自宅に飾っているSNSのアイコンを紹介するホウボウさん。化石や図鑑、顕微鏡など、探究心をくすぐるアイテムが描き込まれている(アイコンは恐竜イラストレーターのケータさん作) 「鉄道の子ども向け雑誌はあるのに、なんで恐竜のはないの?」。そんな思いから、親子向けの恐竜情報サイト「探究舎」を自力で作ってしまった2児の母がいます。東京都世田谷区の主婦、ホウボウさん=ペンネーム=(38)。 「恐竜キッズの入学準備」「恐竜ホテルの宿泊ルポ」など、親ならではの視点を生かした記事が特徴で、最高で月間19万PVを記録する人気サイトに成長しています。 IT知識も取材経験もゼロの「普通のお母さん」だったホウボウさん。転機は、コロナ禍の「不自由」から、生き方を見つめ直した体験にありました。 寝かしつけの後にコツコツと 「探究舎」は2021年4月に開設。「毎晩、子どもを寝かしつけてから1人で起きて、記事の執筆や更新作