを接続する技術の開発を5年がかりで進めてきた。しかし2022年、ゲームをさせよ
アメリカの起業家、イーロン・マスク氏は、自身が立ち上げた企業が、患者の脳に小型の機器を埋め込んでコンピューターに直接つなぐ臨床試験を開始したと明らかにしました。体の不自由な人がコンピューターを操作できるようにする技術として注目されています。 これはイーロン・マスク氏が29日、旧ツイッターのXで明らかにしたものです。 それによりますと、自身の立ち上げたベンチャー企業「ニューラリンク」は小型の機器を初めて、患者の脳に埋め込んでコンピューターに直接つなぐ臨床試験を28日、開始したということです。 マスク氏はどのような患者なのか詳細は明らかにしていません。 初期段階では脳の神経細胞からの信号を検出している結果が出ていると説明しています。 「ニューラリンク」によりますと、小型の機器は去年、FDA=アメリカ食品医薬品局から臨床試験が承認されたとして、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性
現在地 Home > 分類でさがす > お知らせ・ご案内 > プレスリリース > 生命科学 > プレスリリース > 心に描いた風景を脳信号から復元!~生成系AIと数理的手法を用いた新たな技術を開発~ ポイント 画像の線や色、質感、概念などの視覚的な特徴を、人の脳信号1)から読み出す「脳信号翻訳機」を構築。 この「脳信号翻訳機」を用いて、被験者が画像を心に思い浮かべた時の脳信号から視覚的特徴を割り出し、その特徴をとらえた自然な画像に徐々に近づくよう生成系AI2)に描画させることで、心に描いた画像を復元することに世界で初めて成功。 医療・福祉分野への応用が進むブレイン・マシン・インターフェース3)技術への貢献に期待。 概要 量子科学技術研究開発機構(理事長 小安重夫、以下「QST」)量子生命・医学部門 量子生命科学研究所 量子生命情報科学研究チームの間島慶研究員、情報通信研究機構((NICT(
量子科学技術研究開発機構(QST)、情報通信研究機構(NICT)、大阪大学(阪大)、科学技術振興機構の4者は11月30日、ヒトが心の中で思い描いた任意の風景・物体などの「メンタルイメージ」(MI)を脳信号から読み出し、復元することに成功したと共同で発表した。 同成果は、QST 量子生命・医学部門 量子生命科学研究所 量子生命情報科学研究チームの間島慶研究員、NICT 未来ICT研究所の小出(間島)真子研究員、阪大大学院 生命機能研究科の西本伸志教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、AIや機械学習などのニューラルネットワークに関する全般を扱う学術誌「Neural Networks」に掲載された。 今回の研究成果の概略図(手法をわかりやすく伝えるため、比喩的な表現、および実際とは異なるイメージが使用されている)(出所:JSTプレスリリースPDF) 脳の信号を計測して被験者の知覚・記憶内容・
頭の中に思い浮かべた風景や物体を脳信号から数値化し、生成AIを使って画像として復元する新たな技術を開発したとQST=量子科学技術研究開発機構の研究グループが発表しました。 ことばやジェスチャーを使わず、脳で意思が伝えられる新たな装置の開発などにつながるとしています。 QSTなどの研究グループは、風景や物体などの画像を実際に見ているときの脳信号とそれらの画像の特徴を数値化したデータをそれぞれ蓄積した上で、脳信号を数値に変換する「翻訳プログラム」を開発しました。 このプログラムを使うと、頭の中に思い浮かべた風景や動物などを脳信号から数値に変換することができ、これをもとに生成AIが修正を繰り返すことで、頭の中に思い浮かべた画像を復元することに成功したということです。 頭の中に思い浮かべた「メンタルイメージ」の復元に成功したのは世界でも初めてだということで、QSTの間島慶研究員は「人類はこれまで顕
YouTubeに公開された7分足らずの動画に世界が衝撃を受けた。 動画に写っているのは、オンラインゲームをプレーするアメリカ人の男性。 その手元にあるはずのコントローラーが、ない。 代わりとなっているのが頭に取り付けられた装置だ。 脳に埋め込んだ電極で脳波の情報を読み取り、ゲームのキャラクターの動きに変換し操作しているのだ。 脳と機械をつなぎ、“念じた”とおりに動かす。 BMI=ブレイン・マシーン・インターフェースと呼ばれる技術の開発競争が、今、世界で激化している。 (大阪放送局 記者 絹田峻) こちらが世界に衝撃を与えた動画。 動画の男性が来日すると知り合いの研究者から聞き、早速インタビューを申し込んだ。 インタビューが実現したのは、2023年10月。 ネイサン・コープランドさん(37)は、「観光で疲れた」などと言いながら、終始笑顔で取材に応じてくれた。 ネイサンさんは18歳のとき、車を
