2023-01-07 開始 2023-01-08 読了 グライス 理性の哲学: コミュニケーションから形而上学まで 作者:三木 那由他勁草書房Amazon 前著(『話し手の意味の心理性と公共性』)は著者が書いた博士論文の内容を一般向け書籍にしたものらしかったが, この本はそもそもその研究テーマの土台になっていたグライスという研究者の思考を解説するもの...と期待 前著の読書メモ: memerelics.hateblo.jp グライスはオックスフォードの日常言語学派の一人とされている が, 日常言語学派の考えに批判を加えたりしているので外から見るとそこから離れたように見える. ただ当人的には一員だと思ってる グライスは基本的にオースティンの哲学を土台にしている. 日常言語を観察して分析, そこから哲学を行う. オースティンの主催する "土曜朝の会 (Saturday Mornings)" に