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戸田山和久に関するsakstyleのブックマーク (7)

  • Daily Life:戸田山和久『科学的実在論を擁護する』書評

    March 27, 2016 戸田山和久『科学的実在論を擁護する』書評 戸田山和久『科学的実在論を擁護する』名古屋大学出版会 2015 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0801-3.html 書は戸田山氏による格的な科学的実在論の研究書である。 まず、日語でよめる実在論論争史の紹介として、現時点で書がもっとも充実したものだということは間違いない。20世紀における論争の紹介内容は、シロスのScientific Realism: How Science Tracks Truth (Psillos 1999)という定評ある研究書を下敷きにしていることもあり(これについてはあとで触れる)、信頼性は非常に高い。また、21世紀になってからの動きとして、チャクラバティの「半実在論」(semi-realism)やスタンフォードの「新しい帰納法」など

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    sakstyle 2016/04/02
    “まあわれわれの共著は戸田山それほど気乗りのしない仕事だったのだろうなと今になって思う。”
  • Daily Life:『哲学入門』(2)

    April 26, 2014 『哲学入門』(2) 前項 http://blog.livedoor.jp/iseda503/archives/1805752.html のつづき。 第四章 第四章は、このの中で一番、何をめざして何が行われているのかがよくわからない章だった。第三章の最後のところ(p.190)で、第四章の作業は「心も表象も意味もない世界を前提して、そこに表象がどんな風に湧いて出てくるのかのシナリオを描く作業」だとまとめられている。しかし第四章がどういう意味で「どんな風に湧いて出てくるのか」についての議論なのか。これをもう少し言い換えて、p.199では「志向性モドキから正真正銘の志向性を持った私たちの表象(志向的表象)がどのようにして出現したのか、あるいは出現できるのかを考える」というのがこの章の仕事だという。「どのようにして出現したか」と「どのように出現できるか」は全然違う問い

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    sakstyle 2014/04/26
    伊勢田さんによるツッコミその2
  • Daily Life:『哲学入門』(1)

    April 26, 2014 『哲学入門』(1) 哲学入門 (ちくま新書) [新書]戸田山 和久筑摩書房2014-03-05 戸田山和久『哲学入門』。いただいてから読み終わるのにずいぶん時間がかかってしまった。 すでに多くの人が指摘していることだが、『哲学入門』というタイトルではあるものの、一般に言われるところの哲学の全体像をつかみたいという人が読むように書かれたではない。しかし、戸田山さんが哲学だと思うものの全体像をできるだけまんべんなく描き出そうとしているという意味では、まさに戸田山さんによる「哲学入門」以外のなにものでもないという言い方もできる。 書は哲学があつかってきたもの、その中でもとりわけ自然科学にのりそうにない「意味」とか「目的」とか「自由」とかを自然科学の枠組みの中におき直そうという試みで、『自然主義哲学入門』とでも呼ぶべきである。もう少し正確に言うなら、『認知科学に

    Daily Life:『哲学入門』(1)
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    sakstyle 2014/04/26
    伊勢田さんがツッコミいれまくっているw
  • 戸田山和久『哲学入門』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    哲学入門 (ちくま新書) 序 これがホントの哲学だ 第1章 意 味 第2章 機 能 第3章 情 報 第4章 表 象 第5章 目 的 第6章 自 由 第7章 道 徳 人生の意味――むすびにかえて 参照文献と読書案内 あとがきまたは謝辞または挑戦状 意味や情報などあるのかないのかよくわからない「存在もどき」を科学的な「モノだけ世界観」の中に位置付ける自然主義の壮大なプロジェクトを展開した哲学入門。「情報」「機能」などちょっと普通の哲学入門には無いような章立て。後半は戸田山自然主義の立場から「自由」「道徳」を論じる。野心的でおもしろい。 で、終わらせてもいいんだけど、ちょっと気になる点。いろいろ考えていたらあまりまとまらなくなってきたので、うまく違和感を表現できるかわからないが書いてみる。 戸田山氏は古典的な分析哲学がやってきたとされる「概念分析」に代え、大事なのは事象そのものを解明する理論構