痛みを感じている人の脳が出す信号を使って痛みの程度を推測できることを示唆した論文が、今週、Nature Neuroscienceに掲載される。この知見は、ヒトの慢性疼痛を直接検出する研究で得られた初めての成果であり、慢性疼痛(卒中後痛や幻肢痛など)の患者を治療する方法の開発に役立つ可能性がある。 長期慢性疼痛は、深刻な障害と経済的コストの一因となる大きな公衆衛生問題の1つだ。現在の治療法は、慢性疼痛を管理するために不十分なことが多く、治療薬として処方されることが多いオピオイドは、患者による過剰摂取というリスクを伴う。疼痛の重症度は、通常、自己申告による評価方法を用いて評価されるが、痛みは主観的で、個人差のあることが分かっており、不完全な評価方法とされる。疼痛の客観的なバイオマーカーを見つけることは、慢性疼痛の診断と治療法開発の指針として役立つと考えられている。 今回、Prasad Shir
被験者の機能的磁気共鳴画像データ(fMRIデータ)を基にして、被験者が知覚した発話や被験者の想像上の発話の意味を再現する非侵襲的な言語デコーダーに関する論文が、Nature Neuroscienceに掲載される。 これまでに発表された言語デコーダーは、侵襲的な脳外科手術を行ったうえで記録される神経活動をもとにしたものであったため、用途が限られていた。このほかにも、非侵襲的な方法で得られた脳活動記録を用いるデコーダーが発表されているが、1つの単語や短いフレーズを解読できただけで、連続した自然言語(人が日常的に使う言葉)を解読できるかどうかは分かっていない。 今回、Alexander Huthらは、fMRIデータから得られた脳のパターンをもとにして、連続した言語を再構成するデコーダーを開発した。このデコーダーには、特定のフレーズの意味を捉えた意味特徴が被験者の脳内でどのような応答を引き起こすの
米国食品医薬品局(FDA)は、イーロン・マスクが設立した人間の脳とコンピュータを接続するデバイスのスタートアップ「ニューラリンク(Neuralink)」による、人体実験開始の申し出を却下した。ロイターが3月2日に報じた。 マスクは同社の脳インプラントが、自身や子どもの脳に挿入できるほど安全だと主張しているが、FDAによる拒絶は、物議を醸すスタートアップにとって大きな痛手となった。 ロイターの取材に応じたニューラリンクの現・元社員ら7人によると、FDAは同社の申し出を2022年初めに拒否していたという。これは、マスクが昨年11月に「早ければ2023年5月に人体実験を開始する」と発言したことを考えると驚くべき事実だ。 ニューラリンクは昨年、3月7日までにFDAの承認を獲得すると宣言したが、この目標の達成はほぼ絶望的になった。ロイターは、関係者の話として、当局の反発を考えると今後も承認が得られる
2023年1月30日、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は、脳神経疾患を緩和させることができるニューロチップ「NeuralTree」を開発したと発表した。では、このNeuralTreeとはどのようなものだろうか。今回は、こんな話題について紹介したいと思う。 脳神経疾患の症状を和らげるニューロチップが開発された。その仕組みには、疾患によって放出される脳波の違いを利用しているという 脳神経疾患の症状を緩和する「NeruralTree」の仕組みとは? NeuralTreeは、特定の脳神経疾患によって放出される脳波からの電気信号を検出するという。これらの電気信号は、パーキンソン病やてんかんなど、その症状によって異なる神経バイオマーカーだ。その検出した電気信号を基に、NeuralTreeは機械学習アルゴリズムによって症状を正確に分類し、その症状を緩和、もしくはブロックするための電気信号を患者
