深セン蛇口郵船母港で実施された世界初のeVTOLによる都市間横断のデモ飛行(2024年2月27日撮影、資料写真)。(c)CNS/陳文 【3月15日 CNS】中国企業が開発した5人乗りのeVTOL(電動垂直離着陸機)「盛世竜」が最近、広東省(Guangdong)深セン市(Shenzhen)の蛇口郵船母港から飛び立ち、約20分の飛行の後、珠海市(Zhuhai)の九洲港に着陸した。地上での車両移動で2.5~3時間かかる距離が空中移動では約20分に短縮された。これは世界初となる都市間eVTOLのデモ飛行成功を意味する。 eVTOLは「空中タクシー」とも呼ばれ、無人運転ができる上に空港や滑走路は不要だ。ヘリコプターのように垂直に離着陸し、空中で固定翼飛行モードに切り替えることができる。 この技術は、都市内および都市圏間のポイント・ツー・ポイントの移動を実現することを目指しており、将来的には空中移動の