    戸田山和久『哲学入門』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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    sakstyle 2014/03/11
    “意味や情報などあるのかないのかよくわからない「存在もどき」を科学的な「モノだけ世界観」の中に位置付ける自然主義”
  • Daily Life:「科学的思考」のレッスン

    November 28, 2011 「科学的思考」のレッスン 「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス (NHK出版新書) 著者からいただいた。ありがとうございます。 第一章から第六章までは科学哲学の紹介、第七章から終章にかけては科学技術社会論の紹介、という構成になっている。科学哲学的な内容としては、境界設定問題、科学的説明、検証理論などのオーソドックスなテーマを取り上げているのだが、「科学的思考」とは何かを考える、という問題設定の下に非常によく消化されていて、「無理に科学哲学にこじつけました」という感じはまったくない。特に、「科学的説明」という、科学哲学の定番の話題の中でもどちらかというと玄人好みの(言い換えれば哲学者以外にとってはどうでもいいような)話題をこの流れの中に自然に組み込んだ第三章は工夫が光る。第六章では「共通原因の原理」が(その言葉は使わずに)解説されている

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    sakstyle 2011/11/28
    「第一章から第六章までは科学哲学の紹介、第七章から終章にかけては科学技術社会論の紹介、という構成になっている。」「第六章全体が(略)実験の方法論や統計の読み方といった話題の解説」ICRPの話もあるらしい
  • <分析>哲学者・戸田山和久著作ダイジェスト - Repeat The Ending

    さしあたり更新おやすみ中です。 戸田山和久さんはいわゆる分析系――戸田山さんや飯田隆さんにいわせると「分析系」とひとくくりにすることが今や期限切れということになるのでしょうが――の哲学者で、単著ではかなり一般向けのを書いていて、マニアックなトピックは雑誌やアンソロジーで扱っているという印象です。『科学哲学の冒険』などで戸田山さんは<分析系>の哲学者としては有名なほうだと思うのですが、論文の多くは一般読者の目にとまりにくいところで書かれてたりするので、その全貌がちょっとわかりづらいことになっていると思います。せっかくファンになっても単著で止まってしまうのはもったいないと思い、そこからディープな戸田山ワールドへ進んでいけるようこれまでの仕事に少し光を当てられたら、と思いました。 容易に入手できるもので哲学関係のものはほとんど読んだと思いますが、もちろん見逃しがある可能性はあります。なお、読ん

    <分析>哲学者・戸田山和久著作ダイジェスト - Repeat The Ending
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    sakstyle 2011/07/06
    うお、なんだこれ、すげーな
  • 【報告】第6回こまば脳カフェ | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    12月22日、第6回こまば脳カフェ・クリスマス特別版「哲学×脳科学」が駒場生協堂3階(駒場コミュニケーションプラザ3階 交流ラウンジ〕で開催された。これまでの脳カフェでは主に脳科学の若手研究者をゲストに迎えてきたが、今回は、「哲学」を専門とする河野哲也さんと戸田山和久さんのお二人がゲストとして、さらに「脳科学」を専門とする大学院生の飯島和樹さんが指定討論者として参加した。 今回の企画は第1回目のゲストであった菅野康太さんがファシリテーターとして企画側にまわって「哲学」と「脳科学」のあいだでどのような共通点や相違点があるのかを明確にしながら対話をすることを目指した。魅力的なテーマとゲストのおかげで多くの参加者が集い、カフェとは雰囲気が遠くなってしまったが、哲学と脳科学のあいだをめぐる刺激的な議論がかわされた。 まずは河野さんによる話題提供「脳科学者がなかなか答えてくれないこと」からスタート

    【報告】第6回こまば脳カフェ | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
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