12 minute readDecember 6, 20222:57 PM UTCLast Updated agoExclusive: Musk’s Neuralink faces federal probe, employee backlash over animal tests Dec 5 (Reuters) - Elon Musk’s Neuralink, a medical device company, is under federal investigation for potential animal-welfare violations amid internal staff complaints that its animal testing is being rushed, causing needless suffering and deaths, according
発話できない臨床試験参加者が、言葉を発さずに音声学的に単語を綴って、完全な文を書こうとする時の脳活動を解読するデバイスについて報告する論文が、Nature Communicationsに掲載される。この知見は、発話のための無音制御型神経プロテーゼが、単語を綴る行為に基づいた方法で、文章を生成する可能性を浮き彫りにしている。 神経プロテーゼは、失われた神経系の機能を代替するデバイスであり、麻痺のために発話やタイピングができない人の意思伝達能力を回復させる可能性がある。しかし、無言で発話を試みることで意思伝達用の神経プロテーゼを制御できるかどうかは明らかになっていない。以前の研究では、発話できない臨床試験参加者が神経プロテーゼシステムを用いる実験で、最大50単語を解読できた。しかし、この神経プロテーゼシステムは、特定の語彙についてのみ有効であるばかりか、試験参加者は、大きな声で単語を読み上げよ
京都大学(京大)と国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、「ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)」の操作が得意な人と苦手な人では、脳の神経回路の使い方が異なることを発見したと発表した。 同成果は、京大大学院 医学研究科の花川隆教授(NCNP IBIC先進脳画像研究部 特任部長兼任)、産業技術総合研究所の笠原和美研究員らの共同研究チームによるもの。詳細は、英科学誌「Nature」系の生物学を扱うオープンアクセスジャーナル「Communications Biology」に掲載された。 BCI技術は脳機能を代替する技術として期待されており、BCI技術が完成すれば、病気や怪我によって手足の動作が不自由になった人が、身体を動かさなくても頭の中で想像するだけで、PCなどの情報機器を使えるようになることなどが期待されている。また、BCIで駆動するロボットアームなどで脳卒中患者のリハビリ
こんにちは、東京大学の池谷裕二先生の研究室で脳と人工知能の研究をしている紺野大地と申します。 「脳とコンピューターをつなぐ」ことを目的にイーロン・マスクが設立した会社Neuralinkについて書いた昨年の記事やツイートを多くの方に読んでいただき、大変感謝しています。 イーロン・マスク率いるNeuralinkにより、Brain Machine Interfaceの発表が行われた。要点は以下。 ・髪の毛より細い電極1024本を脳に埋め込む ・それらの電極で脳波を記録する ・電極で脳を直接刺激することもできる ・これらをiPhoneのアプリ上で操作できる ・来年(!)にヒトでの臨床試験を開始する pic.twitter.com/wVCXxYhZCi — Daichi Konno / 紺野 大地 (@Daichi__Konno) July 17, 2019 本noteではその内容を振り返りつつ、去
Elon Musk demonstrates Neuralink’s tech live using pigs with surgically implanted brain-monitoring devices Elon Musk-founded Neuralink has made headlines over the past many years around its efforts to develop a new kind of interface between the human brain and computing devices. On Friday, the company provided a demo of the technology, and Musk kicked it off by saying that the purpose of the entir
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