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生物と心の哲学に関するsakstyleのブックマーク (3)

  • 異なる道筋で進化した「心」を分析する──『タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源』 - HONZ

    タコというのはなかなかに賢い生き物で、その賢さを示すエピソードには事欠かない。 たとえばタコは人間に囚われている時はその状況をよく理解しており、逃げようとするのだが、そのタイミングは必ず人間が見ていない時であるとか。人間を見ると好奇心を持って近づいてくる。海に落ちている貝殻などを道具のように使って身を守る。人間の個体をちゃんと識別して、嫌いなやつには水を吹きかける。瓶の蓋を開けて、中の餌を取り出すことができるなどなど。 タコには5億個ものニューロンがあり(これは犬に近い。人間は1000億個)、脳ではなく腕に3分の2が集まっている。犬と同じニューロンってことは、犬ぐらい賢いのかなと考えてしまいそうになるが、タコは哺乳類らとは進化の成り立ちが根的に異なるので、単純な比較は難しい。では、いったい彼らの知性はどのように生まれ、成り立っているのか。神経系はコストの高い器官だが、それが結果的に生き残

    異なる道筋で進化した「心」を分析する──『タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源』 - HONZ
    sakstyle
    sakstyle 2018/12/16
    タコは何故多くのニューロンを持っているのか→被捕食者との関係が一種の社会的行動? 動きの自由度の高い身体を統御するため?/史上最初の「主観的経験」は?など
  • 道具作るカラス、「リバースエンジニアリング」で作製 研究

    小枝を使って、穴から虫をかきだそうとする、南太平洋のニューカレドニアに生息するカラス「カレドニアガラス」(2005年6月30日撮影)。(c)Biosphoto / Nicolas-Alain Petit 【6月29日 AFP】南太平洋のニューカレドニア(New Caledonia)に生息するカラス「カレドニアガラス」は、小枝をかぎ針のような形に細工したり、その他の道具を作ったりするのに心的イメージを利用しているとする研究論文が発表された。進化生物学の議論を刺激する今回の研究結果は、賢いことで知られるカラスが有益な道具のデザインを次世代に伝承することを示唆している。情報の伝承は文化の顕著な特徴の一つとされる。 論文の共同執筆者で、ニュージーランド・オークランド大学(University of Auckland)言語認知文化研究所の所長を務めるアレックス・テイラー(Alex Taylor)氏は

    道具作るカラス、「リバースエンジニアリング」で作製 研究
    sakstyle
    sakstyle 2018/06/30
    カレドニアカラスは、目の前にお手本がなくても心的イメージを用いて道具を作れるという実験
  • 池上高志「動きが生命をつくる」 - モナドの方へ

    池上高志を知ったのは茂木健一郎による芸大授業のmp3だった。複雑系の専門家でありながらアートにも造形が深くて、ただの学者ではない、一筋縄ではいかない印象を持っていた。 主著があったら読みたいなと思っていたんだけれども、ついに単著が出たということで手に取った次第。 自律したシステムをいかにして構成してゆくかをテーマにしていて、その手探りをしている感じが、非常によく現れている。 計算能力の向上によりコンピュータシミュレーションの精度は飛躍的に向上した。そのなかでカオスや複雑系のシミュレートが盛んに研究されている。そんな背景を確認しながら、人工生命の基礎とも言えるライフゲームについて語っている。また機械的なミニマムモデルを発展させていって生命へと近づけようとするブライデンベルグの研究を紹介し、そこから生命とは何かを探ってゆく。 このあたりは、さながらマーヴィン・ミンスキーの「心の社会」を思わせる

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